近畿地区

葛城山ロッジ

日曜日の休日に友人と葛城山頂にある宿泊施設で鴨鍋をいただく。大阪阿部野橋から急行で御所駅まで。そこからバスに乗ってロープウエィの乗り口までロープウエーなら6分で山頂に着くところをゆっくりと2時間かけて山頂を目指す。大和葛城山は大阪府と奈良県の県境で金剛生駒紀泉国定公園内にある標高959.2mの山。

山頂からは、奈良盆地や大阪平野を一望できる景色が眺められる。ツツジの頃になるとロープエーが大渋滞になると聞く。これからの季節はススキを楽しむことができる。大浴場で汗を流して冷たいビールと名物の鴨鍋をいただく。こちらの鴨鍋は全国ご当地鍋フェスタで「鍋-1グランプリ」を受賞したこともあると聞き及ぶ。

鴨鍋以外にも「かもすき焼き」「山芋鍋」「ぼたん鍋」「国産豚みぞれ鍋」などもある。鍋を食べる客のみ景色のいい部屋でいただくことができる。

軽めのランチなら鴨丼がオススメとのこと。

使用する合鴨は地元の鴨重フーズというところで飼われているもので業界では有名な物。見た目はあまり良くないけど最初に野菜を入れてその上に鴨を敷き詰めて再び沸いたら食べごろとなる。あっさりした味わいで脂の臭みなども全くない。ボリュームもたっぷりで食べ応え満点。出汁は刻まれた柚子がたっぷり入った上質な味わい。

綺麗に盛り込まれたたっぷりの野菜も地元産を中心に色々なものが入っていて嬉しい。途中からスープがどんどん美味しくなってきて無限に食べ続けることができそうな感じになる。

地元産の純米酒も相性がとてもいい。接客担当のスタッフさんの温かい接遇もご馳走なり。

最後は蕎麦で締め。

帰りはロープウエーで景色を楽しみながら下山。再びバスに乗って帰阪しました。これからの時期は特におすすめ。鴨鍋の通販もあります。

HPはこちら

奈良県御所市櫛羅2569
年中無休


カテゴリー 奈良県, |

山里料理 まえ川

私どものお店でおせち料理の栗きんとんに使用する栗を買いに丹波篠山を訪問。価格高騰の折、なんとか300kgを事前予約する。界隈を散策した後、地元の友人イチオシの表記の和食店をランチタイムに訪問。150年前の古民家を改装した風情のある店舗はかなりかっこいい。入り口付近は店主の仕事を見ながら食事ができるカウンター席、そのほかに個室仕様の部屋が4つ。今回は個室テーブル席に案内いただく。

地元出身の若き店主は料理人修行のため一度篠山を離れて京都・大阪の名店で修行。今回は地元の食材をふんだんに使った篠山料理のコース5000円を所望する。

前菜は手作りした木片の器に盛り込まれる。柔らかく炊いた地元産のぶどう豆とその練り物、おからとコリンキー(洋かぼちゃ)を合わせたもの、ひじきの山椒煮、鰯の柔らか煮、おくらと梅肉。これだけど上質な料理を提供するお店であることがわかる。

お酒も地元の清酒を中心に料理にあったものをたくさん取り揃えられている。この日は丹波産のスパークリングを所望する。国産ぶどうを使い、酸化防止剤を使用しない生詰無濾過タイプ。ほんのり濁ったビジュアルも美味しそう。

低温調理した鹿肉のロースト。ジューシーでパサつきは全くない。イチジクのソースと柿が美しく絵を描いたように盛り込まれる。トマトピクルス、黒豆塩なども秀逸

薄味で柔らかく炊いた鰊と焼椎茸、木耳、糸瓜に和風餡をかけたもの。器はほとんどのものが地元の丹波立杭焼きの作家物を使用。

しめ鯖は絶妙の締め具合。最近よく見かける癖が残る半生レアなものとは一線を画す。あしらえは大根、冬瓜の酒盗漬け、ピーマン。地味な料理だけどびっくりするくらい美味しかった。

厨房の真ん中に鎮座する大きな炭火焼台では猪、鹿などのジビエや旬の魚が焼きこまれる。ジビエを解体する場所もあるとのこと。この日はパリッと焼き込んだ赤鶏のモモ肉と低温調理された胸肉のハム。あしらえには小芋のマッシュ、きんぴら、蕨塩、自家製柚子胡椒、塩柚子、ピーマンソースなど。

食事は釜炊き丹波産の天日干しのコシヒカリと黒豆味噌の汁。圧巻の漬物盛り合わせは「高菜・胡瓜・茄子・干し大根・赤カブ・さや大根・菊芋・隠元」。艶々のご飯は店主の自家栽培。

最後の甘味は写真撮り忘れで赤紫蘇のムース、ポポの実と押し麦を合わせたもの。久しぶりに美味しい和食をいただいた気がした。次回は夜に訪問予定。わざわざ訪問する価値のある佳店。帰りに兵庫陶芸美術館でルネラリック展があったので立ち寄ってから帰阪。

お店のHPはこちら

丹波篠山市立町93
050-5457-5386


カテゴリー 兵庫県, 和食 |

渓流床 8月

友人と暑気払いに8月下旬に訪問したお店です。。こちらも時差投稿になります。

洛北にあるしょうざんリゾートの中にある表記の料理店を訪問。かなり大きな敷地の中には色々な種類の飲食店や結婚式場を含む宴会場などもある。最近は宿泊施設でヒルトン系列のホテルも敷地内にできたと聞きおよぶ。

その敷地内の広大な日本庭園の横を流れる紙屋川の上に張り出した「渓涼床」で夏限定で会席料理を提供されている。過去に何度か訪問しているけど夜に伺うのは初めて。

足元には日が沈むまでは川の様子もよく見えて魚の泳ぐ姿も見ることができる。夜になると川のせせらぎと川面を抜ける風が心地よく、昼間とは異なる幻想的な雰囲気に一変する。

冷たいビールで乾杯。先付けは「トウモロコシ寄せと夏野菜」。着物を着た女性が接待をしてくれる。外国人は大喜びのロケーションだろうなと思いながら食事をいただく。続いては蓋物に入った「フカヒレの茶碗蒸し」。フカヒレは丁寧に戻しており、茶碗蒸しの味との相性も悪くない。お造りは「鱧の落とし、鮪の中トロ、鯛の昆布〆」

続いてのお凌ぎは「野菜寿司2種」。メインの「鮎の塩焼き」は琵琶湖産。丁寧に焼きこ込まれていて日本酒と一緒に美味しくいただく。続いては鰻の東寺揚げ、紐唐辛子とヤングコーンの素揚げ。ガラスの器に入った冬瓜と帆立貝柱の含め煮。食事は夏野菜の竈焚きご飯。デザートはグレープフルーツゼリーでフィニッシュ。大阪からは少し遠いけど自然の中で美味しい会席料理をいただき、いい暑気払いになりました。

過去の渓流床はこちら

京都府京都市北区衣笠鏡石町47


カテゴリー 和食, 京都市 |