寿司

どっこい処

地下鉄あびこ駅徒歩3分にある寿司店。店名が印象的なので以前訪問したところ予想以上によかったのであびこに用事があったときにたまに立ち寄る。飲食店激戦区のあびこ界隈ではかなりの気合いと根性とコスパがなければ生き残っていけない。

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いつも注文するランチのサービスメニューはサーモン、剣イカ、蛸、カンパチ、蛸梅肉軍艦巻、海老、鯛の塩昆布のせ、甘エビ、鰻、玉子焼き。

名物の熱々の玉子は超デカで食べ応え満点。その他のネタも新鮮で大きくて小さな手間がかけられている。

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これに魚のアラの赤出汁がついて税込800円はかなりのお値打ち。

この他にも1280円の上握りは
・中トロ
・天然鯛
・とろサーモン
・炙りあなご
・剣先いか
・生うに
・いくら
・赤生えび

食事し終わった後に心から満足する。なんでも安けりゃいいってわけではないけどやっぱり嬉しい・・・・

大阪市住吉区苅田7-12-28 常盤ビル1F
TEL 06-6697-5150
11:00-15:30、17:00-23:00

どっこい処寿司 / あびこ駅我孫子町駅

昼総合点★★★☆☆ 3.0


カテゴリー 我孫子, 寿司 |

一半

表記の千日前の老舗寿司店を訪問。真っ白の麻の暖簾を潜るとピカピカに磨き上げられたカウンタ−が見える。席について冷たいビールを所望。子供の頃に何度か父親に連れてきてもらった記憶がある超高級店。昔は吉本の芸人がこの店の暖簾を潜ることが出来れば一人前になった証しと言われたものである。

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蛸をアテでいただく。産地は聞かなかったけど味の濃いしっかりとしたものであることは食せば判る。こちらのお店は約50年前に創業。お店は古いけど掃除がしっかりと行き届いていて凛とした空気が店の中に満ちあふれている。「英ちゃん福寿司」や「福喜寿司」に似た感じであろうか。

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しっかりと〆た鯵は日本酒とドンピシャ。菊正宗の醸造を常温でいただく。こういう店ではこういったお酒が良く合う。濃いめの醤油を刷毛で寿司に直接塗るスタイルも今となっては珍しい。

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これもしっかりと締められた鰯。こういったものも大阪の寿司らしくて大好き。日本酒が進みまくる。

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タイラギ貝も大好物。寿司の酢飯はホンノリ温かくて柔らかい大阪風。こういった店でも緊張しなくて逆に落ち着いてゆっくりと寿司とお酒を楽しむことが出来る。年を重ねたことを実感。こぼれイクラとか穴子一本巻とかバランスの悪い大きなネタも嫌いだしこれ見よがしなアテばかりでてくる店も嫌い。

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車エビも普通に美味しい。ご主人は力も入らず普通の上質なネタを丁寧に提供。要らない会話もなくて気の効いたこともあまりない。しかし大人にはそれがいい。判る客だけでいいという信念に共感出来る。食べログ等でこれ見よがしな避難を見ると腹がたつ。

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穴子も普通においしい。見た目もかなり美しい。柔らかく煮込みまくればいいというものではなく素材の味を残しながら丁寧に蒸し煮にする手技はさすがである。

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此方の店のスペシャリティーの鯛は熟れた感じもありこの時期では最高のものと思われる。最近美味しくなったと言われる養殖鯛とは味わいが全く異なる。

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最後は蛸の頭を握っていただいてフィニッシュ。このままワインをいただきに近くの店に行く。。
大阪市中央区難波千日前3−17

一半寿司 / 近鉄日本橋駅日本橋駅難波駅(南海)

夜総合点★★★☆☆ 3.5


カテゴリー 難波, 寿司 |

すし寛 8月晩夏

通天閣で知人プロダクション主催の忍者ショーを見る。

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真田幸村の史実をベースに訓練された殺陣を使ったストーリー仕立て。クライマックスはロープを伝って服部半蔵が降りてくるシーン。観客も参加出来て楽しかった。そのあと通天閣を南下して飛田商店街にある表記の店で晩ご飯。

創業60数年を迎えるこちらのお店は寿司以外の魚が豊富で、好きなものを好きなお酒と一緒に好きなだけ会計を気にせずに食べることが出来るのでヘビーユースする店の一つとなっている。難を言えばいつも満席で席が取りにくいこと。予約も出来ないので早い時間の訪問がお薦め。この日もファミリーや女性客グループで満席。

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まずはビールで乾杯してバイ貝の煮付けを所望。コリコリした独特の身質が好み。こちらのお店は動物園前駅から徒歩5分。新世界よりも数倍ディープな湿った空気のなかを歩かなければならないので神経質な方は難しい。お店の中はもろ昭和で常連率が高いけど初めての客にも優しい。

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小蛸の炊いたものを所望するとトビアラ海老と小茄子も一緒についてきた。カウンターの中ではギャグを飛ばしながら仕事を仕切る若主人と2人のベテラン調理師。若奥さんを中心に女性が3人でフル回転サービス。

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水槽の中には4キロオーバーの平目やオコゼや鱧、天然車エビなど高級魚がわんさか泳ぐ。まずはお薦めの剣先烏賊の耳部分のお造りを生姜醤油でいただく。コリコリの食感がいい。このお店でいつもいただく純米吟醸の真澄とのマリアージュを楽しむ。

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走りの北海道産のボタン海老もかなり新鮮。柔らかくて甘味が強く低温熟成されているので旨味も強い。

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此方の店のスペシャリティである畝須(ウネス)を所望。最近は品不足で価格高騰のため上質のものを提供するお店が少ない。部位は鯨の下あごから腹部にかけての縦すじがある部分の脂肪部分。鯨ベーコンの白い部分が畑の畝に似ているところからうねと呼ばれていると聞いたことがある。臭みや癖の全くない刺身用の良質な脂身で湯がいてそのままポン酢で食べることも多いがこちらのお店では酒蒸しにしてスライスしてから酢みそでいただく。

いつもながら鯨の旨味が凝縮された独特の味の深さに舌が喜ぶ。日本酒が進みまくることは言わずもがな。

捕鯨国であるノルウェーでも、肉は食べるが脂肪部分は食べないので、世界中でこのベーコンの旨さを楽しめるのは日本だけかと思われる。外国人を連れてくと喜ばれます・・・

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水槽にワタリガニが泳いでいたので所望する。湯がかずに蒸し上げるので旨味が逃げない。栗のようなホクホクした身を土佐酢でいただく。これも日本酒が進みまくる。

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水槽で泳ぐ鱧を〆て開いて骨ギリして皮だけを炙っていただく。醤油と梅肉の両方でいただく。量もたっぷりで大満足。脂がのりまくった鱧は今が一番美味しい時期である。

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車エビは煮詰めを塗って供される。甘くて美味しい・・・

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ぱりっと焼き込まれた鰻の白焼きは脂が多いので本山葵をてんこ盛りにして食す。鰻の脂と山葵が調和してとてもいい。これもこの店で食すべきものの一つ。

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たっぷりの青森産の雲丹を胡瓜巻の上に乗せた特製巻きでフィニッシュ。最近私のブログを見て同じものを注文する方がちらほらいると職人さんが言っていた。お腹いっぱいで大満足。会計もにっこりで店を出る。

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帰りに商店街の中国人居酒屋で歌って飲む。

大阪市西成区太子1-15-2
06-6641-6654
16:30〜24:00
月休

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カテゴリー 恵美須町, 動物園前, 寿司 |