神戸市

モーリヤ本店

巷では関西で最もステーキの美味しいお店といわれるモーリヤ本店。 近くに支店が2つほどあるがこの創業125年のお店が総本山。神戸牛を堪能できる有名店。

生田神社の表参道(IKUTA ROAD)沿い、東急ハンズの向かいにある。友人の橋本君が経営相談のお礼にと御馳走してくれた。ランチどきにいったのだが店の中は有名店だけあってほぼ満席の状態。

カウンターに陣取り4500円の厳選牛のコースを所望する。 話を聞くとこの厳選肉は神戸牛ではなく但馬牛だという。神戸牛のコースだとランチタイムでもちょうどこの倍の価格である。

神戸牛には厳密な定義があるらしく神戸そごうで但馬牛で作ったハンバーグを販売していたときに但馬の肉の卸店で勉強したのだが神戸牛(神戸ビーフ)とはまず、兵庫県産牛(但馬牛)のうち、等級が「A」または「B」等級ならば但馬牛(たじまぎゅう)、但馬ビーフ、TAJIMABEEF と呼称される牛肉となる。

そしてその「A」「B」等級の中でも①メスでは未出産経産牛、オスでは去勢牛脂肪交雑のBMS値No.6以上 ②枝肉重量がメスでは230キログラム470kg、オスでは260kg~470kgのものだけが神戸牛と呼ばれる肉となる。

簡単にいえば但馬牛の高級なものが「神戸牛」と言ったところか。

最初にお肉を披露。サーロインの場合は版の大きさの関係でどうしても薄くなってしまう。あまり薄い肉だと焼肉屋状態なので400グラムくらいを2人でシェアしていただくのがいいであろう。私はフィレをいただいた。。フィレ肉の端っこの方だったが多分いい肉であろうと見た感じでわかった。

お肉は丁寧に優しく焼き上げられる。。

野菜はもやしに茄子、紅芯大根、ヤーコン、蓮根、しめじなど。。ポン酢でいただくと実にあっさり。。

この店はほとんどの肉がA5ランクの神戸牛を取り扱い。たまに最高級のBMS値(ビーフ・マーブリング・スタンダード)NO.10以上の口の中でとろける特選ステーキに出会うことができると聞き及ぶ。

肉の薬味は乾燥ガーリックにブラックペッパー赤穂の天然塩(かなり塩辛い)・山葵・ポン酢・味噌タレなど。個人的には塩がオススメ!。。せやけどこの味噌だれがアホほど旨いのに驚いた。。

昼の4500円のコースでここまで良い肉が出てくるとは想像していなかった。 目の前できちんと焼き加減を聞きながら、丁寧に調理されたお肉は、「初めは塩だけで、それからわさびと塩で」という適切なアドヴァイスのおかげもあって実にたおやかに美味しくいただけた。

あと300グラムくらいお腹に入りそうだったが今度はええ仕事をして自分に御褒美でワインとともに神戸牛をいただこうと心に誓う。ええ肉はやっぱ旨いわ!と実感。。。

帰りに生田神社参拝。

年賀状用の写真を撮影。(来年、実は年男なんです。。若く見えてすいません)

 

神戸市中央区下山手通2-1-17 078-391-4603

モーリヤ 本店ステーキ / 三宮駅(阪急)三宮駅(神戸市営)三ノ宮駅(JR)


カテゴリー 鉄板焼, 神戸市 |

旬重

週末は有馬温泉に滞在。。会社所有の会員制ホテルで温泉三昧。

食事はなじみのホテル花小宿に併設された旬重さんに。行く度に季節ごとの旬の味を楽しめる。カウンター8席、テーブル12席ほどの小さな店だけど良い素材を丁寧にとっても美味しくいただける。

特にカウンターの席は料理を作っている姿がじかに見ることが出来、炭火で炙られる食材とおくどさんからの米の香りを楽しめ、また料理長との会話も御馳走となる。馴染なので合うのが楽しみ。

雰囲気もレトロで趣味がよく、お皿や調度品のセンスもいい。。白髪で長髪を束ねたサムライのような料理長も格好良すぎ。

今回はディナーメニューで一番廉価な6300円のヘルシーコースを所望する。

先付けは鶏肉ともやしの豆板醤ソースときゅうりのドレッシング。。その上に車エビが鎮座。。 ピリッと辛い豆板醤のソースが蒸した鶏肉にぴったり。。鶏肉もかなり旨かった。

前菜が小鉢に烏賊と数の子を和えたもの。柿と大根人参のなます、滋賀県の赤こんにゃくの田楽、大根にアンチョビを射こんだもの、鴨ロース煮、南京のゼリー寄せ。卵黄の味噌漬け、チーズとカニの春巻き、スモークサーモンのお寿司。。。 料理は一品一品手がこんでいて実に美しい盛り付け。

味わいもストレート。素材感がよく出ていて私の口に合う。

これだけでビール2本いただく。。。満足。。。

煮物椀はくるみ豆腐に椎茸、プチトマトに南京をあげたもの。。 出汁の加減がとてもいい。。

ここで小鼓の純米酒をひやでいただく。。

お造りはシマアジ、天然鯛、ヒラメ、名残の鱧、黒豆の湯葉、おろした山芋に梅肉を掛けたもの あしらえも紅芯大根やビーツなど。。。温泉街のお造りのレヴェルをはるかに超えたエエ魚ばかり。。。

メインの炭火焼は旬のカマス。。。モンゴルの塩と醤油の入っていない果汁ばかりの自家製ポン酢を好みでいただく。。炭火ゆえの火入れの難しさは個人的によくわかっているがとても上手に焼けている。。 あしらえの蕪の酢漬けや黒豆の炒ったものを味噌で和えたものもとっても美味しい。。

横の客は肉を食べていたが目的は翌朝のクロスカントリーなので魚でで充分tと感じた。

いろんな種類のキノコと野菜を蒸したものをモンゴルの塩でいただく。キノコの滋味が純米酒とナイスマッチ。。

酢のものは鱧と柿、ネギの牛肉巻など。。。 らっきょで作ったドレッシングもよかった。。

炊きたてのご飯はとても上質。。大きなお椀の盛られた味噌汁、漬物も美味しい。。お腹いっぱいになるとしんどくなるので一膳で我慢。。

デセールは栗のアイスクリームに炭酸せんべい。。自家製の栗きんとんにアレンジの寄せもの、梨とレンコンの小豆和え。。。全て手がかかっていて最後まで満足。。

料理長と店の前で世間話。。。話が弾みまくりで途中で記念写真をパチリ。。。

夜はシャンパン飲んで早く寝る。。

翌朝温泉街を走りまくる。。上り坂が多く結構ばてたが山の中の空気が気持ちいい。。。ひと汗かいて温泉でクールダウン。 朝食は散歩がてら近くの有名パン屋で朝食。。いつものように買いすぎて食べられない・・・

日曜日の朝は温泉街も大にぎわい。熱々の酒まんじゅうはかなり美味しい。

肉屋のコロッケはラードの香りが最高。

招き屋と言う雑貨屋には本物の招き猫がいてびっくり。。

山の空気を久しぶりに感じてエネルギーチャージの休日となった。

こんなショートトリップもたまにはいい。

神戸市北区有馬町1007 ℡078-904-0283 

料膳 旬重懐石・会席料理 / 有馬温泉駅


カテゴリー 和食, 神戸市 |

肝胆亭

神戸港に南極観測船「しらせ」が入港し、お呼ばれで船上パーティーに参加。自衛隊員の手作りの料理や屋台の焼き鳥に舌鼓。

そのあと友人と三宮でいろんな意味で有名な「肝胆亭」に行く。 場所は三宮駅中央口の北側すぐ。フラワーロードより一本東の筋の三琴ビルの地下1階。 雑誌や新聞にもよく取り上げられる三宮の有名店 というか名物店。いや、名物おやじか。

お腹いっぱいだったのでワインとつまみを所望。。というよりは名物マスターとアホな話をしに来たような感じか。。。

国防の話から阪神タイガース、森羅万象いろんな話を酔っ払い状態でしゃべりまくり。。 店内の雰囲気と、おっちゃん、いえマスターの雰囲気は、どちらかというと「居酒屋」か「食堂」。

しかし味はめっちゃ「フレンチ」。 神戸の方なんだけど大阪の我々よりも大阪人のよう。かなり馴れ馴れしい感じ。。。ここまで敷居を下げるかって感じのフランス料理。

外観も何屋かわからないしメニューは黒板のみ。とても読みにくい。ほとんど素材名しか書かれていない。

前菜メニュー豊富なのでワインのアテには事欠かない。野菜を煮込みまくった(マスターは三年煮込んで腐りかけと言っていた)ものとあさりのガーリック蒸しを所望する。

ここのマスターに関しては好き嫌いがまさしく白黒のようにつくと思うくらいの個性派。そのマスターを凌駕する酔っ払いの関西人との会話は店の中を場末の居酒屋状態にしてしまった。。 しかし料理が旨いのが玉にきず?食い味重視の洗練されたフレンチである。。コスパもいい。。

店名の由来は「肝胆相照らす」という故事に基づくものと思われる。。腹の底からの深い付き合いという意味だったと思う。

HPには *肝胆亭という名前の由来は、中国の「肝胆相照らす」という言葉からとりました この言葉は「肝(腹の中)を包み隠さずに心の底までうち明けて交わる」という意味の言葉で、その意味の通り私達従業員をはじめ、初めて会うお客様同士さえも心の底まで打ち明けて話そうというのをコンセプトに営業しております。 あたかも大家族のような風に思っていただきたいということで肝胆-亭という名前になっています

ということらしいが。。マスターかなり強烈。。。覚悟して酔っ払って行くのがベスト。。

神戸市中央区琴ノ緒町5-4-5 三琴ビル地階 (078)242-8763

オフィシャルHPはこちら

肝胆亭フレンチ / 三ノ宮駅(JR)三宮駅(神戸新交通)三宮駅(神戸市営)


カテゴリー フレンチ, 神戸市 |