谷町六丁目

廉 3月

谷町6丁目駅近くの空堀商店街のはずれにある表記の和食店を久しぶりに訪問。普段はカウンターに座って料理人さんの手元を見ながら食事をするんだけど、この日は打ち合わせを兼ねていたのでテーブル席をご用意いただく。コース料理もあるけど100種類近い旬のメニューの中から好きなものを選んでいただけるのがこの店のいいところ。

心斎橋にある「作一」の西店で40年務められた店主と作一時代のベテランのお弟子さんが作る法善寺の喜川を発祥とする大阪板前割烹料理を楽しめるお店。店内はカウンター8席とテーブル席が2卓。男性の見習い調理師さん2名がサービスを担当。

座付は子持ちの新子と酒肴3種盛り合わせ。

刺身は皮目を炙った「目抜け」軽く炙った「ホタテ貝柱」、コリコリ食感の「剣先イカ」、かなり甘い北海道産の「雲丹」、「細魚」、アサツキを巻いた「オコゼ」の盛り合わせ。

続いて旨味たっぷりの大和肉どりの味噌焼きを所望。しっかりした肉質は食べ応えあり。

大羽イワシのタレ焼きは日本酒が進みまくる。

名物の和牛ヘレ肉に薄くカットした食パンを巻いて揚げた「ヘレかつ」。サクサク食感で肉はひたすら柔らかい。ウスターソースをつけていただく。

大きなサイズの鯖棒寿司でフィニッシュ。。ごちそうさまでした・・・

過去の廉はこちら

大阪市中央区谷町7-6-3
06-4305-4380
17時~22時
休日:水曜日、第三木曜日


カテゴリー 谷町六丁目, 和食 |

ピッツアリア モリタ

松屋町駅と谷町6丁目駅の間くらいにある表記のピッツアテリアを平日ランチタイムに一人で訪問。長堀通りから少し入った路地にひっそりと位置する。

お店は青く縁取った扉とオリーブの鉢植えが目印なんだけど間口が狭くてかなりわかりにくい。細長い店内は手前にテーブル席が数卓あり全体で15席くらいのキャパ。店の奥が厨房になっていて鉄のピザ窯が鎮座する。ご夫婦2人で切り盛り。

こちらのお店のご主人はイタリアのエミリア=ロマーニャ州のラヴェンナというところの店で修業され、2001年にベネト州のパドヴァで毎年開催されるピッツァコンテストで外国人として初めて優勝した方とのこと。

メニューはピッツアのみでランチタイムは日替わりのピッツア1300円とサラダのついた選べるハーフ&ハーフピザ1940円のみ。選べるピッツアメニューはほうれん草とリコッタチーズの「ロマーニャミーア」、しらすとモッツアレラとレモンの「ビアンカビオラ」、ツナと水牛モッツアレラの入った「マコ」など界隈で見るメニューとは全く異なる本格的なラインアップ。

マダムにお勧めをお聞きするとトマトソース、モッツアレラ、トレビス、パンチェッタ、ゴルゴンゾーラの入った店主の名前をつけた「TAKESHI(イタリアでは自作ピザに自分の名前をつけるらしい)」とアーティチョークソース、トレビス、マッシュルーム、生ハム、グラーナチーズ、トリュフオイルの入った「バルテル」をお勧めいただいたので素直にそれを所望する。

しばらくして着皿。ナイフとフォークを使っていただくスタイル。よくある王道ナポリピザに比べて生地は薄めでモチモチ食感が特徴。まずはビジュアルも美しい「TAKESHI」からいただく。トマトソースの酸味はかなり穏やか。パンチェッタの脂とチーズとの相性はかなりいい。チコリの一種のトレビスの食感とほろ苦さが大人な感じ。味わいはかなり繊細で様々な食材の味の重なりは今まで食べてきたピッツアの概念を超えた感じ。耳部分のコルニチョーネが焦げてなくて分厚くないのも自分好み。

生地に深みのあるアーティチョークのソースとトリュフオイルが使われている「ピッツァバルデル」は塩と油がしっかり利いた味で日本であまり見かけないタイプ。溶けるチーズではなくてハード系(焼いて削ったグラーナ)を使用なのも味が大雑把にならないためと推察する。生ハムとフレッシュマッシュルームとの相性もなんとも繊細でいい。

両方のピッツアともに口の中で様々な食事の旨みや香りが交差して、えもいえぬ深まりのある味わいとなる。いい店見つけました。。。

大阪市中央区谷町6丁目10-1
06-6777-1783


カテゴリー 谷町六丁目, 松屋町, イタリアン |

エクローチェ 「伊賀牛を食す会」

昭和8年創業の住吉の老舗精肉店の「うしや」が開催する「伊賀牛を食す会」に参加。この日の会場と料理は天神橋筋6丁目にある表記のイタリアンレストラン。総勢14名の参加者で最初に使用される牛肉の紹介と料理献立、ペアリングワインの説明。。

この日の参加費はワイン6種類のペアリング含めて15000円。

最初の一皿はマンガリッツアポーク豚トロのアフミカート(燻製にしたハム)焼肉でよく見かける豚トロは首の根っこ部分で脂がいっぱいだけど思いの外あっさりした味わい。

続いて伊賀牛のカルパッチョ。部位は赤身ではなく「さんかく」と言う、いわゆるバラ部分。軽く火入れされていてねっとりとした脂がとても甘い。この料理に合わせたイタリアのソアーヴェクラッシッコラロッカが濃くてとても好みの白ワイン。

続いてあっさりとした艶ポークバラ肉と冬野菜のミネストラ(ミネストローネ)は茶色のパサテッリ(パスタ)が入る。トマト味のイメージだったけど色々あるのね。野菜は黒キャベツやほうれん草など。

続いて伊賀牛のスネのペポーゾ(煮込み)ポレンタ(トウモロコシを砕いて練ったもの)添え。。しっかりと食べ応えのあるものだけど見た目よりあっさりして食べやすい。

次に出てくる赤牛のイチボ肉のプレゼンテーション。

赤牛イチボのロースト、オニオンアーモンドソース。肉自身がヘーゼルナッツのような香りがする気がした。とても柔らかで赤身だけど細かなサシが入ってかなり美味しい。

このメインはヴィエッティ ランゲネビオーロ バルバッコマグナムと合わせる。

パスタは伊賀牛ミンチで作ったボロネーゼソース、モチモチ食感の手打ちのタリアテッレを使用。

デセールはいちごのアフォードにピスタチオのジェラート。。お腹いっぱいで大満足。。ごちそうさまでした。この肉の会は定期的に開催されます。参加希望の読者様はshatyo@nori-net.jp まで連絡ください。開催情報お知らせさせていただきます。

うしやのHPはこちら

大阪市北区浮田1-4-21

 


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