京都市

八坂通り 燕楽

節分は毎年ご招待いただく表記のお店で「おばけ」イベントに参加。節分お化けは今は北新地でも見ることが出来るがもとは京都の花街で芸妓さんが通常の衣装とは違う様々な扮装をして座敷に出て普段と違った面白すぎる芸をする。

普段と違った姿をすることで節分の夜に跋扈するといわれる鬼をやり過ごす。客が芸妓の扮装をして座敷に出ることもあると聞き及ぶ。

こちらのお店は八坂神社を下ったあたりの名店が建ち並ぶ一等地にあるパッと見た感じは料亭なんだけどおでんを主力にした和食店と言った業態。。とってもリーズナブルな価格で京都のほんまもんの味を堪能出来るというのでいつも満席状態。

風情のあるお庭を横目で見ながらを渡り廊下を通って2階へあがると舞妓はんの名前の書いたうちわがあちこちに飾られるお座敷。

ビールで乾杯して。。まずはおばんざいの盛り合わせ。

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左からしんみりした味付けのおから、赤こんにゃく、レンコンきんぴら、サツマイモのレモン煮、ひきあげ湯葉の炊いたの。このお店はこういったものが特別旨い。普通のものが普通以上に旨いというのが素晴らしい。

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続いておでんの盛り合わせが登場。本日のおすすめやサーロインのカツサンドなど洋風なものも充実しているのでアラカルトで好きなものを注文して頂くのもよし、おでんを中心とした和食のコースやお鍋のコースも4000円からあって食べたいものがリーズナブルに頂ける仕組みにはいつも感心する。

ほとんど色のついていない出汁で炊かれたおでんであるが味がしっかりついているところがプロの仕事。特に大根はしっかりと灰汁抜きもされていて箸を入れるとほろりと崩れる丁寧な仕事。これを食すだけでこの店の矜持を見ることが出来る。

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お造りは鰤と平目、しびマグロの3種盛り。お酒もワインから焼酎、日本酒の銘酒までなんでもある。それがすべて安い。。。この四季を楽しめる素晴らしい庭を眺めながら手頃な価格で食事が出来るのは感動ものである。

こちらのお店は1階は4名まで入れる足のおろせる個室カウンタ-もあるので少人数でも大丈夫。

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といってたらお化け登場。。一晩にいろいろなお店を廻らないと行けないので大忙し。。。寸劇あり、歌謡曲デュエットあり、お笑いありと彼女たちの才能に感心しながら笑い転げまくる。。

日本のハロウィンのような位置づけか、いやいやカーニバルか・・・京都の風情を感じながらとても品のいい楽しい時間を過ごす。

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大阿蘇鶏の炭火焼が出てきて(写真撮り忘れ)そのあとお餅のたいたん。。こういうものが日本酒にぴったりでとても美味しい。。2013-02-03 06.38.05

昨日は4組の芸妓さんがこられ、楽しい芸を見せて頂いた。踊りのあとは「おおきに」といいながら席を廻る。。祝儀を渡したり一緒に記念写真を撮ったりそれぞれの客がそれぞれ芸妓さんと楽しいひとときを過ごす。

 

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ふぐの唐揚げは白ワインにぴったり。このあと、うどんの入った茶碗蒸し(小田蒸し)とデザートでおしまい。

すべてのアルコールが飲み放題で花代ご祝儀込みで10000円でした。正月から自転車で転けて怪我をしたり車上荒らしにあってかばん盗まれたりさんざんだったけどいい厄落としになりました。

京都府京都市東山区東大路通八坂通小松町594‐3

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八坂通り 燕楽おでん / 祇園四条駅清水五条駅河原町駅


カテゴリー 関東炊, 和食, 京都市 |

じき宮沢

3月下旬に某団体の役員会にて京都の超人気和食店をリザーブいただき相伴をさせていただく。近くには京都の台所の錦市場があり観光客でかなりにぎわう。ちょうど美容院で見た婦人画法4月号にこの店が大きく掲載されており楽しみにして参上する。

カウンターを中心としたお店はの客は女性ばかりでもちろん満席状態。この店の人気のほどが伺える。

最初にお印と言われて抱腹絶倒と言う伏見の酒をついでいただき乾杯する。フルーティーで飲みやすく一気に行ってしまう。

鮎の稚魚(新子)と一寸豆の黄身酢掛け。カマスの子などはよくいただくが鮎の稚魚はあまり食す機会がない。一寸豆はもちろん湯がきたて。黄身酢の塩梅がすばらしい。

煮物は若布と筍。この筍が強烈な個性がある。詳しく言えばいい意味で筍のもつ特徴がまるでない。。掘った方がその場で湯がいてお店にもってくると言っていた。今まで私がいただいた中で最高に柔らかで、あくが全く感じられない筍であった。。

ああびっくりした。。

お造りはスズキの昆布締めにワサビの花をのせたものその上に四万十の青さ海苔。。細かく刻まれた塩昆布が入っている。ラリックの器がテーブルに陰影を写し美しすぎるビジュアルである。この器は一目見てわかった。。

そして名物の焼きごま豆登場。。は炭火で丁寧に焼かれたごま豆腐は表面がぱりっとしてそこにアーモンドのように油分の高いごまクリームを「あらよっ!」とかけてその上につぶしたごまをぶっかける。スプーンでいただくとほろほろとほどけて香ばしく風味豊かな胡麻の香りが鼻孔をくすぐる。舌障りはブランマンジェのようにぷるぷるする。。

小鍋仕立ての伝助穴子。脂が思いっきり乗っていてかなり旨い。のびるやふきなどの春の野菜の苦みが心地いい。大人な一人鍋である。

土鍋で炊きたてのやわやわのご飯をまず一口どうぞと供される。はじめの一口は芯がしっかり残っていてみずみずしさが際立つ。お茶時の懐石を意識しているのであろう。2膳目は少し蒸れてパスタで言うアルデンテ状態から少し蒸れた感じか。

3膳目はお腹がいっぱいで遠慮をした。

切り干し大根と香の物はとても丁寧に作られていた。これもお替わりしてくださいとのこと。。とても親切なり。

日向夏と大振りのイチゴは超甘。素材のよさが際立つ。。

抹茶とともに炭火でかりっとあぶられた桜の形の最中が登場。中に手作りの甘くない粒あんがぎっしり。

このコースで5000円。もう少し安いコースもあると聞き及ぶ。しかしながらコストパフォーマンスに優れた素晴らしい昼食に心から満足して帰阪する。

中京区堺町四条上ル東側八百屋町533-1 TEL:075-213-1326

じき 宮ざわ割烹・小料理 / 烏丸駅四条駅(京都市営)河原町駅


カテゴリー 和食, 京都市 |

八坂通り 燕楽

節分の日はここ最近ずっとご招待いただいている燕楽さんでの「おばけ」の行事に参加させていただく。

「おばけ」とは、節分の日に行う仮装(コスプレ)で、古くは江戸時代までさかのぼることができる京都の伝統行事のひとつらしい。今回のように花街の芸舞妓によるおばけが有名なんだけど昔の京の町では老若男女を問わず盛んに行われていたらしい。節分の夜に出没する鬼の目をあざむいて、「福」を得るために非日常の格好をする、陰陽道的除災招福のまじないといったところか。

イタリアのカーニバルやアメリカのハロウィンに近い楽しいイベントが日本にも昔からあったのね。。。。

風情のある入口から渡り廊下を通って2階の座敷に。。舞妓はんの名前の書いたうちわがあちこちにかざってあって。まさに「まいこは~ん」の世界。。

お化けが出てくる間にいそいそと食事をいただく。先付けはおばんざいの盛り合わせ。おからの炊いたんやきんぴら蓮根、赤こんにゃくの煮物など。

このお店の名物のおでんの盛り合わせ。どれも薄味なんだけどしっかりとした出汁が効いていてさすが料亭といった感じ。大根が美味しすぎる。こちらのお店はおでんと京料理のコラボが有名で界隈にビストロや串料理のお店など5店舗展開しておられる。もちろんお値段はリーズナブル。

お造りは活鯛の皮を炙ったものを柚子胡椒の効いたポン酢で食す。日本酒にぴったり。。。

焼き魚はイワシ丸ごと。。。この節分イワシはお約束。

炭焼きは干物盛り合わせと野菜。。。ホタルイカ、細魚など珍しい酒肴を自分で炙っていただくという趣向。。日本酒がとっても進む君。。

メインディッシュは鰤シャブ。ボリューム満点でとっても美味しい。。。〆のうどんと抹茶アイスで御馳走様でした。。。

食事が終わるころお化けの登場。カラのダンスがあったり、水戸黄門が出てきたり。。。とても面白い。。芸子さん舞子さんのコスプレと座敷芸に時間のたつのも忘れて楽しんだ。。。

やっぱ京都はよろしおすな・・・。

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