和食

廉 11月

谷町6丁目駅徒歩3分にある空堀商店街のすぐ側にある表記の和食店を10月に引き続き友人と訪問。カウンターに座って料理人さんの手元を見ながらお酒をいただくのが大好き。コース料理もあるけどたくさんの旬のメニューの中から好きなものを選んでいただけるのがありがたい。

心斎橋にある「作一」の西店で40年務められた調理師歴50年の野原廉司店主と作一時代のベテランのお弟子さんが作る大阪板前割烹料理を楽しめるお店。

店内はカウンター8席とテーブル席が2つ。見習い調理師さん2名がサービスを担当する。

座付は鱧の押し寿司、白身魚の天ぷら、野菜のお浸しなど。

刺身は赤貝を所望。大きくて香りもいい。

レアに仕上げられた締め鯖は生姜酢で供される。

焼き魚は鰆の西京焼き。漬かり具合も焼き加減もドンピシャでお酒がよく進む。

甘鯛と4種のきのこのスープ仕立て。。

いつも注文する名物の一口ビフカツは数ミリの厚みにカットした食パンで和牛ヘレ肉を巻いて揚げた珍しいもの。肉も驚くくらい柔らかくてびっくり。辛子とウスターソースでいただく。

ワタリガニのサラダ。。さっぱりと口直しにぴったり。。

大きな貝殻に入って供されるサザエの壺焼き。。

お腹いっぱいになったので酒肴をいただく。唐墨は昨年作った物と3年半熟成させたものの2種類。

よく肥えた旬の丹波の黒枝豆でフィニッシュ。どれもが美味しすぎていつも飲みすぎてしまう。ごちそうさまでした・・・

過去の廉はこちら

大阪市中央区谷町7-6-3
06-4305-4380
17時~22時
休日 水曜日、第三木曜日


カテゴリー 谷町六丁目, 和食 |

四季旬菜 むら田

十三にある表記の料理店を訪問。魚料理に特化されていて珍しい魚の刺身をいただける希少な店。先日あまから手帖にも掲載されておられた。場所は阪急十三駅東口を出て、十三東駅前商店街を抜けた淀川通(府道16号)沿いに位置する。

カウンター7席とテーブル席が2つ。料理は全てアラカルトのみ。。身長2メートルを超えるご主人と奥さんで切り盛り。

お酒を注文すると写真の突き出しが提供される。胡麻豆腐や長芋の天ぷら、切り干し大根や自家製ポテトサラダなど。。

マストメニューの刺身盛り合わせ(写真撮り忘れ)は「おじさん」(ホウライヒメジ)という白身の高級魚の炙り、ヒラスズキ、熟成させた天然ぶり、ロウニンアジなどの珍しい魚のオンパレード盛り合わせ。。全て白身魚なんだけど味わいの異なりを楽しむことができる。

続いてヒラスズキの頭と背骨部分を焼いてもらう。この店でしかいただけない珍しい魚の煮物や焼き物も多数あり初めていただく魚に出会うことも多い。

国産の活のブラックタイガーを塩焼きにしたもの。これも珍しい逸品。

おじさん(ホウライヒメジ)の酒蒸し。。身は淡白なんだけど脂気もあり芳醇な味わいで酒蒸しにぴったりな魚。クエや河豚やアコウなどはよく酒蒸しでいただくけどこの魚は初めて。この他にも珍しい食材が勢ぞろい。。会計はもちろん十三価格。オススメのいいお店です。。

前回のむら田はこちら

大阪市淀川区十三東1-17-17
17:00~23:30(L.O.23:00)
06-6770-9777


カテゴリー 十三, 和食 |

稲家 10月

北新地の永楽通りの新しいビルの7階にある表記の店を訪問。店内はカウンター8席のみ2回転。この日は18時一斉スタート。料理はおまかせコース18,000円(サービス料10%、消費税別)。若い店主の独創的な仕事と丁寧な仕事が好きで最近よく出向いている。

同じビルにはミシュランの有名店や人気店がたくさん入る。したがって知人遭遇率がとても高い。。

座付は炭火で炙った烏賊に北海道産の雲丹をのせて賽の目のリンゴを混ぜた林檎酢のジュレをかけたもの。花穂紫蘇が添えられる。前盛りは千葉産の生の落花生

鮮やかな江戸切子の盃。。店主が修行をされたミシュラン店の神戸「植むら」でも同じようなものを拝察した記憶がある。

この日の日本酒は爾今の純米吟醸と十四代の播州愛山、珍しい十四代の七垂二十貫を順番にいただく。。

ワタリガニの真薯と厚みのある生の木耳、鶴菜と松葉柚子 出汁の塩味は限りなく淡いけど使っている昆布が上質のためにとてもしんみりとした味わい。

刺身の1品目は骨を抜いた鱧をさっと洗いにして生で供される。割醤油と優しい味わいの梅肉でいただく。名残鱧なのでとても良い脂気を感じることができる。

刺身2品目は5日間熟成させた鰆を軽く醤油漬けにしたもの。ネギの叩いたものが添えられる

炭火で焼きこんだカマスの若狭焼きと山形のブランド小芋の天ぷら。。小芋は一度出汁で炊いてから揚げているんだけどネットリ感にびっくり。松茸と大和まなのお浸しが箸休め。

帆立貝柱と新百合根の卵寄せ。。茶碗蒸しを濃厚に仕上げた感じ。。角切りの帆立貝がワンランク上の美味しさ。。

銀鱈のような北海道産の白身の魚を軽く揚げて酸味のある菊の花を混ぜた出汁の餡をかけたもの。あっさりした魚にぴったりの餡で一気に食べてしまう。

大きな鍋でたくさんの種類の茸と軍鶏を炊いて皆で取り分け。。なんとも言えない淡いけど深い味わいの出汁が身体に染み入る感じがする。

食事は土鍋窯で炊いた白飯から。。続いてマコモ茸の炊き込みご飯にイクラをかけたもの。3膳目は白飯に牛しぐれを乗せたものをいただく。。

食後の甘味は黒糖の軽羹と栗のクリームのようなもの。18時にスタートして20時丁度の終了。手際よく料理が提供されるのがありがたい。いつものようにご主人が外までお見送り。。この日も大満足でした。。

過去の稲家はこちら

大阪市北区曽根崎新地1丁目10番2号
06-6341-3177


カテゴリー 梅田/JR大阪, 和食 |