動物園前

かんむりや 5月

久しぶりに行く山王にある驚きの店。でも最近繁盛しまくっていて店が綺麗になってたり整理整頓されてたり普通の飲食店みたいになってたり店主がおしゃれになってたり・・・アベノハルカス効果か・・ちょっとおもしろないけど客層もいろんな方がいつもいててそれなりに楽しい。。

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生ビールで友人と乾杯をして常連の客とアホな話を30分くらいして楽しく過ごす。

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何を注文しても安いんだけどすべて価格以上の価値はある.ニラの玉子焼き180円、湯豆腐100円、一銭洋食100円はとてもお勧め。店主の籾さんはミュージシャンでもあり実業家でもある。

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店は雑然としてるんだけどそれなりに清潔でもある。神経質な人は少し無理かもしれないな。店主の籾さんのキャラとその面白トークや下ネタもまあまあ面白い。

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名物のテディーライス300円。スープカレーみたいな感じだけどしっかりと本だしが効いていて味も深い。最近は鰹節がトッピングされるようになった事に驚く。この日は御飯があったけどないときは米をといで炊き始めるところからスタート。でも大体45分くらいでは何でも出てくる。

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最近籾さんがおしゃれになってきたんで「嫁さんもらったんか?」と聞くと「いやいやそんなわけありませんわな」と言っていた。

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チーズ130円は黒ごまがかかる。胡麻のかかったチーズは初めて見た。特に違和感はない。

このほかにも具は卵とネギのみでゴマ油で風味付けしたシンプルな焼飯の「そめすけ焼飯150円」も知る人ぞ知るスペシャリティ。そんなこんなで2時間ほどいて会計は一人700円。こうして西成の夜は更けて行く。

大阪市西成区山王1-4-16
06-6646-3558
14:00~23:30


カテゴリー 天王寺/阿倍野, 動物園前, 居酒屋 |

すし寛 5月

友人女性2人と共に個人的にヘビーユースする西成の飛田商店街にある表記の店を訪問。天王寺美術館で「山の神仏」の特別展を見て早い時間に小上がりをリザーブ。最近はこの店に月に一回くらいのペースで気の置けない友人と訪問している。

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店は地下鉄動物園前駅から徒歩5分。今や観光地となった新世界界隈よりも数倍ディープな空気をくぐりながら商店街を南下。

しばらくすると見るからに大衆的なファザードの店舗が見える。お店は10席くらいのカウンターと4人掛けの小上がりテーブル席が3つ。客層はスーツ姿は私だけで結構家族連れも多い。カウンターお一人様もよく見かける。

大きな水槽にはこの日は3キロオーバーの天然とらふぐや平目などがわんさか入る。メニューには一切価格表記なし。ネタケースにもキンキやのどぐろなどの高級魚がぎっしりと姿のままで陳列される。創業60年の老舗は現在イケメン若大将と素晴しい気配り目配りの奥さん、72才のお母さんの完全家族経営。この日は娘さんもアルバイトで3世代でお客様をアットホームな雰囲気で温かく迎えられていた。

いつもお母さんにしょうむないお土産を持って行くんだけど(この日はビスコ)予想以上に喜んでくれるのでとても嬉しい。

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ビールで乾杯してこの日も好きなものを好きなだけ頂く。車エビの炊いたんはしんみりした甘い味加減に柚子の香りがアクセント。海老好き星人の私はとても嬉しい。

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続いてトコブシを所望すると超巨大なアワビ状のものが2個登場。一緒につく子芋や筍の炊いたものもかなり美味しい。仕入れの目利きに感動する。

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マナガツオの西京焼も所望する。甘鯛とどちらにしようかと迷ったがこれで正解だった。魚の美味しさもさながら味噌の加減がとてもいい。「浦霞」の冷やを合わせるとすこぶる美味しい。何を食してもネタがすこぶるいいのにいつも驚く。

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続いて毛蟹を所望。自分で食す場合剥きながらになるので集中して味わう事が出来ない。。堅蟹ではないけどしっかりと身も詰まってみそもたっぷりあって大満足。殻に白鹿の燗酒を注いで頂く。。いわゆる甲羅酒。

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水槽に泳ぐかなり大きなオコゼ君と目が合ったのでさばいてもらう。最近は漁獲も少なくて超高級魚。この日頂いた400グラムオーバーのものは仕入れ値で3000円くらいはする。

「値段高いだろうな」「破産しないかな」と言ってたら女将さんがすかさず「ここはすし寛だから大丈夫!」との答え。

オコゼは別名「山の神」と言われていてこの日に見学した美術展と同じ名前ということに一人で感慨に耽る。

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オコゼ君がなかなかいい顔なので食べながら知り合いの〇〇さんに似てるなとか考える。淡白な白身なんだけどほんのりとした上品な甘味が比類なき旨さ。オコゼは雑菌をとる為に塩水で身をさっと洗うんだけどそうする事で余分な脂が抜けて甘さが余計に引き立つ気がする。白身魚のキングオブキング。

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オコゼの三種の神器と言われる皮とキモと胃袋。胃袋は昔から妊婦の母乳が出る薬として有名。オコゼの肝は勢力が旺盛になるとも聞いたことがある。ポン酢で別に出して頂く。どれもが美味しすぎる事に感動。

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頭や尾びれは唐揚げとなって再び登場。ちゃんと行き届いている事に驚きと感謝。この頃になるとお店は超満席。カウンターの中ではご主人とベテラン調理師2名がフル回転。出前の注文もあるのでかなり忙しいんだけどすべての客にカウンターからもちゃんと接客されているのに敬服する。

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しこたま食べて飲んでやっと寿司を握ってもらう。マストアイテムの巨大な甘エビと甘酢で炊いた白板昆布に生姜をはさんだトロトロの締め鯖。自家製の烏賊の塩辛の三種盛り。日本酒がどんどんすすむものばかり。

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大好物のタイラギ貝。煮詰めと塩と煮切り醤油の3種類のお味。営業開始時間が16時なんでその時間に入店すると確実に入る事が出来る。前日までの予約は基本できないシステム。。

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淡路島の雲丹を発見したので胡瓜巻と一緒に箱ごと所望する。いわゆる大人注文なり。

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自分で作る雲丹胡瓜巻。淡路の由良の黒雲丹と呼ばれる赤雲丹は口に広がる磯の香と昆布の香り。ミョウバンの味も全くなく上品な甘味が口にぷわ〜と広がるのが特徴。

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玉子〆は玉子焼き。砂糖も入っていて煮詰めの甘さも悪くはない。焼きたてでふわふわでこれで又一合冷酒を注文する。実に酒がすすむ玉子焼きなり。お腹もパンパンになってお支払い。いつものように相場の半額。。そりゃ繁盛するわな。。

大阪市西成区太子1-15-2
06-6641-6654
15:30〜24:00
月休


カテゴリー 動物園前, 寿司 |

すし寛 3月

動物園前駅徒歩5分のヘビーユースする西成の超繁盛寿司店。新世界界隈よりも数倍ディープな空気が溢れている動物園前商店街を南下する。商店街には少し違和感のあるオッサンやオバハンが多数いらっしゃる感じ。緊張しながら移動するべし。

この日はブラインドのラン友と久しぶりに会食。基本予約は取っていないので満席かと思いながら訪問するとちょうど客が帰ったところで「ラッキー!」といいながらカウンターに座る。

超高級大衆寿司店と個人的には呼んでいる。大きな水槽には4キロオーバーの平目や河豚、大きなオコゼがうようよ泳ぐ。メニューに価格は一切表記していないがすべては安心価格。

4人掛けの掘りごたつの小上がりには家族連れ、カウンターには個人客と超満席状態が終日続く。カウンターの中では若主人と2人のベテラン調理師。若奥さんを中心に女性が3人でフル回転サービス。寿司以外の旬の魚を使った肴がなにを食しても美味しい。その日のお勧めがホワイトボードに記してあるんだけど種類が多過ぎて好きなものを好きなだけ頼むのがいい。

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ビールと一緒にまずはスケソウ鱈の卵の炊いたもの。。甘くて辛くてとっても美味しい。手前の角のようなものは平目の卵を炊いたものを特別サービス。こんな気配りがとっても嬉しい。あしらえは椎茸と菜の花と子芋。

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国産筍の炊いたのも所望する。柔らかくてとっても美味しい。。寿司を握る係のおじさんと活け魚をさばくご主人と揚げ場担当のおじさんのよどみのない動きが素晴しい。
仕事をしながらお客さんの相手をしてしゃべりまくるこのスタイルは創業60年の年期を感じさせる 。昭和の料理屋さんのいいところだけど凝縮した感じである。お店で働く方々が皆さん優しい。いい空気が充満している。。

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店主お勧めの天然ブリのお造り。養殖魚と違ってぎとぎとしていない。あっさりとして澄んだ味の脂はいくらでも食す事が出来る。甘口の燗酒と共に頂くと至福の時間となる。マグロのトロのジュワッとした脂の溶け方ではなく静かな旨味が後口に残る。

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かなり大振りの天然鯛の刺身はビロードのような舌触り。上品な白身の味を堪能する。鯛がこんなに美味しいと思ったのは初めて。卵を持つ前で今が一番鯛のおいしい時期だと思う。

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アンキモは大振りに切られて提供。臭みなどは全く皆無。日本酒と最高のマリアージュ。こういう本物をたっぷりと食せるお店が今まで全くなかったな。

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メインは河豚の酒蒸しを所望する。骨についた大振りの身を手でつかんでむしゃぶりつく。豆腐にも河豚のエキスがうつってとても美味しい。普段はてっさか唐揚げしか食さないけど酒蒸しもいいなと再確認。難はお酒が進みすぎる事。

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巨大な甘エビはいつも頂く定番。デカすぎで新過ぎの一番ネタ。いつも〆で頂く。。

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最後に大振りの穴子を頂いてお腹いっぱい。食べたいものはまだまだあるけど次回までお預けなり。友人も大喜び。ビールと日本酒を一人3合頂いて会計は一人6500円。相場の半額・・・・

大阪市西成区太子1-15-2
06-6641-6654
15:30〜24:00
月休


カテゴリー 動物園前, 寿司 |