北畠

多門

阿倍野の北畠にある表記の店を訪問。友人のバーのマスターに紹介いただく。阿倍野では一番美味しいと言われる繁盛店焼肉の萬野さんの裏の路地に位置する。知らなければ絶対に入ることはないであろうしネット等でも知られていない。

灯りのない路地にポツンと佇むお店の暖簾を潜って中に入ると明るく綺麗な内装にショパンのピアノソナタがBGMにながれるシュッとした感じにビックリ。小料理屋さんのような風情で仕切りがついた4人掛けの焼き台付きのテーブルが5つ並ぶ。

最初にホタテの塩焼き850円と一緒にビールを頂く。冷凍だけどそう悪くはない・・そのあとはお薦めのすじねぎ焼き950円に50円足して辛口に仕上げて頂く。スジコンの甘い感じと醤油の塩っぱさと唐辛子の辛味でビールを2杯お代わりする。

〆はイカの焼きそば700を所望する。細めの麺を使用しソース控えめで上品な仕上がり。ビックリするくらい分かりにくい場所なんだけど平日でもお店は満席。接客もとても親切で最後にチョコアイスを頂いた。地元密着の佳店でした。・・・

*友人と「地産地消」の話をする。私どもの奈良にあるレストランでも農家の方から直接野菜を分けて頂き使用する事も多いが地元の野菜がすべて美味しいというわけでなく、獲れたてでも水っぽかったり苦かったりというものも多い。グランフロントにある某レストランでこれ見よがしに野菜栽培を店内でしていますとアピールしているお店があるがそれだけで毎日の需要を賄いきれるわけがなく、その店に価値を感じて喜ぶ客を見ると残念な気分になる。

大阪市阿倍野区王子町4-3-11
11:30~15:00 17:30~21:30
水曜日定休


カテゴリー 北畠, お好み焼き |

市内某串揚げ店

阿倍野区の高級住宅街にある11月中旬に開店した1日6名限定の串揚げのお店。ひっそりとした看板は店の存在を打ち消すくらいのかそけきもの。(ここではあえて看板名消しています)地下に続く階段を下りると北新地のサロンのような瀟洒な空間が現れる。

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食事はすべてお任せでお腹いっぱいになったらストップのシステム。ここまでなら界隈によくある串揚げ屋と同じなんだけど串を揚げているオーナーシェフが超有名な調理師歴30年以上の和食の職人。若い頃は船場にある料亭で修行をし、その後そちらの料亭の支店を一切任され超繁盛店にされその後独立。割烹業態の店と和食店を自身で経営された後、御弟子さんにその既存店を任せてこちらの店を静かに出された。

ネットも含め広報はこのブログが初めてで、完全予約制だけど電話番号は一切公表していない。貸し切りであれば9名までは入店することが出来るけど店主はあまりそういったことを好まないようなことを言っていた。現在は本当の口コミで予約の取れない日が続く。

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提供される串揚げは和食職人の目利きと手練がしっかり効いたもので他店との異なりはかなり明確。目の前にはソース、ポン酢、醤油、辛子の入った器とサラダが供される。

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串の扉は身の中に味噌を鋳込んだ「伊勢海老」 から。いきなりのカウンタ−パンチにビックリ。「牛肉」は一口いただくと黒毛和牛と判るもの。使用する油は米油で食感も軽く後口もいい。

「銀杏」は熊本産の大粒のものを薄く切ったはんぺんで包んで供される。「牡蠣」は驚きの大粒。新鮮でふわふわの「太刀魚」は紫蘇とアスパラが鋳込まれる。ちゃんとつくられた「赤飯」は昆布が入る。

「うずらのササミ巻」も和食の出会い(食材同士の相性)を感じさせる。「椎茸」、「穴子の八幡巻」と続いて、初めていただく「生湯葉」はトロトロで秀逸。「蓮根海老ミンチ鋳込み」、今が旬の「ワカサギ」と続く。「子持ち鮎」は3枚に下ろして小骨を取って塩焼きにしたものを再度揚げるという手間のかかったもの。「鯨ベーコンの水菜巻」も初めて頂いた。目からうろこの美味しさにビックリ。

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日本酒はこだわりのものが並ぶ。ほとんどのものが1杯500円。お酒だけいただきたいくらいの名品ばかり。特に新政の限定酒の美味しさにはビックリした。

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中にカレーを鋳込んだ「春巻き」、「アスパラに豚肉巻」は安定の美味しさ。「蕪の鯛巻」は出汁につけていただく。これは和食の鯛蕪を再構築したもの。「じゃがいもベーコン」はソースをしっかりつけていただく。

ネットリした「里芋の豚肉巻」、「むかご」の素揚げと続く。隣にいたお金持ち風30代女性客は「こんな美味しい串カツ初めて〜」「日本橋の六◯燈とか法善寺のWa◯abiよりずっと美味しい〜」とひっきりなしに言っておられた。調理師としての年季が違うので当然のこと・・・と心で思う。

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ワインはすべて国産品を揃える。甲州のものが多いがこの日は「北島秀樹」をすすめていただく。北海道余市町で栽培・収穫した葡萄で醸造した白ワイン。さっぱりとした酸味の辛口ワインで串揚げのみならず寿司や和食全般に合うと思った。どのボトルも仕入れ価格の2倍の超良心的価格設定。売価3000円から4500円までのワインが豊富に揃う。

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この後は定番の「蟹爪」、生姜を忍ばせた「砂肝」、分厚い身の「鱚」、「大黒シメジ」 、活シラサエビ(写真撮り忘れ)と続く。日によって仕込む量は異なるが全部で20本から25本くらいと言っていた。

気になる会計は串揚げコースが5000円という破格の価格。何本食しても同じ価格と言っておられた。この店近いうちに予約2年待ちとかになる事は必至。

店名・住所は今は秘匿
1日6名のみの完全予約制
*興味のある方は直接私(ペロペロ店主)まで連絡ください。
shatyo@nori-net.jp


カテゴリー 北畠, 姫松, 串料理 |

来々軒

餃子が食べたくて知人のバーのマスターに以前紹介いただいた自宅近くの大衆中華料理店に自転車で一人で訪問。

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阿倍野筋沿いの新しいライフスーパーの前に位置する。お店は昔ながらのザ・大衆中華という感じ。店に入ると結構なサイズでカウンタ−席とテーブル席、奥には小上がりのような席まである。カウンタ−に座り餃子とビールとご主人お薦めの唐揚げを所望する。

新聞を読みながらビールをいただいているとご主人が「最近ライフが出来て昼の客がめっきり減ったんや・・・」「夜は夜で弁当値下げして売りよるからかなわん・・」「この辺りは昔はよかったんや・・・」と畳み掛けるようにお話をされる。。返事をすると奥から奥さんが出て来て井戸端会議状態となる。

バーのマスターの紹介で来たというと「なんとよく来てくれたなあ〜嬉しいわ!!」「あのマスターとの出会いは・・・・」と餃子を食べることが出来ないくらい楽しいお話をしていただく。。餃子のタレも作ってくれるし、何もかもが至れり尽くせりで田舎のおばちゃんの家に来たようなおもてなしを受ける。

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出てきた餃子は皮は薄くて野菜たっぷり系。調理するのは45才のご子息。このご子息についてもご主人から丁寧な説明があった。

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唐揚げはブロイラーではないのは一口食せば判る。キャベツのあしらえも実に丁寧にカットされている。普通以上に美味しいがご主人や奥さんが目の前まで来てお話しいただくのでゆっくり味わう余裕はない。「お兄さんもバーテンしてるのか?」「料理の写真撮ってるけどカメラマンか?(普通iPhoneで撮るカメラマンはいないと思うが・・)」「ひょっとして同業者か〜?」とか・・・

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あまりにも面白過ぎて帰りにその店を紹介いただいたバーに寄って一杯だけ飲むつもりが止まらなくなる。最近お気に入りのメキシコ産アネホのプレミアムテキーラはブランデーのような口当たりと芳醇な香りで気持ちよく酔うことが出来る。

大阪市阿倍野区北畠1丁目13-4
06-6623-0201


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