南森町

帝国ホテル大阪

会合で表記のホテルでディナーを食す。ホテルの宴会料理はこのブログではあまり掲載しないようにしているが備忘録を兼ねて少しだけ記す。

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最初の料理はマグロのミキュイのジュレ添えなんだけど僕がマグロ苦手なので手をつけずに下げて頂戴とお願いするとマネージャーらしき方がやってきて別の料理を出してくれたのは少し嬉しかった。オマール海老のゼリー寄せで普通に美味しかった。

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フォワグラのムース杏とトリフの風味香草サラダとともに。という前菜はこの日一番美味しかった。軽く仕上がったフォワグラのムースと甘酸っぱい杏の取り合わせはかなりいい。もう一方のトリフが乗っかったのもかなり美味しかった。

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「コクのある玉ねぎのコンソメスープ」。帝国ホテルのコンソメは昔から大好きなんだけどメニューにこんな感じで書かれたら少し興ざめ。でも水臭さや肉の臭みなど全く感じられない重厚でかつ軽やかな定石通りの美味しいコンソメスープでした。

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魚料理は真鯛のポワレ。バジル・オリーブ・トマトのアンサンブル。低温のスチームコンベクションで調理しているので身はしっとりしている。皮はぱりっと仕上がっている。三色のソースのコンビネーションなんだけど、でも特別どおって事はない。

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牛フィレ肉のグリエと温野菜。粒マスタードのソースはかなり美味しい。牛肉はオーストラリア産。旨味はかなり少ない。

デセールはモカコーヒーのムースと牛乳の泡ゼリーキャラメルチョコレートソース

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聖子ちゃんの歌もあって楽しいディナーでした。。


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叙々苑キッチン

知人のお通夜の帰りに扇町にある叙々苑のお弁当専門店で弁当を購入してイートインする。店の前をよく通っていたので前から気になっていた。。

叙々苑の弁当専門店は大阪ではこちらだけで関東では6店舗。焼肉店は現在関東では41店舗、西日本は5店舗売上高165億と言う破竹の勢い。芸能人ゴルフの叙々苑カップでも有名。総額3万円以上で大阪市内は配送してくれるらしい

気になる弁当の種類は一番廉価な「牛切り落とし焼きのせビビンバ」が1300円、「牛薄切り弁当」が1450円、「豚バラ弁当」で1450円、モモ肉らしき肉が6枚入った「焼肉弁当」が1800円、「ハラミ弁当」2200円、「カルビ弁当」2500円、「上カルビ弁当」3300円、「上ヒレ弁当」3600円、「特選ロース弁当」4000円、「特選カルビ弁当」4700円・・・・驚愕の値付けである・・・

多分一番無難で売れ筋であろう焼肉弁当1800円をしようがなしに所望する。店員さんはアルバイトが3名。網の上で肉を焼き焼きするんだけど特にどおってことはない。サイドメニューはサラダやチヂミ(800円)、キムチ(450円)など。。

途中で店員さんが冷たいお茶でいいですかと言って紙コップでお茶を出してくれる。
店内は当然私一人。。カウンタで壁に向かって一人出来上がりを待つ。。

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出てきた焼肉弁当に酸味のあるつけダレをかけて食す。御飯に上に肉が敷き詰めてあってキムチと大根のナムル、甘く炊いた豆と保存料の味がしっかりと効いた色を付けた蕗のようなものが副菜となっている。

肉の味はまあまあ。。。ニンニクがしっかりと効いて「叙々苑の味なんだなあ」と何となくそんな気になる。ニューオータニのお店は行った事はないけど(行きたくもないけど) 六本木の本店に行ったときに焼肉ランチが4000円くらいで夜もカルビやロースが1人前5000円くらいしてた記憶がある。コースで食べて支払額2人で5万円くらいしたかもしれない。

多分、世間相場の3倍の値付け。。このようなビジネスが出来るブランドをもつこの店が羨ましい。近くに関西テレビなどのマスコミ会社もありこのブランドがどこまで受け入れられるのかが楽しみである。

私自身も1800円使って出来上がった紙の箱に入った焼肉弁当を食して紙コップでお茶を飲んでる自分を客観的に見るととてもストレンジャーな人に見える。。

「叙々苑」で焼肉を食べたという事に価値を感じる人しか個人的には難しいかなと感じる。不味くはないけど叙々苑というブランドや情報を頭からはずして食べたらアンダー1000円の商品にしかならないなと実感する。

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ちなみに私どもが東大阪で経営する「満腹のりちゃん」の焼肉弁当は肉の量は2倍で税込み610円。。肉の質は落ちるけどタレの味は遜色なし。。負けんと頑張るで!

大阪市北区天神橋3-7-13
電話:06-6358-5529

叙々苑キッチン 大阪扇町店弁当 / 扇町駅南森町駅天満駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5


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ラポンヌターシュ

北区西天満の老松通りを北に入ったところで裁判所の裏側の最近出来た「老松 喜多川」、「イザイ」、「ピ グレコ」などの美食エリアにあるカウンター8席のフレンチレストラン。

食後のワインだけを頂きに遅掛けに訪問。東京三田にあるフレンチオブフレンチのコートドールでみっちり修行をした田村シェフのお店はシンプル&スタイリッシュ。ライブ感あるオープンキッチンなんだけど火口やオーブンもクラシカル仕様。

いまやどこの店にもあるスチームオーブンも使わない。お店はすべてシェフひとりでまわされる。

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ワインはブルゴーニュのピノノワールを所望。いつも同じものを頂くので好みがわかってらっしゃるのがありがたい。彼の師匠のコートドールの斉須さんといえばパリのランブロワジーを作り上げた方としてフランス料理界では知らない人がないくらい有名。古典的なフレンチを日本に持ってきたレジェンド的存在。

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名物の「赤ピーマンのムース」を所望する。料理を提供する田村シェフの所作はゆったりとしながらもテキパキして無駄がなく流れるよう。この伝説系の料理はディスイズコートドールと呼ばれるスペシャリテの再現。

クリームをいっぱい使っているので口当たりはふんわりして、まったりなめらかでコクがある。赤ピーマンのクセも少し感じられて敷いてあるトマトのソースの酸味がバランスよくて泣けるくらいいい。口に入れた瞬間に味がプワーっと膨らむ。

田村シェフはコートドールで前菜担当もしていたのでこの料理はコートドールそのもの。

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胡桃の入った人参のサラダはオレンジの皮の擂り下ろしとオリーブオイルで仕上げる。食感もよくてとっても爽やかな後味。

すべての料理が斎須シェフのスペシャリティーかその本質部分の再構築料理でメインディッシュのコラーゲンたっぷりのエイのバターソテーやソースがぎらぎら光る牛ほほ肉の赤ワイン煮は一見どこにもありそうな料理なんだけどどこにもない他店とは一線を画した仕上がりとなる。一言で言えば一見野暮なんだけどとっても美味しい料理である。

敬愛する帝塚山のビストロエピスの奥野シェフ同様にクラッシック料理の技法をきちんと身に付けているシェフは現在希有でありそれを変化させずに伝承する価値を世に生み出し続けているということについて敬意を表する。

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今年36才の田村シェフは結婚相手募集中。。温かい家庭を作りたいんだって。本人はとてもシャイで優しい方なのでいい方いたら釣書と共にペロペロのりちゃん宛に連絡ください。。ちゃんとご紹介しますね(^0-)-☆

大阪市北区西天満4-1-8
06-6312-1777
営業時間:18:00~23:00
定休日:日曜日


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