寿司

寿司処 ひろ

天満にお好み焼きを食べに行ったら満席の大行列状態だったので近くにある表記の店にウオークインする。L字カウンター8席のみの明るくて清潔感のある小体なお店。若いイケメン店長がすべてを仕切る。

こちらは界隈に寿司の姉妹店3店舗を運営したりもんじゃ焼きのお店やお肉系の居酒屋を広く展開する会社がされているとのこと。

旬のおまかせは造里・寿司・一品・汁物で6000円。他に「おまかせ」が3500円。「握り10貫」3000円コースなどいろいろな注文の仕方がある。この日は好きなものを好きなだけいただくことにする。

2017-02-20 07.51.41

座付きはホタルイカ。お造りは熟成した天然鯛。天然ブリ、皮目を焼いたサワラ、生ダコの漬けの4種盛り。

2017-02-20 07.52.01

辛くない日本酒を所望したら佐賀県の鍋島をすすめていただいた。鰻の白焼きは仕上げにバーナーで炙るために焦げ臭くて残念。最近バーナーを使う寿司屋が増えて悲しい。焼き網でじっくり焼けばいいのにと思いながら牡蠣の松前焼きを所望する。生ガキは社内で禁食になっているのでしっかりと焼いていただく。ブランドである坂越のものらしいが味わいはイマイチ。。

2017-02-20 07.49.51

このあとはお任せ握り。細かく包丁目を入れた剣先烏賊は口の中で溶ける。関西では原正が始めた切り付け。コハダは1枚漬け。甘味の少ない赤酢のシャリとの相性はいい。ガリも赤酢で炊いているために独特の発酵臭があるのが個人的には嫌。シラサエビは王道の美味しさ。

釣りの鯵、のどぐろと続いて軽く炙られた長崎の雲丹。最後に自慢の穴子を食べてくださいと言われたので言われた通りにいただく。柔らかくしっかりと炊き込まれていて自慢するだけのことはある。適当にお酒もいただいて一人8000円の会計でした。

2017-02-19 22.21.03

帰りに近くのバーで行なわれたバイオリンとピアノのジャズ・ラテンセッションを見に行く。予想以上に素晴しくて感動。いい時間を過ごすことが出来た・・

大阪市北区天神橋5-6-2
06-4800-2480
営業時間: 17:00~23:00


カテゴリー 扇町/天満, 寿司 |

すし豊2月

普段からヘビーユースする地元の寿司店を今年初めて友人と訪問。阿倍野の王子神社のすぐ近く細い路地を入った昭和な感じの小体な店構え。「あまから手帳の美味しい寿司100選」の表紙にもなったことがある。店内はカウンター8席と小上がり2卓。ご主人とご子息、奥さんの絵に描いたような家族経営。

2017-01-29 20.10.44

寒かったので最初から熱燗を所望。この酒器もこちらのお店の特徴とされるもの。

2017-01-29 20.33.59

焼き筍を注文したら焼き上がるまで自家製の塩辛を出していただいた。スルメイカを使った濃厚な味わいに酒が進みまくる。

2017-01-29 19.55.30

自家製の海苔の佃煮に山葵を刻んでいれたもの。簡単なものなんだけどとびきり美味しい酒肴である。

2017-01-29 20.17.35

皮ごとじっくりと焼き上げ蒸し焼き状態となった新筍はまずそのままで身の部分をいただいて姫皮は味噌を乗せて歯で柔らかいところだけ削り取るように食べる。ご主人が丁寧に食べ方まで指導いただけるのが楽しい。

2017-01-29 19.52.00

目の前の水槽にはこの時期ならではのモロコが泳ぐ。これを炭焼きにしていただくんだけど元気がいいのでまずは氷水につけて仮死状態にする。それを焼き網2枚で挟んでじっくりと焼き上げる。

2017-01-29 20.42.16

3杯酢をつけていただくんだけどこれもご主人から食べ方の指南が入る「このモロコは3口で食べてね〜。最初は頭だけをかじってね。身体の脂が頭に廻って唐揚げ状態になってるよ〜」「頭をかじったら空洞が出来てお腹に空気が入るから少し冷めて食べやすくなるよ〜。尻尾を残してかじってね〜」「3口目は尻尾だけ食べてね〜。よく動くとこだから美味しいよ〜」とのこと。

言われた通りの作法でいただくとより美味しく感じるのが不思議。

2017-01-29 20.42.36

焼きたてのモロコをよく冷えた濁り酒と一緒にいただく。

2017-01-30 10.05.59

このあとはお任せで握っていただく。最初は今が旬の大阪湾のグレを昆布締めにしたもの。磯魚特有の臭みもなくクリアな脂が舌の上で溶ける。しっかり締めた大きな小肌はコノシロのサイズ。江戸前の仕事をした煮蛤には濃い目の煮詰めがかかる。2晩寝かして旨味がしっかり乗った河豚はポン酢でいただく。

2017-01-30 10.05.22

こちらのお店のスペシャリティーのヤリイカの印籠は江戸前の仕事で軽く炙られて客に提供される。烏賊の胴体とシャリの間に白子が入り、両端はイカの卵が入っていて味わいの異なりが楽しい。柔らかく煮込まれた鮑に炙って提供されるカンパチ。

この店で一番固いといいながら提供されるイクラ。 岩手県の産卵直前の川に遡上する前の完熟卵にこだわる自家製。一口で頂くとピンポン球のように口の中で暴れまわる。最後はしらさ海老で〆

2017-01-29 21.49.08

最後の漬け物も名物。つまんで飲んで一人7000円くらい。ご主人のお人柄もよくて大好きな店です。名前は安田豊次、だから「すし豊」です。

過去の「すし豊」はこちら

大阪市阿倍野区王子町2−17−29
電話:06-6623-5417
営業時間:17:00~24:00
定休日:木曜日


カテゴリー 松虫, 寿司 |

寿司処 高雄

難波で軽く寿司をつまもうと思って新歌舞伎座の裏にある表記の店を一人で訪問する。今回で2度目なんだけど難波周辺っていい寿司屋がありそうで少ない。行きたいお店はいつも予約で一杯・・・大衆店は美味しくない・・・

こちらのお店は外観は真っ黄色のテントと大きくて古い提灯がよく目立つ。店内のL字のカウンタ−は立ち飲みのような感じ。見た目は完全に居酒屋。カウンタ−の中には強面の職人と給仕の女性が一人。

2017-01-27 18.04.04

最初に座付きのアンキモ(500円)が出る。柔らかくてとても美味しい。よく冷えた生ビール450円とともにいただく。

2017-01-27 18.07.32

鱈白子ポン酢1280円は湯がき立てでほんのり温かい。新鮮なので嫌な匂いや癖は全くない。相性を考えて燗酒と一緒にいただく。。。

2017-01-27 18.16.32

お薦めといわれていただいた生の鯖の造り780円。産地を聞くと「養殖」です・・・との答え。かなり脂も乗っていてコリコリして美味しかった。お酒500円が良くすすむ。。

2017-01-27 18.27.17

鯨ベーコン880円はけっこう普通。。。

2017-01-29 08.31.35

握りはこの季節ならではの白つぶ貝860円からお願いする。あわび660円も普通に美味しい。煮蛤450円はしっかりと火入れされたスタイル。この時期旬の赤貝860円は小振りであるが新しかった。海老350円は冷凍だけど肉厚タイプ。えんがわ450円はポン酢と塩の食べ比べ・・・

生ビール1杯と熱燗を2本いただいて、この日のお代は9710円・・・カウンタ−にすべての寿司や料理の価格が書いてあるので明朗会計のはずなんだけど・・・どうも計算が合わない。この地域はチップ込みかなと思いながら店を出てその足でツラミを食べに楽洛亭に行く・・・

前回の高雄はこちら

大阪市中央区難波4-3-10
06-6643-6878
12:00〜23:00


カテゴリー 難波, 寿司 |