寿司

まんま

地元の友人を急遽誘って天王寺の表記の寿司店を訪問。戦後の闇市が発祥の阪和商店街と言うかなりレトロな場所に位置するんだけど最近は新しい串焼きの店が増えたりしてどの店も活況を呈している。当然こちらの店も満席で10分くらい焼き鳥屋の兄ちゃんとしゃべりながら時間をつぶす。

店内はカウンター席が7名、入り口に円卓が2組。カウンター後ろにも2名程座れるテーブル席。
今年の1月にオープンと言っておられフレンチと寿司BARで修行を積まれたご主人と若い男性2人の3名で切り盛りする。ビールで乾杯をして好きな物を好きなだけ注文。メニューを見ると寿司以外に天ぷらや旬の野菜のオリーブオイル焼きなどお酒の肴が多い。それを狭いカウンタ−横で調理するのでかなりムシムシする。

2015-08-27 20.50.00

明石のタコがあったので軽く焼いてもらってポン酢で食す。予想よりも美味しいので嬉しい。周りの店は古いお店と最近出来たお店が混在して古い店はディープな昭和の雰囲気が色濃く残っている。

2015-08-27 20.30.28

茶碗蒸し600円は凡庸。

2015-08-27 20.23.59

賀茂茄子の煮揚げはいい線いってるんだけど出汁が弱い。茄子の肉質もいいだけに残念。この辺りは調理人の年季不足。客も若い方ばかり。刺身盛りあわせ7種1280円とオススメ握り ¥880-(5貫) が定番の注文の仕方らしい。雰囲気から言って気軽なお店なので若い方が自分で行くお寿司屋さんとしてはいいと思う。

2015-08-27 20.09.44

寿司は小振りで食べやすい。エンガワが乗った平目、剣先烏賊、脂たっぷりで皮目を炙ったのどぐろ、梅肉をのせたタイラギ貝。どれもが秀逸。

2015-08-27 20.22.41

好物の海老は冷凍だけど安いからいい。穴子はふわふわ450円。旬の秋刀魚は脂たっぷり。富山の白海老も美味しい。総じてレベルは高いと思うが店内の清潔感が不足。若い方には気にならないかも知れないが・・・

2015-08-27 20.45.39

精を付けるために鰻の白焼きを所望。尾っぽの部分ばかりでこれはこれで美味しい。2種類の塩と本ワサビともにいただく。

2015-08-27 20.46.00

鰻と一緒に十四代の雄町を所望1400円。ででんと出てきてなみなみとコップに入れてくれるが8尺くらいであろうか。フルーティなー吟醸香が感じられとても美味しい。3500円くらいの定価だと思うが楽天等のネットでは一升25000円位で販売されている。。

支払いは2人で12000円くらい。雰囲気と店を考えるとあまりコスパはよくないかな・・・お造りと握りのお任せを頂いて追加の握りを注文するという方法が王道だと理解。

大阪市天王寺区堀越町14−4
電話:06−6777−5305
営業時間:16:30~23:00
定休日:日曜日、祝日

まんま寿司 / 天王寺駅天王寺駅前駅大阪阿部野橋駅

夜総合点★★★☆☆ 3.0


カテゴリー 天王寺/阿倍野, 寿司 |

すし寛 8月

お盆にヘビーユースする創業60年の西成の飛田にあるの表記の店をラン友と2人で訪問。私の中では安旨寿司のベストオブキング。
最初にビールで乾杯していつものように好きなものを好きなだけつまむ。

2015-08-15 23.26.55

 

トコブシの旨煮はとびあら海老と椎茸とカボチャの炊いたものも一緒に盛りつけられる。しっかりとした加減でとても美味しい。明石のタコもしっかり煮付けられる。旬の蓴菜も粒が小さくてとても上質。加減酢に雲丹と生ワサビをおろしたものとともに頂く。

ここですっきりした日本酒「ますみ」を所望。大阪湾の活シラサエビの天ぷらとともに味わう。マリアージュが最高。

2015-08-15 23.30.11
水槽で泳ぐ大きな目板かれいと目が合ったので薄造りにしてもらう。サイズが大きいので食べ応え満点。真っ赤な肝も一緒に頂く。本当は少し身を寝かしたほうが味が乗るんだけどこれはこれで美味しい。骨と頭は揚げて煎餅にして食す。ここで「中々」の水割りにチェンジ。今年10回以上いただいている鱧の落としも所望。骨切りが完璧なので身がふわふわ。焼酎との相性もバッチリなり。 2015-08-15 23.28.44

 

新物の秋刀魚は脂ののりも抜群。軽く〆られた鰯もとても美味しい。鰻の白焼きと焼きたての出汁巻をつまんでフィニッシュ。この他にも思いっきり飲んで食べて一人5000円でした。お店の詳細は過去ブログ参照してくださいね。

大阪市西成区太子1-15-2
06-6641-6654
16:30〜24:00
月休


カテゴリー 恵美須町, 寿司 |

すし豊 8月

ランニングの帰りに旧友と松虫にあるヘビーユースする寿司店訪問。どういうわけか何度来ても食べ飽きない・・・
ビールで乾杯をして突き出しは葛と蓴菜と馬糞雲丹を旨酢にていただく。

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大阪湾の烏賊なんだけど剣先じゃなくてハリ烏賊でもない初めて効く名前の烏賊。熟成させてあるのかむっちりとした味わいがとてもいい。ネタとシャリの間に黒胡麻が入る。コハダは1枚漬け。しっかりと締められてこれはこれでとても美味しい。白鹿の冷酒とともに頂く。天然鯛は思ったよりも脂があるのにビックリ。シャコはしっかりと煮込まれて卵と白子と両方を半分ずつ味わえるという趣向。

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紅白になった蕪寿司は中は締められたヒラマサが鋳込まれている。最初は甘酸っぱい蕪の味がして噛み締めるとヒラマサの旨味が口いっぱいに広がる。更に咀嚼していると唐辛子の辛さがあとから登場。店主はこれを味の三段ロケットと呼ぶ。

軽く炙られたカンパチは脂の焦げたところが香ばしい。鱧も旬真っ盛りで大振りのシラサエビは甘くてとても美味しい。

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続いておろし生姜がのせられた鯖の漬け、平目のエンガワ、お店で一番柔らかいネタの蒸し鮑、一番固いネタのイクラと続く。

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前菜の葛と蓴菜と雲丹はビジュアルだけで暑気払いとなる。琵琶湖に流れ込む川で獲れる鮎は目の前の水槽で泳いでいるものを店主が網ですくってくれてそのまま油の中行きとなる。黒松白鹿のちょっとええ冷酒とともにしっかりと締めた鯵の手巻寿司を頂く。これはベストマリアージュなり。。すっきりとした爽やかな口当たりと旨すぎない飲み口が個人的にも好み。

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いつもと同様に「口の中で溶けちゃうよ〜」と言いながら供される大阪湾の煮穴子はふわふわでスフレのような食感。提供されてから15秒以内に口に入れなければならない。脂がのりまくって今が最高に美味しい時期。塩でいただくと甘味が強調されてとても美味しい。

軽く炙られて提供される烏賊の印籠はこの店のオリジナル。ヤリイカを使用する江戸前の古い仕事。烏賊の胴体とシャリの間に白子が入り、両端はイカの卵が入っていてレアに火入れされて甘味を増した身と卵のプチプチした食感と白子の滋味が合わさるこちらのご主人のスペシャリティー。ご主人のお人柄もよくて価格もリーズナブル。いい店です・・

大阪市阿倍野区王子町2−17−29
電話:06-6623-5417
営業時間:17:00~24:00
定休日:木曜日


カテゴリー 松虫, 寿司 |