寿司

にしまる 12月

弊社近くにある超ハイコスパ居酒屋店。寿司から鍋から会席から串カツまでなんでも取り揃う。すべての料理がスクラッチの手作りで提供される。お店はいつも超満席。15席くらいある長いカウンター席やその奥にある掘りごたつ式の座敷、宴会も出来る2階座敷などもあり見た目よりもかなり大箱店となっている。

若手社員を連れて4名で21時時に訪問。こんな時間でもお店は超満席。どこから客が集まってくるのか不思議である。ビールで乾杯して早速注文。寿司の注文は紙に書いて手渡しするスタイル。若手女子社員のリクエストはとりあえずポテトフライ250円。

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てんこ盛りに入ったポテトフライと生ビールの取り合わせ。。こんなのもたまにはいい。

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女子社員君が特別に「社長が元気の出るフライ」を卓上調味料で作ってくれる。目玉が飛び出しそうな味だったがそれはそれで黙って食べる。

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子持ちししゃも300円。特段どおってことはないけど四方山な話をしながらわいわい食すものとしてはいいと思う。

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手羽先の唐揚げ300円。食べやすいように包丁しているのが嬉しい。かなり大振りで食べ応えもある。

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一押しの巨大な出し巻き玉子300円は味の加減と焼き加減が完璧。かなり熟練した方の仕事であることは一口食すとわかる。

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活たこの天ぷら600円。コリコリしてとっても美味しい。付け合わせの生姜の天ぷらもお酒が進みまくる。

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大好きな海老の天ぷらは10匹入って600円。油切れは良くないけど安いのでかまわない。

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寿司は2貫で100円から350円。これは本当に凄い。海老250円は冷凍だけど身が分厚く食べ応え満点。回転寿司とは全く異なる質がある。タイラギ貝も250円とあり得ない価格。タコ250円は生きたものを湯がいたものでかなり上質。サーモンは200円。分厚い平目も300円。鮑も小振りだけど300円。恐るべし加賀屋価格。

ミニ会席のコースは内容によって3種類のパターンがあってすべて1600円。サイコロステーキは500円、かしわモモ照り焼き450円、豚ヒレカツ300円、貝柱唐揚げ600円など何を頼んでも市価の半額くらいの値付け。
生ビール中はしっかり入って380円、酎ハイは280円、焼酎は300円の安心価格。

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〆は鰻の握り300円とうな胡瓜巻200円とサラダ巻150円で口直し。。しこたま飲んで死ぬほど食べて一人2500円の会計でした。。お店はそんなに綺麗じゃないけどこの安さと価格に対してのクオリティーはすべての問題を凌駕する。。地元の方々にずっと愛され続けている名店。。

大阪府大阪市住之江区中加賀屋1-2-3
06-6681-3967


カテゴリー 北加賀屋, 寿司, 居酒屋 |

すし豊 12月

最近結婚された普段仕事でお世話になっている友人と表記の店を訪問する。せっかくなんで伊勢エビのお鍋でお祝いをしようと思っていたんだけど店主曰く「中国人が伊勢エビをたくさん食べやがるんで仕入れが高くて困っちゃうよ〜」という理由で最近は伊勢エビの仕入れをしていないらしくそのかわり毎年この時期にいただく高知県の四万十川で獲れる川蟹のお鍋を前日から予約する。

江戸っ子のご主人は東京銀座の名店「新富寿司」で修行。しかしながらお店が厳しすぎて1970年、大阪万博見物と偽って仲間と脱走。そこから大阪で少し修行をして自分でこの店を出したと言う話もかれこれ25回は聞いている。名前は安田豊次、だから「すし豊」。

ファザードも店内もかなり昔の空気が漂う。カウンター8席とテーブル席が8席のみ。客層はいろいろ。。。
お鍋の前に寿司をいただく。

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寿司の最初は大阪湾のハリ烏賊。独特のぱりっとした歯ごたえとともに胡麻の香りが口の中に広がる。塩とスダチを軽くあてているので烏賊の甘味がいっそう際立つ。

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河豚はもみじ卸と葱ポン酢。。上身を少し熟成させているので特有の尖った食感もなくシャリとのなれ具合もとてもいい。

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マグロの漬けと名物ヒラマサの蕪寿司。この蕪寿司は味の三段ロケットと言われていて酸味のあるサッパリした蕪の味、続いてヒラマサの旨味とコク、そして唐辛子の辛みと続く。主人に「味が三回変わってから飲み込んでね〜」とい毎回言われてはや15年。月日の経つのは早いものである。

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かなり大きなコハダは身も分厚くてたべごたえあり。日本酒の熱燗といい相性である。。

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炙ったカンパチは香ばしくて脂が口の中に溶け出す感がとてもいい。ポン酢と紅葉おろしとの相性も抜群。身の甘さに感激する。

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濃いたれで味つけられたハマグリは濃いめの煮詰めが更に塗られる。しかし見た目ほど辛くはない。しっかり火入れするのが関東風。。

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鯛は少し熟成感も感じ、ねっとりとした舌触り。旨味たっぷりで噛めば噛むほど上質のアミノ酸が味蕾を直撃し、味の情報が味神経線維を伝わりながら脳幹を経て大脳皮質の味覚野に伝わる。

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「口の中で溶けちゃうよ〜」と言いながらさっと炙られて提供される大阪湾の煮穴子はスフレのような食感。提供されてから15秒以内に口に入れるのがこの店のルール。

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この店以外では食したことがない軽く炙られて提供される烏賊の印籠も江戸前の古い仕事。烏賊の胴体にシャリが詰められているんだけどまん中には白子、両端はイカの玉子が入っていてサクッとした身の食感と卵のプチプチ、白子の滋味がとてもいい。まさに新富寿司のスペシャリティー。

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カウンターの水槽にいる川蟹はもずく蟹ともいわれ爪の部分に毛が生えている。これをまず冷水で締めて失神させてからさばいて殻ごとミキサーにかける。それを裏ごして殻をとる。3回くらい繰り返して丁寧に身だけを削ぎ落とす。手間をかけて取り出した身を鍋に入れて食す。

一見して蟹とはわからないふわふわした身は独特のコクと旨みがある。出汁は甘味と塩分控えめなのでかそけき蟹の味がよくわかる。「最初は手前の身だけを食べてね〜」と言われる。日本酒と一緒にいただくと至福の時間を味わえる。

ぐつぐつ煮ていると殻から蟹のエキスが出てきてゴボウや豆腐に蟹の味が移り出す。ご主人の指示通りに少しずついただく。蟹の味噌やエキスが出汁と相まって最高の滋味を感じることができる。

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最後に鍋の底に沈んだ甲羅部分の味噌と卵をを齧り付く。。松葉かにの濃厚さは無い。どちらかと言えば上海蟹に近いがそれよりも上品な味わい。がその分上品な味わい。食べすすめていくと最後にご主人が鍋を持ち上げて鍋についたエキスを出汁に戻す作業をされる。この時点で出汁は蟹のエキスのせいでラー油状態。

最後にお漬け物をいただいてお腹いっぱいごちそうさまでした。。

大阪市阿倍野区王子町2−17−29
電話:06-6623-5417
営業時間:17:00~24:00
定休日:木曜日


カテゴリー 東天下茶屋, 寿司 |

最近周りで「福島にいい寿司のお店があるよ」と聞くことがあり友人の焼き鳥屋の「熊さん」に紹介してもらって訪問する。予約がかなり困難と聞くが紹介の力は偉大なり。時間制になっていて5時からの客が帰ってから入店ということらしく、少し早めについたので友人と店の近くのワイン立ち飲み「アニバーサリー2001」でスパークリングを飲みながら店のワンコと遊ぶ。。よくいくけどこの店もかなり素敵・・・店もマスターも味がありまくるな。。

2014-12-04 08.29.45 のコピー

寿司屋の場所は駅から60m。店はかなり小さくてカウンターが8席とテーブルが一つ。席の間も狭く高級な感じはあまりしない。ご主人はリッツカールトンの「花筐」出身。客の年齢層はまあまあ高め。マグロが食べれない事を最初に申し上げてお任せで出していただく。十四代をはじめお酒は日本酒がたくさんそろっているようなので料理に合わせてお任せで出していただく。すべてテイスティングをさせてくれるのがありがたい。

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最初は鯛のお造り。コリコリしないけど熟成感もありかなり美味しい。スダチと塩で食する事をすすめられる。

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のどぐろは皮目を炙って出される。一切れは塩とスダチ、もう一切れはポン酢でいただく。しっかりと脂がのっていてとっても美味しい。生で食すためには一定のサイズと鮮度が必要なのは周知の事実。

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軽く〆られた鯖は千葉産。多分銚子であろう。脂がのりまくってこれもかなり美味しい。生姜醤油がとてもいい。

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この時期が最高のセコ蟹は内子、外子も全部かき回していただくのが私流。。やっぱ内子は美味しい・・・

純米酒を中心に澱のあるものや山廃などタイプの異なるものをこの日は5種類くらいいただいた。

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ここで肉厚の鰤の照り焼き。パンチがある料理なので少し酸味のある山廃の吟醸がとても良く合う。

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鱈白子と白髪葱のお椀。鮮度が良く丁寧に下処理をしているので特有の臭みとクセは全く感じない。

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ここから握りが始まるが結構お腹いっぱいになっている。肉厚の剣先イカはスダチと塩でいただく。シャリのサイズもまあまああってほどけやすい米も美味しい。

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カワハギはおろしポン酢と肝が乗る。身も甘くてかなり上質。握りの形も美しい。

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キンキも皮を炙って握られる。煮切りも柔らかくてとっても美味しい。

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平鯵と縞鯵。。両方ともしっかりとした旨味とともに熟成感を感じる事が出来た。

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大きな鯛の身がゴロリと入った茶碗蒸し。

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ビジュアルも美しい天然車エビ。これだけで原価は500円くらいするのを私は知っている。甘くてとっても美味しい。。エビカニ星人の私にはたまらない。。

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小さな器の中にシャリをいれてイクラと雲丹を乗せたもの。雲丹のレベルが少し気になったが許容範囲。

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甘い玉子焼きはすり身が入ったもの。

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かんぴょう巻で〆。。この辺りになるとお腹パンパン。。

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お酒が少し残っているからという事で干したホタルイカを炙ってくれた。この辺りの心遣いが嬉しい。飲んで食べて会計はちょうど1万円。コスパはかなりいい。隣の客は全く同じものを食べて14000円だったな・・・よくわかんないけど普段遣いにはぴったりな感じ。予約するときには「ぺろぺろを見た」と言う方がいいかもしれないな。。帰りは店主が見えなくなるまで表で見送ってくれた。忙しいのに恐縮である。

大阪市福島区福島7-8-3
電話:-6455-6644
営業時間:17:00~24:00(L.O)
定休日:月曜日

寿司 / 福島駅新福島駅中之島駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5


カテゴリー 福島, 寿司 |