寿司

こいき

日曜日の夜に四天王寺にある表記の店を訪問。四天王寺夕陽ケ丘駅から徒歩1分。マンションの1階に位置し、見た目は普通の街の寿司屋。

2016-03-13 17.59.03

店内は10席のL字カウンターのみ。ご主人と年配の女性2人で切り盛り。いつものようにマグロを外してもらってお任せでいただく。

2016-03-14 08.37.59

瓶ビールをいただきながら最初は蒸し鮑。大きなサイズではないがむっちりした食感と独特の旨みは秀逸。かなりいい仕事をされるのがこの一皿でわかる。続いて今が旬の愛知産の生の鳥貝。軽くボイルしているんだけど皿の上でうねうね動く。磯の香りと貝の旨味が凝縮した佳品でこれも若布の味のする塩でいただく。ここで最初から日本酒をいただけば良かったと後悔。ヒラメの刺身も脂がのりまくり。この店のスペシャリティーである甘エビの昆布締めもお酒がすすむ。

ご主人の気配りも行き届いていてホスピタリティを感じまくりながら食す。九州産の鰆の塩焼きは鬼おろしとともにいただく。火入れも完璧でビックリするくらい美味しいと思った。

2016-03-13 17.56.55

壁に貼られたご主人の似顔絵。そっくりなので笑ってしまう。客が書いたのであろう。ビールをいただいたあとはお薦めの愛知の純米大吟醸「醸し人 九平次」をいただく。あてが全く要らない美味しすぎる酒。

2016-03-14 08.39.47

握りのトビラは平目エンガワ。刺身でも美味しかったので間違いない味。カワハギは大きな肝を添えてポン酢でいただく。軽く締められた鯵も秀逸。熟成させていない小肌の〆具合もかなり御上手。ハリイカの鮮度もよく細魚の活かり気にもびっくり。

ほんのり温かい寿司飯は赤酢を使用。甘味も塩分も控えめなシャリ。ここ5年くらい高級店で赤酢を使ったシャリを良く見かける。酒粕を原料とする赤酢はコクと旨みがあるといわれるが古くなった酒のような独特の香りが邪魔をしてどうしてもネタを選んでしまう気がする。

2016-03-13 20.47.46

小さな皿に入れられたイクラご飯とウニご飯。濃い色のバフンウニは昆布の味のする塩でいただく。大粒の小柱は東京から仕入れると言っていた。鮮度も申し分なし。レア状態に湯がかれた車海老もかなりおいしい。北寄貝は少し焼き過ぎで残念。焼き物でいただいた鰆も握っていただく。名物の煮た鰻の握りは焼かれて供される。小骨が気になるが穴子よりも脂が多く、味が濃厚で鰻独特の旨みを楽しむことが出来る。最後はもう一度海老をいただいて玉子で〆。

隣の客は手で寿司を食べていた。東京ではスタンダードなんだろうけど野蛮な感じがするので、出てきた寿司をすぐに食べない人と同じくらい個人的には苦手。

スリランカカレーは手で食べるんだけどな・・・

総じて満足度はかなり高い。価格も近辺の高級寿司店と比べて3割くらい安い。惜しむらくは人気がありすぎなのと敷居が比較的低いので予約が取りにくいことであろうか。

 

このあと目の前にある「ワッシーズダイニングスープル」で美味しいワインをいただく。

2016-03-13 18.24.30

そこでしこたまワインを飲んで、そのあと映画を見ようと思い、時間つぶしでゲーセンでアーケード用ゲーム機「スター・ウォーズ:バトルポッド」したら気持ち悪くなって吐いた・・・(涙)

大阪市天王寺区四天王寺1-7-15
TEL:06-6772-0379
営業時間:17:00~23:00
定 休 日:月曜


カテゴリー 四天王寺前夕陽ヶ丘, 寿司 |

中央市場 ゑんどう寿司 京橋店

いずみホールでクラッシックコンサートを聞いて帰りに京橋に立ち寄り、表記の店で軽く会食。中央卸売市場にある本店はかなり有名で私どもの社員も寿司の修行で過去にお世話になったこともあり、とても懇意にしていただいている。此方の店は駅直結の京阪モールの5階にあり夜は人影まばら状態。。

昭和の居酒屋風に区画されたテーブル席に案内いただき、ビールと上まぜ1134円(税込)を所望する。上まぜはお任せ握りで私が知る限りこちらのお店でしか見たことがない。こちらは創業100年の超老舗でHPには「明治40年に、ゑんどう寿司の先代が雑喉場で商われる新鮮な材料を用い、 温かいごはんでにぎり、それが口の中でこぼれるようなにぎりこまない独特のつかみ寿司を考案し、始めたのです。
昭和6年11月中央市場開設に伴い雑喉場は廃止され、
ゑんどう寿司も中央市場に移り、現在四代に至っております。
また、あじ、穴子、たこ、などは昔ながらの味を守り続け、
皆々様のご愛顧、お引立てを頂いている次第でございます。」と書かれている。

2016-03-03 20.57.11

ビールと一緒に蛸ぶつを所望する。いわゆる昔からある桜煮と言われるもので生ダコを使っているためかなり味がいい。柔らかく炊き上げてから甘い煮詰めを絡めている。ボリュームもあってお酒と相性ぴったり。

2016-03-03 20.52.32

出てきた上まぜ1枚目は食べやすく包丁目を入れおろしポン酢でいただくたカンパチ、赤貝、真鯛、バフンウニ、柔らかく煮込まれた穴子のラインアップ。トロが名物なんだけど私は苦手なので別のものにしていただく。

握りの見た目はかなり美しくない。しかしながらこちらのお寿司は握り寿司ではなく大阪伝統の「つかみ寿司」というものでシャリを冷まさずほろ温いまま握るのが特徴。握らないのでシャリはフワフワで口の中でほどける感じがする。シャリは甘めで大阪らしい味。

2016-03-03 21.00.10

上まぜのお替わりを言うと内容を替えて別のものが登場する。2枚目はボイルされた紋甲烏賊のげそ、ノルウエーサーモン、ホタテ貝柱、黒鮑、数の子。上まぜ4枚までは中身をすべて変えて出てくると言っていた。価格を考えると食材はどれも上質。

テーブルのには刷毛が入った醤油があってそれをネタに直接塗る感じ。串カツの2度漬け禁止のよう。

2016-03-03 21.07.34

湯のみのような入れ物で出てきた茶碗蒸しは680円。内容は普通。

2016-03-03 21.12.01

3枚目は生姜を乗せた細魚。甘めの玉子焼き、紋甲烏賊、煮たこ、煮鮑。熱燗2合が一気にすすむ。テーブルに置かれたガリがかなり塩っぱいので甘めの熱燗ととても相性がい。い。

2016-03-03 21.20.56

更に4枚目を所望する。トロ鉄火、鯵の巻もの、イクラ、2度目のカンパチ、鳥貝。そろそろ腹パン状態だけど頑張って食す。海苔がパリパリでとても美味しい。

2016-03-03 21.29.00

最後は好物の海老(5貫1404円)を握っていただいてつかんでいただいて〆。単品の寿司はすべて1人前5貫。こういった値付けの仕方も昭和の名残。。思いっきり食べたので会計は安くはないけど内容を鑑みるとリーズナブルと思う。今月にはタイのバンコクに新規出店されらしいです。こういった大阪食文化が海外に発信されることに感激。

2016-03-03 21.44.46

閉店間際すべての椅子とテーブルに店員さんがアルミホイルをかぶせる。まじないか宗教儀式なのかと思って聞いてみたらネズミや害虫からの保護らしい。これは52年生きてきて初めて見た。知られざる大阪文化恐るべし。

大阪市都島区東野田町2-1-38京阪モール 5F
06-6352-5564
11:00〜22:00(L.O.21:30)
年中無

えんどう寿司 京橋店寿司 / 京橋駅大阪ビジネスパーク駅大阪城北詰駅

夜総合点★★★☆☆ 3.0


カテゴリー 京橋, 寿司 |

すし寛 2月

泉州マラソンで同じランチームの友人3人が自己ベスト(2人は4時間切りで一人は3時間8分の驚異的な記録)を達成したので打ち上げと慰労会を兼ねてで私がヘビーユースする飛田商店街の表記の店を訪問。
日曜日だったので早い時間帯から超満席状態。近くのお店で待機して席が空き次第に連絡を入れていただき入店する。

2016-02-21 18.23.11

ビールで乾杯をして突き出し三種。今が旬の飯蛸と鯛の子とトコブシの炊いたもの。ご主人が気を効かせてすべて4つづつ盛りつけていただく。皆のマラソンレースの話を聞きながらお酒と料理を楽しむ。何ヶ月もこの日のために練習をして禁酒をして、病院でビタミン剤を打ちながら炭水化物を大量に取ったり整骨院でメンテナンスを重ねたり、様々な努力と苦労が実を結んだのでお酒のおいしさは格別とのこと。

2016-02-21 18.56.45

若布と筍の炊きあわせ。ほろ苦いアクが身体に良さそう。私はこの日は出場していないが皆の話を聞きながら一緒に感動のお裾分けをいただく。

2016-02-21 18.31.46

分厚く切っていただくてっさも熟成感も感じられてとても美味しい。泳ぎ河豚の店でたまに捌きたてのてっさをいただくが、身に味が乗っていないことが多い。こちらのお店はそこのところをちゃんとわかっておられていい塩梅に寝かせたものを切り付ける。

2016-02-21 18.44.56

白魚を生姜醤油でいただく。これは普通で生食はそんなに元から美味しいものではない。今回のマラソンレースもチームメイトがスタート地点に激励に行ったり一番しんどくなる場所で待機して自転車で並走したりして個人競技なんだけどチームの応援や支えが個人のパフォーマンスを飛躍的にあげることが出来ることを目の当たりにする。

経験上42.195kmはつらいけれども乗り越えられる距離で完走したら世の中のすべての苦しさを克服した気持ちになれるのが42.195kmという距離だと最近思うようになった。完走した後のやりきった感は他のスポーツでは味わえないものがある。

2016-02-21 18.45.29

ふぐの白子を所望したが売り切れだったのでタラの白子にする。お酒はいつもの純米酒の「真澄」さんご指名。

2016-02-21 18.54.57

赤貝の造りもかなり美味しい。サイズも鮮度も素晴しい。

2016-02-21 20.04.42

生の鳥貝は少し癖があるけどそれが好きな私には最高の御馳走。殻から外したてなので皿の上でうねうねと動きまくる。

2016-02-21 19.05.38

河豚の酒蒸しは鉄板級のおいしさ。日本酒との相性抜群。辛口の熱燗と一緒にいただく。

2016-02-21 19.16.32

一通り美味しいアテとお酒をいただいた後は寿司を適当にいただく。車海老の握りは味噌まで甘々で食べ応え満点。

2016-02-21 19.20.50

丸々一匹使った穴子も食べ応えありで丸々一口でいただくと口が穴子で窒息死しそうになる。

2016-02-21 19.40.50

ぱりっと焼き込まれた鰻の白焼きは脂が多いので山葵をてんこ盛りにして食す。鰻の脂と山葵が調和してとてもいい。知り合いの外国人が新宿の寿司屋でジョンレノが映画の中でで大量のワサビを食すシーンの真似して食べまくってぶっ倒れたのを思い出す。

2016-02-21 19.43.00

鮑はコリコリして美味しい。最近はどこでも蒸し鮑が主流なんだけどたまに生の鮑をいただくと海に潜っている感がする。海水と磯の香が口の中に満たされて楽しい。

2016-02-21 19.54.06

最後はしめ鯖の握りでフィニッシュ。レースの後なのにみんな食べまくり飲みまくりで楽しかったです。お疲れ様でした。。。

すし寛の詳しい情報はこちら

大阪市西成区太子1-15-2
06-6641-6654
16:30〜24:00
月休


カテゴリー 恵美須町, 動物園前, 寿司 |