寿司

こいき 5月

四天王寺夕陽ケ丘駅3番出口から徒歩1分。マンションの1階にある見た目はうどん屋のような最近お気に入りの寿司店を訪問。かなりの人気店で入店が困難だけど当日のキャンセルがあったらしい。GWなのでネタは不足してますというご主人。

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最初は徳島産の蒸し鮑。エコノミーサイズであるが旨みも強くいい仕事している。肝も秀逸。藻塩を少し付けてからいただく。

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続いては大きな卵を持ったシャコを土佐酢と山葵醤油でいただく。卵の食感と身の甘味がとてもいい。お店はカウンタ−9席のみでこの日も当然満席。

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殻から剥きたての北寄貝を炙っていただく。磯の香りも残っていてかなり美味しい。愛知の純米大吟醸「醸し人 九平次」とともにいただく。

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焼き物は北海道のシシャモか金目か迷ったけど鯛の頭を焼いていただき日本酒とともに楽しむことにする。養殖鯛にない透き通った旨みがいい。

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時間がなかったのでこのあたりで握っていただく。最初は熟成のしっかり効いた金目鯛。続いて旨みたっぷりの鯛。天然の石鯛。藻塩でいただく和歌山の剣イカ。甘々の大間のげんこつ雲丹がテンポよく出される。シャリは赤酢を使用。コクと旨みはあるがシャリがバラバラした感じになるのとすえた癖があるのが難でネタの相性がどうしても出る。

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続いて炙って供されるのどぐろは脂の甘味が炸裂。いくらご飯もコクのある赤酢のシャリとよく合う。レアに湯がかれた車海老、かなり大きな釣りの鯵、さっと炙って出される名物の煮鰻でフィニッシュ。ビールとお酒を2本いただいて1万円くらいでした。とてもいいお店です。

大阪市天王寺区四天王寺1-7-15
TEL:06-6772-0379
営業時間:17:00~23:00
定 休 日:月曜

こいき寿司 / 四天王寺前夕陽ケ丘駅恵美須町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.8


カテゴリー 四天王寺前夕陽ヶ丘, 寿司 |

すし豊 4月

友人と久しぶりの「すし豊」訪問。阿倍野の王子神社のすぐ近く細い路地を入ったところにある、かなり古びた昭和な感じの小体な店構え。カウンター8席と小上がり2卓の店内。下町風情あふれたとても普通なお店。しかしながら紹介した友人は皆、このお店を好きになる。

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この時期は稚鮎が入荷しているので天ぷらと日本酒のマリアージュを楽しみに伺う。季節によって焼き諸子、温かいもずく、川蟹、筍などいろいろなものを寿司の前に楽しむことが出来る。まずはビールで乾杯してから目の前の水槽で泳ぐ稚鮎を揚げていただく。昨日ご主人自らが穫ってこられたらしくその漁の話を聞きながらお酒を飲むのも楽しみの一つ。

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カリッと薄衣で揚げられた鮎は胸びれがピンと立ち、まるで泳いでいるかのよう。添えられた根付きの蓼の若葉もこの時期のあしらえものとしては最高で若葉を齧りながら鮎をいただくのが私流。鮎は一口でいくと熱いので最初に頭の先っちょだけをいただく。頭の旨みを噛み締めるとそのあとで腸の部分の苦みを感じながら一口でいただくとより美味しく味わえるというご主人からのレクチャーが入る。言われた通りにいただくとなるほどと目からうろこ状態となる。日本酒をいただきながらムシャムシャ頂く。

2016-04-23 09.18.38

寿司の前にホタルイカを軽くいただく。始まりはいつものように大阪湾のハリ烏賊。熟成感もあり旨みとともに独特のぱりっとした歯ごたえとと中に鋳込まれた胡麻の香りが口の中に広がる。塩とスダチを軽くあてているので甘味が引き立つ。脂がのりまくりでネットリした食感の天然鯛は紅葉おろしとポン酢でいただく。

続いてマグロの漬けと蕪寿司。蕪寿司は中に軽く締められたヒラマサが鋳込まれていて、最初は甘酸っぱい蕪の味がして噛み締めるとヒラマサの旨味が口いっぱいに広がる。更に咀嚼(30回くらい咀嚼してちょーだいと言われる)していると唐辛子の辛さがあとから感じて、店主はこれを味の三段ロケットと呼ぶ。しっかり〆た大きな1枚付けのコハダは日本酒と相性ぴったり。

しっかりと煮込まれたシャコは白子と卵が入ったものを食べ比べ。関東弁のご主人の面白トークを聞きながら食す寿司はとても上質。炙ったカンパチは香ばしくて甘い脂が口の中に溶け出す感がとてもいい。カワハギの昆布締めはこの店では初めて頂いた。

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この時期旬の桜鱒。海で獲れるものなので川魚特有の寄生虫はいない。とろける脂に悶絶する。鯖は酒炊きの昆布を巻いてよりいっそうマイルドな食味となる。続いてこちらのご主人が「ウチで一番柔らかい寿司ね!」と言いながら出される2時間煮込むあわび。この口上も約20年くらい聞き続けているのでほぼ物まねが出来る。続いて「この店で一番固いよ」といいながら提供されるイクラ(写真なし)。旨みの強い濃厚なイクラは一口で頂くと口の中で暴れまわる。岩手県の産卵直前の川に遡上する前の完熟卵を1年分塩漬けして冷凍する。冷凍することで塩が熟れていい塩梅となる。

「口の中で溶けちゃうよ〜熱いうちに食べてね〜」と言いながらさっと炙って塩をかけて供される泉州産の脂乗りまくりの煮穴子。甘々でふわふわでスフレのような食感。提供されてから15秒以内に口に入れなければならないルールがある。最後に軽く炙られて提供されるこの店のスペシャリティである烏賊の印籠詰め。ヤリイカを使用する江戸前の古い仕事。この仕事についての解説も3分くらいあり世間でよくあるイカめしとの異なりをこと丁寧に教えてくれる。烏賊の中に白子と卵が入って部位によって味と食感の異なりを楽しむことが出来る。

2016-04-23 09.14.33

お酒が残ったので春唐墨を出してもらう。当然自家製で手前からイサキ、ボラ、鰤の卵を塩漬けにして干したもの。ここでご主人の唐墨談義が始まる。こちらでは塩漬けも干すのも冷蔵庫を使用。そうすることでまろやかな味に仕上がると言っておられた。

「珍しいし美味しいね〜」と言いながら食しているとご主人がおもむろに2階に上がって現在つくりかけの唐墨をもって来られた。

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かなり大きくて褐色系のマグロの唐墨。

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手前から鰹、桜鱒の唐墨。一番奥は忘れた・・・

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奥から鯖・ヒラメ・鰹・ホウボウの唐墨。。珍しいものばかりで見ているだけで楽しい。次回これらを食しに訪問することにする。血圧上昇と痛風になりそうだけどこれは食べないとね・・・

大阪市阿倍野区王子町2−17−29
電話:06-6623-5417
営業時間:17:00~24:00
定休日:木曜日


カテゴリー 松虫, 寿司 |

だるま寿司

昭和町駅西側の麺屋彩々、餃子のもも、串芳等のある一角にある表記の店を訪問。カウンタ−7席のみだけどネタケースはなくお品書きを見ながら注文するようである。早い時間帯だったので軽めにお任せで出していただく。

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日本酒とともに突き出しのゴーヤチャンプル。寿司屋の突き出しでゴーヤは初めて。飯蛸の炊いたのは普通に美味しい。

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造りは縞鯵、鯛、鳥貝、剣イカ、ウニの5種盛り。養殖魚だったのが残念。嫌な脂が気になるがこれはこれでしょうがない。

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寿司は鯛、赤貝、海老の踊り、タイラギ貝、煮蛤。寿司を握るご主人の顔がかなりいかつい。大きな身体で細やかに庖丁する姿が面白い。

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細魚と赤貝のひも部分、海老の頭を焼いたもの、筍、活鳥貝でフィニッシュ。街の大衆寿司店のような構えだけど使ってる食材はワンランク上のものばかり。一定のこだわりのなかでけれんのない寿司を提供する。コスパはあまり良くないけど昭和町界隈では上質の魚を食することが出来る店の一つ。

大阪市阿倍野区阪南町1-46-26
電話:06-6621-1846
営業:17:00~1:00AM
定休:日曜

だるま寿司寿司 / 昭和町駅文の里駅松虫駅

夜総合点★★★☆☆ 3.0


カテゴリー 昭和町, 寿司 |