和食

ひろせ 4月

月初に献立が変わるのが楽しみで毎月通い詰める表記の和食店を訪問。東心斎橋の畳屋町の雑居ビル1階にある。若きご主人とホールの女性で運営。ご主人の丁寧な仕事を見て会話が楽しめるカウンターの真ん中の席が特等席。他店で15000円くらいの会席コースがなんと8000円で提供。
価値がありすぎるので最近は口コミでほぼ満席状態。

ご主人は西心斎橋のミシュラン店の「ゆうの」で修行をされたのだがすでに料理のパフォーマンスは修行先を超えたと私は実感する。日本酒もたくさんあってこなれた価格のお任せ生原酒と料理を合わせるのがいつも楽しみ。

先付けは肥えてパンパンに膨れた蛍烏賊と朝掘りの貝塚産の筍、独活、蕗に特製の木の芽味噌を掛けたもの。筍は湯がかずに蒸して調理。掘りたてならではのあくの少なさと柔らかさに驚かされる。この筍を頂いただけですでにノックダウン。。

 

2皿目の料理は明石産の鯛に自家製の唐墨を鋳込んで塩あられを砕いたものをつけて揚げたもの。金針菜とそら豆が添えられる。

刺身はのれそれ(アナゴの稚魚)の沖漬け、皮を炙って燻製をかけた鰆、生をさっと湯がいて炭火で炙って香ばしさを出した旬のとり貝。貝の下には肝を裏越したソースが敷かれる。大葉を射込んだ細魚、大きな切りつけの平目の5種盛り。

日本酒がドンピシャのハイレベルの刺身盛り。。

煮物椀は鯛の身がしっかり入った鯛真薯と旬の生若芽と蕨。。出汁の加減はいつもながら完璧。この刺身とお椀だけで店主の実力は計り知れる。

この日のお酒はすっきり辛口だけど芳醇で口当たりが優しい「谷泉」の特別純米酒を刺身に合わせて焼き魚は鳥取の「山陰東郷」の29BY生酛原酒をいただく。生酛生酒ならではのパンチのあるリッチな味わい。鴨肉にはなんと精米度90%というご飯と同じくらいの精米で作った島根の「ヤマサン正宗」を合わせる。野趣あふれる濃厚な味わいでジビエにぴったりの日本酒。

いつもながらワンランク上のセンスの料理に合った日本酒の仕入れに敬服する。

炭火で丁寧に焼き込まれた焼き魚は高価な北海道産の桜鱒。上品な脂分と皮目の旨味が秀逸。敷かれたソースは鯛の白子を裏越して塩と醤油で調味したもの。予想以上の美味しさに目が落ちそうになった。

極太のアスパラと糖度の高い高知産トマトに黄身酢を掛けたもの。ビジュアルも美しく黄身酢の美味しさは特筆もの。このように綺麗に色を出すのはかなりのテクニックを要する。

鴨と貝塚産の筍を炭焼きにしたもの。ソースは醤油と味醂と出汁を合わせたもの。双方の愛想も良くてマリアージュされた日本酒が進みまくる。

お酒が少し残っていたので酒肴2品を出してくれた。こんな小さな気遣いがとても嬉しい。鯨の骨の粕漬け・・・

山葵の茎の炊いたものもこの時期ならでは。。

食事は桜エビを唐揚げにしたものと豌豆の釜炊きご飯。ダイエット中なのでご飯のお代わりは泣きながら我慢する。

甘味はよもぎアイスを射込んだ最中とバルサミコソースを掛けた苺。最後まで全く手抜きなし。。この本格コースが8000円とは最高のコスパと断言できる。小さな店なので予約必須です。

食事の後はテキーラ専門バーを訪問。酔うためではなく味わうためのウイスキーのようなテキーラを少しずついただいて大人の時間を楽しむ。今日もとてもいい日でした・・・

大阪市中央区東心斎橋2-8-23イケダ会館1F
06-7713-0543
17:00~翌0:00

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いいくら

友人と西天満の標記の和食店を訪問。ご主人は北新地の人気割烹『纐纈(こうけつ)』さんのご出身。前回訪問してその仕事の丁寧さと美味しさに唸った記憶がありこの日もカウンター席をリザーブする。

コース料理もあるんだけどこの日も前回と同様アラカルトでお願いする。

先付けはパンパンに肥えたホタルイカと独活、うるい、蕾菜、コゴメなどの春野菜の御浸し。体の毒が抜けそうな味わい。。

お造り盛り合わせ1580円は皮をつけたまま包丁をした甲烏賊、生の鳥貝、大きな細魚、皮目を炙った穴子、和歌山の鯛、サクラマスの6種盛り。。どれもがいい味でお酒が進みまくる。

この日はおりがらみの純米吟醸の写楽を最後までいただく。辛口なんだけど一口いただいただけでメロンのような華やかな吟醸香としぼりたてならではのフレッシュな味わい、キリッとした酸味のバランスに魅了される。

極太のホワイトアスパラガス1280円を炭焼きにしていただく。

鯛のあら炊き1580円も食べやすくカットして供される。ビジュアルが美しい。。。これも日本酒に相性ドンピシャなり。。

最後は熊本産和王のラムシンを使用した黒毛和牛のビフカツ2780円で締め。火入れ加減も完璧で噛めば肉汁がビュー!と弾け出る。

この他にも食べたいものばかり・・・後ろ髪引かれる思いで店を出る。。。

大阪市北区西天満3-7- 20
06-6314-6747
営業時間 17:00~24:00(L・O23:30)
定休 日 日曜日


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三ツ輪食堂 3月

大国町の木津市場内のある昭和な食堂。最近はインバウンドの客も多くて営業時間中はずっと大にぎわい。

界隈は赤井英和がよく来る食堂の「当志郎」、鰻専門店の「川上」など市場ならではの有名店が建ち並ぶ。
店内はカウンタ−12席で半分くらいの客が昼からビールを飲む。店に入ると「ビールにしますかお茶にしますか〜」と尋ねられるのはご愛嬌。

その日のお勧めを口頭で言ってくれるのでそれを頼むのもいい。市場に並ぶ新鮮食材を調理するので刺身の鮮度などは抜群。

最初にカウンタ−に並んだ総菜を選ぶ。湯がきたてのタケノコと若ごぼうの炊いたもの。こう言った普通のものがしんみりした味加減でとても美味しい。

烏賊と焼き豆腐を炊いたものもマストメニュー。烏賊の味が染み込んだ豆腐がなんとも言えぬいい味わい。お店は邦夫兄さんと弟の益雄、親戚のおばちゃんの3人で運営。益雄さん(推定60歳くらい)は来る客の名前と食事の好みを全て覚えているのがすごい。

お勧めのサゴシの生寿司は皮目部分がピカピカ。軽い締め具合でわさび醤油、生姜醤油の交互で楽しむ。

こちらの店のシグニチャーメニューの「肉巻き」は驚くほどふわふわの食感。玉子を割ると、甘く炊き込まれた柔らかい和牛ロースとバラ肉を合わせたものが溢れ出る。甘い脂身とふわふわ卵を熱いご飯の上に載せて頂くと最高の幸せなり、出汁の加減も完璧でこれだけでビールが3本飲めそうな勢い。

最後はメニューにはない海老の天ぷら。背開きしたブラックタイガーを固くならないように低温で挙げたもの。少しべたっとするけど海老の味はとてもいい。早朝からやっているので朝食使いでもいいかもしれないです。

 

大阪市浪速区敷津東2-2-8木津卸売市場内
営業時間3:00~13:00
定休日日曜、祝日、第2第4水曜


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