大阪市

つきろう

梅田はがくれで修業をされたご主人が地元北加賀屋で独立。着実にお客を増やしランチタイムはなかなか入れない店になっている。最近界隈の友達から聞くこの店の特性カレーうどんを所望する。。 karenougaki.JPG 能書きを見ると、うどんだしに、ジャム、ヨーグルト、ココナッツミルク、バターを加えて、まろやかでコクのあるカレーに仕上げました、とある。うどん屋のカレーではなくカレー屋のカレーになっていてホールスパイス(とくにカルダモン)の香りがたち苦手な人は苦手なんだろうけどこの香りだけで汗がにじみ出てくる。スパイス以外にもジャム、ヨーグルト、ココナッツミルク、バターがはいっておりマイルドな口当たりだがあとからじんわりと辛くなるという不思議な感覚。 tukiroukare.JPG 玉出の名店うれうもそうだが化学調味料無添加なので少し旨みが不足しているように感じてしまうが最後までいただくと心地よい豊かな後味に包まれる。惜しむらくはうどんにコシがありすぎてカレーになじみにくいところ・・・・しかしながらみんなあんまり関係ないっていう顔をして食べていた。。。 アクセスは26号線玉出交差点を西に入って阪神高速高架を超えて 南港通を一本北に入った東西の細い筋沿いにあります。


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鮨萬

小鯛すしで有名な承応2年(1653)創業といわれる老舗。 いろいろ老舗はあるけど300年以上というのは想像を絶する。。。綿々と続く目に見えないサムシンググレートがあることは間違いない。今は持ち帰りの鮨だけではなく百貨店を中心にイートインのお店も展開されている。リーガロイヤルホテルのお店はとても有名。 今日は神戸そごうのイートインのお店に小腹が減ったので訪問する。巻き寿司と穴子寿司とエビばってらのセットでこの店で一番安い1100円のもの。お吸い物を120円で付けてと所望する。 出てきたお寿司は目にも麗しくさすが老舗の風格。ただご飯の酢が強く大阪の味の甘めのご飯に慣れている私には少し辛かった。。。後でのどが渇いてしょうがなかった。。次の日いただいても大丈夫な小鯛寿司や鯖寿司に合うように酢が合わせられていると推察される。 これもたぶん伝統のシャリの味で350年変わらず続いてきたものなのかなと思った・・・握り寿司よりこの小鯛すしの歴史は古いらしい。 susiman.JPG 普段いただくことがあまりないのでいい勉強になった。。。。

小鯛雀鮨 鮨萬 阪急梅田店寿司 / 梅田駅(大阪市営)大阪駅梅田駅(阪神)


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うれう 2月

ヘビーユーザーとなっているこの玉出にあるうどん店「うれう」にはかなり通っている。 この店主の面白いのはうどんが日々進化していてこの前食べたうどんとなんか違うと思うことがしょっちゅうある。たぶん店主なりに試行錯誤を重ねていろんな食材を使ってそれに合ううどんを作っているのであろうと推測される。ここ半年くらい急に麺が細くなった。たぶんお客さんを待たせることが続くために考えられたことと思う。普通のうどんは湯がけるまで15分くらいかかりそれから冷水で締めて温かいうどんだったらそれをまた温めて・・・という作業が続く。作っている間もどんどんお客さんが入ってくるのでそれを何度も繰り返しその合いまに天ぷらを揚げたりうどんを盛りつけたりと猛烈に忙しいこととなる。 麺を細くすると食感もデリケートになり美味しさがわかる人がたぶん少なくなるような気がする。もちもちさと麺のコシ、グミのようなしっかりした感触とうどんの柔らかさ・・・相反する要素のバランスがうどんの美味しさを決める。太くて硬くてガシガシしたうどんであれば少々のゆで時間や塩分のぶれも許容できるが本当に繊細なバランスを求めている店主が望むうどんは至高のうどんといえる。 うまみ調味料や甘さを控えた温かいうどん掛け出汁は一般的にはかなり頼りなく思える。。いりこが効いてかつおだしやサバ節も入っているのであろうが塩分濃度が低いがために嗅覚に響かない。しかしながら刺身の感覚でこのうどんをいただくという感覚であるならばまたうどんの味が引き立っているようにも思える。そう思って食べているお客は数%であろうが。。 今日はオーソドックスに海老天が入ったぶっかけうどんをいただく。。天ぷらはころも少なめの棒揚げ。 大きなエビなんだけど普通に揚げているために少し粉臭さが残ってしまう。 しかしうどんはバリうま。。柔らかくてムニューと伸びてエッジは昔ほど聞いていないんだけど微妙にねじれていてしっかりとぶっかけだしに絡む。レモンの酸味もいい感じで揚げ玉ねぎもいいアクセント。。 この時期だけの巨大な鍋焼きうどんもかなりお得だと思う。 P2080033.JPG どんどんアイデアがわき出るようで夏場の冷やしカレーつけ麺は絶品だし、鰆の焼き物が入った魚出汁うどんも秀逸。きな粉にお酢と醤油いを入れるきな粉うどんも凡人の発想にはないし毎日通い詰めたアボガドうどんはここ数年の中で最も感動した料理?の一つである。 お店を出た時若い女性3人組がお店の前の看板を見ながら「何しようかな」「このうどん雑誌で見たことある」と言いながら迷っていたのですかさず「この店に来たのならまずアボガドうどんをお勧めします」「絶対間違いないですよ」というとええ声で「ほんまですか~」と応えてもらったこと少しうれしかった。。。


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