心斎橋/四ツ橋

ひろせ 6月

毎月ずっと通っていた表記の店に4ヶ月ぶりの訪問。こちらもここ数カ月コロナで店を閉めたりテイクアウトで弁当を提供したりしていたとのこと。4月から若いお弟子さんも入店し、お店自体に厚みが増してきたような気がする。

ミシュラン店の「ゆうの」で修行されたご主人は丁寧で創意と工夫に溢れながらも王道の喰い味重視の大阪料理を提供される。月替わりの献立はコース10000円のみ。食材にもこだわりがあって特にお椀と刺身の美味しさは特筆モノ。

座付はとうもろこしのすり流しに秋田産の蓴菜と大きな車海老、胡麻豆腐、絹さや、振り柚子が添えられる。とうもろこしの香りと甘みが出汁の旨味と相まって夏の訪れを感じさせる。

河豚白子の春巻きは梅肉と大葉でさっぱりと仕上げられている。トロトロの白子とカリカリの春巻きの皮の対比が面白い。諸味アスパラガスが添えられる。

生のほっき貝、鯵、アコウ、鱧 コリコリの目板鰈、大葉を射込んだ鱚の6種盛り。魚を切って並べただけの感があるがどれもが突き抜けた美味しさ。

お造りの2皿目は皮目を炭火で炙ったトキシラズ、金目鯛。。トキシラズは融点が低いために口に入れるとさらりと溶ける。。

夏らしいあっさりとした煮物椀。柔らかく仕上げられた穴子の献珍巻と三つ葉で結んだだつ芋の取り合わせ。

この日のお酒はしっかりした味わいの奥播磨の純米吟醸と飲みやすくてコクのあるボルドーのシャトーランドロー。。

炭火でしっかり焼き込まれたのどぐろの皮目はパリパリで身はホクホク 酸味と甘みのバランスが絶妙の玉ねぎおろしが敷かれている。

完璧な火入れで適度に脂を落として歯がいらないくらいの仕上がり。 炭火の香りも調味料となっている。揚げたズッキーニと一寸豆が添えられる。

ガラスの小さな蓋物に入った岩もずくとデラウエアの酢の物(写真忘れ)

肉料理は皮目をしっかり焼き込んだ鴨ロース。甘さを抑えた自家製のブルーベリーソースとともにいただく。生で食せる宮古島ゼンマイといぶりがっこを合わせたスモークポテサラ、フルーツトマトが添えられる。

食事は焼き鱧のご飯と味噌、香の物数種類。

甘みはバナナシャーベットとパッションフルーツ、チアシード、パイナップルでさっぱりと。。。お腹もいっぱいで大満足。。。次月が楽しみです。。

大阪市中央区東心斎橋2-8-23イケダ会館1F
06-7713-0543
17:00~翌0:00

過去のひろせはこちら

 


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宮崎地鶏炭火焼 車

南船場でジムに行った帰りに鰻谷にある表記の店を訪問。大箱の焼き鳥店で大阪と東京で15店舗くらい展開されている。

食材と焼きに関してはこだわりがあり・・・・・

肉厚で弾力のある肉質、噛めば噛むほど深まる味わいに感動していただくため、車は極上の地鶏にこだわりました。宮崎県日南市・串間市・西都市の3ヶ所に位置する専属養鶏場の協力の下、ビタミン、ミネラル、鶏の内臓機能を高める自然由来の栄養素を配合した、独自開発の無添加・無農薬飼料(化学物質完全不使用)を与え、南国・宮崎の太陽が降り注ぐのびのびとした飼育環境で、健康で安全な車オリジナル「神楽とり」を育成しています。雄120日、雌150日以上と、通常より長い飼育期間で“熟成”させることにより、神楽とりはさらに身が締まり、脂が乗り、歯ごたえと旨みが増しています。

車 の「焼師」は厳しい自社試験をくぐり抜けた炭火焼マイスター。
注文数ナンバーワンを誇る車名物「神楽とりもも炭火焼」も焼師の磨かれた職人技から生み出される逸品です。
旬の素材を使用したシンプルな炭火焼から、和洋折衷織り交ぜた創作料理まで、熟練の焼師にお任せ下さい。以上HPより抜粋

まずは肝煮350円。。。予想していたよりも美味しいことにびっくり・・・・

鶏とアボガドのわさび醤油650円。。タンパク質たっぷりの安定の美味しさ。。胸肉の鮮度もいい。

メインの神楽どりもも焼き小1050円。。ひね鶏のように硬くもなくとても味わい深い。。それなりの価格だけどまあまあ納得。。

最近昼ごはんの代わりに飲んでいるプロテインドリンク。。。

大阪市中央区心斎橋筋1-1-16 メリディアン心斎橋ビル 地下1階
TEL/06-6251-9601

 

宮崎地鶏炭火焼 車 心斎橋店居酒屋 / 心斎橋駅長堀橋駅四ツ橋駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5


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酒中花 空心 6月

西区新町にある表記の中華料理店を訪問。四ツ橋駅、西大橋駅から徒歩5分。外観はエスニックな独特の雰囲気。こじんまりした店内はテーブル席とカウンター。今回はカウンターに案内いただく、西天満の有名店の月泉や福島の六徳恒河沙のシェフの出身店でこの日もカウンターの中にシェフを含め4人の若い料理人が阿吽の呼吸で喋らずにキビキビと動き回っていたのが印象的。

メニューは季節ごとのアラカルトに加え、コース6000円、8000円、12000円の3種がメイン。今回は8,000円のコースに好物のエビチリ1800円をエクストラで追加する。

つきだしは筍の海老はさみ揚げ。その上にはピータン、若芽、木の芽、塩漬けの桜の花が添えられる。桜塩をつけていただく。。

前菜盛り合わせ3種。こちらのお店の代表的なものが3種供される。まずは名物の「四川よだれ鶏」他店とは異なり柔らかく火入れされた骨付きのモモ肉を使用。お店ごとに味わいの異なるソースは特製のラー油の辛みと軽い痺れと香ばしさがバランス良く合わさって、砕いたカシューナッツやパクチーもいいアクセントとなる。

水だこのさわやかな花山椒和えは旬のフレッシュな花山椒を濃い目の刺激のあるソースにして水だこ、胡瓜、みょうが、紅蓼などを合えた見た目もきれいなグリーンの一品。

合鴨の叉焼も上に乗せられたピータンのコクと合わさってとても美味しい。。。

続いての魚料理は骨切りした旬のアイナメと硬めに火入れしたホワイトアスパラガスとお焦げを合わせて熱々の上湯スープをかけたもの。

この日は最初にシャンペンをいただき続いてイタリアのゲヴュルツトラミネール・ルナーレをいただく。ソムリエの方のおすすめ通りに強烈な複雑さと強さのある香りと果実味はこちらの刺激的な中華料理にぴったり。

続いて名物のチャーシューの入ったメロンパンに揚げ卵黄とトリュフを乗せたもの。昔良く似たものを香港でいただいたことがある。
メロンパンの中の角煮と卵黄とココナッツパウダーそれぞれの組み合わせがお見事。

魚料理はあっさりしたものをリクエストする。登場したのはピリ辛の紋甲烏賊の塩炒め。金針菜と北海道の生雲丹が添えられる。

有頭エビのチリソースは卵の入った濃厚な味わい。エビは高温の油で揚げているので
皮ごとバリバリといただくことができる。

続いて名物料理の空心流上州和牛イチボの青椒肉絲。レアに火入れされた肉が特徴で最初にこの形でプレゼンされる。

一度下げて全体を混ぜて取り分けされる。肉は低温調理で火入れしているのでとても柔らかい。ソースの酸味とシャキシャキの野菜の調和も心地いい。

最後は四川麻婆豆腐。しっかりと山椒が効いてて、辛みも強いパンチのある味わい。辛いだけではなく葉ニンニクのせいか濃縮された旨みがあってなんども食べたくなる味わい。

最後は自家製胡麻団子とあっさり味の杏仁豆腐。。。今回もとても美味しくいただきました。帰りはシェフがお見送り。値段も手頃でとても良心的な内容で大満足でした。。

大阪市西区新町1-21-2
06-6532-7729

酒中花 空心 中華料理 / 西大橋駅四ツ橋駅心斎橋駅

夜総合点★★★★ 4.0


カテゴリー 心斎橋/四ツ橋, 中華料理 |