北浜

十六夜

23日(土) 北浜でライオンズクラブの会食会。。。時間があったので近くのマグノリアという店でひとやすみ。。 そういえば自宅の庭にもマグノリアがあったこと、春先に咲いていたけどそれを今まで愛でる暇がなかったなとコーヒをいただきながら考える。。。 昨年から始まった北浜テラスで泉州の魚を食べさせてくれるお店で夏の間だけ土佐堀川沿いに床が造られていてそこで食事をいただくという趣向。。阿倍野にも系列店がありそこにも過去に行った記憶がある。今回は店主に無理を言ってデラックスコースで飲み物込み6000円の予算。 隣の花外楼は以前踊りの会で行った記憶があったな。。。 雨だったら店内での食事となる予定だったが私の行くところ雨が降らないといわれており(笑) 晴天の中、オフィス街のど真ん中で涼を取ることが出来た。 sakiduketukuri.JPG 先付けはアスパラ豆腐。。。(でもあんまりアスパラガスの味はしなかった)お造りはツバス(ハマチの小さいの)は新鮮かつ脂がのっているのにあっさり。。。天然の魚ってやっぱ旨い。。。マナガツオはお造りで食べたの初めて~と言う方続出。。。剣先イカは新しくてコリコリ。。。 この店の価値ここにありって感じだった。。ロケーション負けしていない料理の内容。 kesiki.JPG 夕暮れ時の大川は実に情緒がある。。川面を通る風も気持ちがいい。。。 夏の匂いを感じながら美味しい料理とお酒は本当にたまらない。。 zensaimoriizayoi.JPG 前菜の盛り合わせとハイボールでしばらく時間が持つ。。 活海老と活タコのボイル。自家製の鴨ロース煮とチーズフライ。出し巻と鶏の八幡巻きなど手の込んだ仕事をちゃんとされているのに感心する。 hamofukafugu.JPG 今が旬真っ盛りの鱧の梅肉とフカの酢みそ掛け。。フカは新しく臭み全くなし。。。かなり旨い。。これも食べるの初めて―って人ばかり。。 これぞ泉州!って感じのものをしっかりと揃えられている。。。                                                                                        夏河豚の唐揚げもシコシコして味も深くとてもうまい。。。地元でとれるサバフグらしい。。新しいからしょむないトラフグよりも絶対に旨い。。 inunakipo-ku.JPG 泉佐野産の犬鳴きポークの香味焼きと大アサリの焼きもの。。。この頃になると日も暮れて中ノ島もライトアップ。。。                                                         凄くいい感じとなる。。。多分デートにはもってこいの雰囲気であろう。。 hamogohanaisu.JPG 最後は焼き鱧のご飯とアイスのデセール。。。 週末なのに私が無理を言って川沿いフロアすべてを貸し切りにさせていただき恐縮であった。。。。 料理の内容も価格も雰囲気も大満足。。。 大阪市中央区北浜1-1-12 06-6208-7078

十六夜 北浜店 (和食(その他) / 北浜駅なにわ橋駅淀屋橋駅


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ラ ペティ ロ アラ ブッシュ 11月

京阪電車・地下鉄堺筋線の北浜駅から徒歩5分のここ数年よく行くフレンチレストラン。 近所の新進気鋭の若手シェフの店が数店できているが野菜づかいの妙とオーセンティックな調理が46歳の疲れた胃腸に合う気がすることとマダム含めたメートルの嫌みのないサービスがお気に入り。。 シェフは名門旧ホテルプラザ出身。 amusu.JPG シャルルラフィットの辛口シャンパンで乾杯の後、アミューズはサザエを柔らかく炊いたものを焼菓子に乗せたもの。。。シャンパンとともに胃が活性するのがわかる。。 kanizensai.JPG 前菜その一は毛ガニのサラダ仕立ての上に温泉卵とマスタードのドレッシングがかかったもの。。 カニ好きの私にはたまらない献立。。。マスタードの酸味と温泉卵のまろやかさと毛ガニの甘さの混合はシャンパンとともに至福の時間をもたらす。。 omaruzensai.JPG 前菜その2はオマールエビと野菜のサラダで契約農家で作る唐辛子やカブや大根などを絶妙に火入れしたり生で食したり・・・野菜の旨さを知り尽くしたシェフの真骨頂の料理である。。 オマールはソースアメリケーヌと泡のソースともう一つ別のソースで変化を楽しめるようになっている。。 白ワインはプイィフュイッセテートドクリュを所望。。比較的手ごろな価格だがしっかりとした味わい。。 kurisupu.JPG 温泉卵の入ったクリのスープは香りが立ちまくってまさに秋を感じさせる。。ベーコンの泡が塩気を足して 実に絶妙な味のバランスである。 kuekue.JPG 魚料理はクエのソテーのブールブランソース。。。こういう普通のソースが妙に落ち着く。。。 クエの身ががさっぱりしすぎていたのは残念。 ginkamo.JPG メインはいつもおなじみの青森産の銀の鴨のアロゼ。。。 鴨の身はどこよりもうまい。。。関西近郊の鴨も最近よく食すが肉の質がまず決定的に違う。。。 鴨のジュを旨く煮詰めたソースももはや鉄板である。 ミディアムボディのムーランナヴァンもどんどん進む。 sorube.JPG スパイスのシャーベットも秀逸。 11deseru.JPG デセールはキャラメルで煮込んだ洋ナシにキャラメルアイスを乗せたもの。 6種類から選べるがすべて超ハイレベル。盛り合わせが好きな方は別ですが、ここのデザートはどこよりも格別。一皿としてのクオリティが確実に高い。 結構全体的にボリュームがあるけど、爽やかで繊細なので食後もすっきり。 接客は良く気が付くし、客単価を上げようとするやらしさもない。。。いつも気持ちよくお店を出ることが出来る。。。今日は8400円のコース。。(サービス料別途)しかしコストパフォーマンスはかなり高いと思う。 シェフもいつもお見送り。。。ありがとね。 大阪府大阪市中央区今橋2-1-10 ダイセンビル1F 06-6208-1808


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ラペティ・ロアラブッシュ 5月

最近知人によく聞かれるのがこのブログはどうして他のグルメブログとリンクしたり人気を出すための投票とかしないのといわれる。またどうせだったら食べログなどにも一緒に出せばいいのにともいわれる。 いつも答えるのは同業者の立場で見ると、さまざまな理由でその店のコンディションの悪い時もあるだろうし、仕入れがうまくいかない場合も飲食店にはよくある話でそのたびに自身の主観でいちいちけなしていては逆の立場であっても面白くない。。実際いろいろなところで食事をしてこのブログに掲載するのは3割ほどである。更新する体力の限界もありいろいろな方に応援いただいているのであるが今で精いっぱいというところである。 せやけどこのブログを見て新しいお客さんがお店に来てくれたよ、という店主の声を聞くと実にうれしく、また「この前にブログに掲載していた店にいってきて、○○○をいただいてきて本当においしかった。」という声を聞くと小さな喜びと継続は力ということを実感させていただく。 今日は知人のプライベートのお祝いで北浜のラペティ・ロアラブッシュに訪問。 このお店は盛り付けの美しさやソースの軽さ、野菜の旨さなどいいところ満載。。それでいて堅苦しくなくグランメゾンにありがちなシーンとした重い空気やホテルのダイニングにありがちな慇懃さは全くなくここという時のお店として最近よく利用させていただいている。 アミューズは「サザエの柔らか煮、パセリとバターのソース」熱々の容器に入ったサザエは下煮してあり超柔らか。。世間によくあるエスカルゴソースを上品にした感じ。サザエの磯臭さがなくなっているのに驚く。シャンパーニュのシャルルラフィットでいただく。 amuzurape.JPG 前菜はオレンジのガラスの皿なので写りがいまいちであるが、毛ガニと柔らかく炊いたアワビが入ったサラダ仕立ての逸品にコンソメゼリーをぶっかけたもの。やもすればあっさりしすぎるところであるがコンソメのたんぱく質の深みがいいアクセントになる。のっかっている野菜はワラビとスナップエンドウ。。 うっとりとしてしまう。。。 zensai1rape.JPG ここですかさず白ワインに切り替える。ル・ジェド・シャトーギローでほのかな蜂蜜と樽の香りがかなりいい。それなりの口の中での重みがこのワインが上質であることを示している。ソムリエのベストチョイスに感激する。 次の前菜は石の皿に盛り付け。まさに絵画の様な一皿。ぶっとい白アスパラはグラタン仕立て。グラタンソースにかかった生ハムのみじん切りがこれまたナイスなアクセント。絶妙な火入れのオマールエビはシコシコでかつ柔らか。根セロリのソースと相性抜群。みじん切りにされたラディッシュも旨み最高。 zensai2rape.JPG ぱっと見は何か分かんないが貝づくしのカクテルサラダでこれが本日の最高の秀逸作品。こんなの初めていただいた。アワビ、ホタテ、鳥貝、ほっき貝、ムール貝などの6種類の貝に青さのりを浮かべたカクテルスープ。 塩っけが強いんだけどたぶん計算された塩分濃度である。柚子の香りもいい。目をつぶれば地中海が見え波の音が聞こえてきそうな料理である。口の中が海水浴で海水飲み込んだ状態。。(そこまでは塩からくないが)それを白ワインで中和させるまさにディスイズ・プロバンスの味わい。。 貝好きの私にはたまらんって感じ。。。。 zensai3rape.JPG 魚料理は「甘鯛のコンテパナードグラッセ」甘鯛は魚ではないくらいにふわふわに火入れされ皮はチーズの粉がかかってパリパリ。こんな繊細な魚料理食べたことない。。これをホウレン草の緑のソースと。リンゴと根セロリの甘いソースと甲殻類のアメリケーヌソースでいただく。なんとも複雑な味わいだが雑味は一切ない。これも付け合わせの野菜バリうま。 sakanarape.JPG 肉料理はこの店でいつもいただく大好物の青森産の銀の鴨のロティー。 聞いた話では世界中に鴨の種類って200以上あるらしい。 野生のマガモや合鴨もそれはそれで旨いのだがフランス王侯おかかえの料理人たちが、数十年に及ぶ長い年月をかけ、最高の味を持つ鴨に改良したバルバリー種は肉の旨さが私好み。 直輸入のシャラン産の鴨を今や凌駕する。この鴨も最近あちこちのレストランでいただくことも多い。平成4年には皇太子、雅子様のご結婚の儀で「付け焼き鴨」として用いられ、以来、宮内庁の御用を承っているとも聞き及ぶ。 ここでワインはシャトーモンチェスにチェンジ。鴨肉に相性抜群。トムクルーズが愛飲するマディラン地方の隠れた逸品。タンニンきつくカシスの香り。舌が真っ赤に染まるナイスマリアージュ。 kamorape.JPG そのあとマーマレードがかかったソルベをサクッと口直しにいただき。 sorube.JPG ワインをムーランディッサンに変えてフロマをいただく。嗚呼幸せはここにあり。。 furoma-ju.JPG 数あるデザートの中でチョイスしたのは前にもいただいたことのあるリンゴのタルト。 しかしながらもうお腹いっぱい。。 rinngotaruto.JPG 小菓子をいただいてご馳走様でした。 minikasi.JPG 最初から最後まであっさりと軽やかな味付け・・・・・・・野菜をはじめとする食材にしっかりとしたこだわりがあり繊細なシェフの感性がお皿の上に美しく表現される。いつもマダムは見えなくなるまで見送ってくれる。少し恐縮。。。。今日は8400円のプチコース。 詳しくはこちら 大阪市中央区今橋2-1-10 ダイセンビル1F  06-6208-1808


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