聖天坂

とんかつ一番 天神ノ森本店

チンチン電車の天神ノ森駅を東に徒歩1分の場所に位置する表記のとんかつ店を訪問。昭和46年創業の老舗店で過去によく利用させていただいていた。しかしながら2020年5月に閉店され、その数ヶ月後に働いていたスタッフさんや常連客の「復活プロジェクト」でリスタートし、今に至る。

以前の店と内装は全く同じ。テーブル席もあって奥には座敷もある。この日は女性スタッフさん4名で切り盛り。ずっと昔(30年くらい前)は名物メニュー「世界のデカトン5500円」や刺身や寿司などのメニューもあり、雑誌やテレビ取材もすざまじいものがあった記憶がある。

会計の時に金髪のパンチパーマで喋り出したら永遠に話が止まらなくなる名物女将さんがヤクルトやバナナ、みかんなどをサービスでくれたことも思い出す。

この日は平日限定の横綱定食1200円にエビフライトッピング600円を所望する。しばらくして着皿。分厚くカットされた一口カツはヘレ肉を使用。とてもジューシーで熱々のデミグラスソースと相性良し。ロースカツは厚みはないけどとても柔らか。筋張った部分もなく最後まで美味しくいただけた。トッピングのエビフライも期待を裏切らない美味しさで食べ応えあり。ボリュームは減ったけどケチャップで味つけられたスパゲティーとカレー味のもやしは健在。豚汁も美味しくてお腹いっぱい。

ずっと昔は途中で手羽先フライ3本とかマグロの刺身とかを「おまけ〜」と言いながら持ってきてくれたりして、食べても食べても皿の上の料理が減らないので難儀した記憶も懐かしい。

どれも美味しく完食いたしました。ごちそうさまでした。
*大阪のあちこちに同名のとんかつ店があるけど関係は不明。駐車場は有。

大阪市西成区天神ノ森2丁目1-21
木曜定休


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春日 12月

阪堺線聖天坂駅を東に1分の住宅街にある表記の老舗うどん店を2年ぶりに訪問。昭和2年の創業で外観もなんとも言えない良い味を出している。昔から界隈に住む財界人や芸能人御用達のお店。

現在はオーバー80歳のご主人と女将さんの2人で切り盛り。店内もかなり古いけど掃除が行き届いていていつもピカピカ。黒電話や今は使われていない出前用のオカモチなども店内に見える。客の常連率はかなり高い。客もシニアが中心で「○○さんが最近死んだよ」と言う大きな声の内緒話が隣から聞こえてくる。

古いテーブルと椅子は昭和の空気感をしっかり醸し出していて映画の舞台のよう。

きつね丼580円と中華そば520円が人気メニュー。きつねうどんは500円、大好きな肉うどんは600円、天丼790円。この季節ならではのシーズナルメニューの鍋焼きうどんは海老天入りで880円と最も高価な商品となっている。

しばらくして熱々の鍋焼きうどんが提供される。柔らかめの丸い断面のうどんの上には牛肉、2種類の蒲鉾、なると、玉子蒲鉾、椎茸、生卵、カリカリに揚がった海老天は尻尾が香ばしい。この特徴的な海老天は出汁につけてもなかなかふやけない。

年季の入った関西ならではの出汁も秀逸。女将さんが小袋に入った七味唐辛子をうどんにかけてくれるサービスも泣ける。。良いお店です・・・・

過去の春日はこちら

大阪市西成区天神ノ森1-9-12
11:00~20:00
毎月3日.13日.23日が休み


カテゴリー 聖天坂, 麺料理 |

春日

久しぶりに表記の店を訪問。店に入るとおかみさんのお出迎え。

店内は4人掛けのテーブルが6つ。昔ながらの昭和の食堂の空気満載で店の奥には黒電話。店は古いが掃除が行き届いていてどこもピカピカ。昭和2年の創業。すでに90年この場所で商売をされている。藤山寛美、京唄子、桑名正博が常連だったことでも有名。

お店は高齢のご主人と女将さんともう1人のシニアさんの年季の入った3人で切り盛り。中華そばがかなり有名で遠方からも食べに来られる。私のお薦めはきつね丼とこの時期の鍋焼きうどん・・・

この日の注文は肉うどん580円。。以前は530円だったけど気にならない。。モチモチのうどんが突き抜けた美味しさ。。シャキシャキのネギと肉の旨味たっぷりの出汁は比類なき美味しさ。。おかみさんが小袋に入った七味唐辛子をいててくれるのがとても嬉しい。。元気な姿を見ると自分も頑張ろうと思う。。

過去の春日はこちら

大阪市西成区天神ノ森1-9-12
11:00~20:00
毎月3日.13日.23日が休み

 


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