扇町/天満

双龍居 5月

最近は2週間ぐらい前からでないと予約できない天満にある表記のお店。池田町にある旧店舗も繁盛しているが新しいビルになった新店舗も連日満席。

当日飛込みで行くのなら開店直後に行くのがコツ。オーナーのジンさんの親切な接客もファンが多い。スタッフ全員中国人なのでこの日は中国語のレッスンを兼ねて友人たちと訪問する。

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ビールで乾杯をして前菜盛り合わせ5種。蒸し鶏は大きくて食べ応え満点。菜の花のお浸しと干豆腐、砂ずりの冷菜はこの店の定番。真ん中には大振りのクラゲの酢の物。。普通鵜のものなんだけど普通よりも美味しくて量がある。

店の中はまるで中国のよう。客の話し声、店員さんの掛け声や調理の音・・・給仕の店員さんは留学生と言っておられた。メニューも150種類以上で普通の中華料理にないような食材も数多くある。この日は普段中国語を個人レッスンしてもらっているスウ先生と私の友人3人で訪問。食事をしながら中国語の実戦レッスン。

お店の店員さんを呼ぶときに一般的には「小姐!」と呼ぶんだけど都会では「おい!姉ちゃん」見たいな水商売の女性をさすニアンスなので使わない方がいいとのこと。

そのかわりに「美女(meinu)メイニュウ」を使うといいよといわれ早速そのように声をかけると女性店員さんニコニコして大喜び。

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お約束の海老マヨもカリッと海老が揚がっていてサクサクのプリプリ状態。マヨネーズにはお酒の風味が感じられてちょっと高級な感じ。。

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皆が食したいと言っていた小龍包はスープがあまりなかったのが残念。昔と少し異なってきているのが残念なり。。。それなりには美味しいんだけど期待が大きすぎたのかもしれない。

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見たこともない中国野菜の炒め。。空芯菜が売り切れらしく代用品と言っていた。みんな日本語も流暢に話せるので店員さんとの会話もごちそうの一つ。

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豚肉とネギの炒めを花巻パンで挟んだもの。。こういうのはたぶん女性が大好きだろうと思われる。超有名な麻婆豆腐はいつも辛すぎてお腹を壊すので今日はパス。。

海老とイカの炒めはチンゲンサイのシャキシャキ感が魅力。一皿のボリュームもあってこの日は5人で取り分ける。

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この日は注文しなかったけど麻婆豆腐と共に有名な「牛肉の四川風煮込」は火を噴くぐらいめっちゃめっちゃ辛い。そして強烈な旨味があって美味しい。。そして香ばしい。舌はしびれる。真赤な餡の中には牛肉とキャベツがたっぷり入ってて頭の汗腺が開く音が聞こえる。。。脳の毛細血管が切れる音かもしれない。。目もしょぼしょぼする。

牛肉はとっても柔らかい。。最後に残った真っ赤な餡に玉子麺をからめて食べる。

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海老団子は普通に美味しい。。この際に揚げ物をあと4種類頼んだらブーイングの嵐だった・・・

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鶏肉の唐揚げに唐辛子とクミンシードをかけたもの。。クミン独特の香りが紹興酒とドンピシャ。。ホントは羊肉で頂きたかったんだけど鶏もあっさりしてそれはそれでいい。

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アーモンドまんじゅうも手作りで秀逸。。このほかにもたくさん食べたけどお酒を飲み過ぎて失念なり。。見送りもジンさん出てきてくれて丁寧に挨拶をしてくれる。。

繁盛するべきしてしている凄いお店。。

大阪市北区浪花町1-24 JL天満駅前ビル 1F・2F
電話 : 06-6377-8808

中国食府 双龍居(浪速町・駅前ビル)中華料理 / 天満駅扇町駅天神橋筋六丁目駅


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天平

この日は友人と天満でランチ。コインパーキングに車を止めて表記のお店に天ぷらを食しにいく。

駅の南側のいかがわしいお店の看板を横目で見ながら界隈をぶらぶらしながらお店の視察も兼ねる。店の場所はJR天満駅からマクドの東側にある路地を北に向かってすすんで路地を抜けてから北へ少し歩いたところ。

この界隈って今みたいに賑やかになるからよく知っていて今から30年くらい前に友人がこのあたりに住んでいて大学生だった私は友人と共にこのあたりの立ち飲みおでんによく通ったものである。

時代はバブル真っ盛り、夜中になると北新地のホステスさんがタクシーでおでん屋に乗り付けてくるのを目当てにおでんばかり食しにいった記憶がある。その店も今は経営者も変わって健在中。何回か丹波哲郎にもあった記憶がある。

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そんな思い出深い天満界隈も今や立ち呑み業態というかワインバルや立ち飲み炭焼き、立ち飲み焼き肉、立ち飲みイタリアンみたいな店が増えまくって今や梅田やミナミ以上のにぎわいを見せている。

そのなかで個人的に大好きでいろんな意味でこの界隈でリラックスして食事が出来るお店が表記の店である。

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このお店も私が大学生の頃からあって天ぷらだけではなくてお造りをはじめとする魚料理もとても安くておいしい。魚中心の居酒屋と言ってもいいが品格がある。そして私の中で天満を代表する店としてリスペクトする理由がこの店にある

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お店の中はあちこちにメニューというか品書きが短冊状になって貼られまくっている。この日はいらっしゃらなかったがご主人のおかあさん(たぶん90才は超えている)が今も現役で書いていると聞き及ぶ。

このお店の名物女将さんはチャキチャキを絵に描いたような方で接客、声がけ、天ぷら揚げを一人でこなし元気はつらつ清々しいエナジーをふりまくる。気取りがなくて明るくて優しくて人のもついやみという物が全くない。

ほんでご主人と女将さんは互いに「おとうさん」「おかあさん」と優しく呼び合ってて仲睦まじく仕事を淡々とされ昭和の頃ドラマに出て来るような夫婦の理想の形を目の前で体現される。その様子を見ながらお酒を頂き好きな天ぷらを好きなだけ頂くととても幸せな気分になる。

夜は単品で注文する天ぷらも他店の約半額で食すことが出来る。食事の最後に大根おろしを絞った汁で作る大根ジュース50円は胃の調子がとても良くなる。この日は昼間だったので天ぷら定食650円の赤出しを粕汁に変えたバージョン(プラス150円)を所望する。

この店には伝票が存在せず女将さんは自分の揚げた天ぷらを誰に提供したかをすべて記憶することが出来て勘定をいうとすらすらと復唱してそれをご主人がそろばんを使って計算する仕組み。30人くらい客が入っていても同様である。これは必見の価値あり。。

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出てきた天ぷらはこんな感じ。エビの天ぷら3匹にいわし、イカ、茄子、ゴボウに人参、海苔、インゲン。。年期の入った仕事ぶりに感心する。油も良質でとっても軽い後味である。これにご飯がついて650円なり。

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この冬初めての粕汁。身体もぽかぽか温まりとっても美味である。夜は9時までなのでこの店で晩ご飯を食べて近くにワインを飲みにいくというのが王道コースであろう。この店はあまり紹介したくなかったな・・・

大阪市北区天神橋5丁目1-14

tel. 06-6353-4714
11:30-14:30 17:30-21:30
日祝休み

天平天ぷら / 天満駅天神橋筋六丁目駅扇町駅


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双龍居

連日の中華料理の夕食。今大阪で人気の1、2を争う天満にある表記の店を訪問。100席ある客席はいつも超満員。中国の5ツ星ホテルでコックをしていたといわれるジンさんがオーナー。

店員さんも皆中国人なので内装も料理もかなり本場チック。店の表の壁一面にビッシリと貼られたメニューは200以上あるらしい。この店の特徴はコストパフォーマンスの良さ。高級食材を使った料理が手頃な価格で食せること。今回の目的はこの時期旬の上海蟹。

あらかじめ予約してあったのでテーブルの上に物体が鎮座する。いわゆる蒸す前の上海蟹でこの状態ではまだ生きている。

「シャンハイガニハイキテナイトオイシクナイアルヨ」と言いながら蟹に目つぶしをするジンさん。その攻撃にがんじがらめに手足を縛られながら目をぱちくりする上海蟹。「シャンハイカニハシンダラタマゴガシロクナルカラスグニワカルヨ」と言っていた。

海外や蘇州(陽澄湖)から生きたまま保存しても3日くらいしか持たないと聞いたことがある。

蟹を湯がいていただいている間に前菜3種盛り登場。青菜の浸しとミル貝の酢の物と蒸し鶏。。これは普通に美味しい。

前の日も頂いたトマトと玉子炒め。。前日と少しテイストは異なるがこれはこれで美味しい。。

エビとイカの炒めはチンゲンサイがシャキシャキしてとても美味しい。一皿のボリュームも多くて4人で取り分けてもけっこう食すことが出来る。

小籠包は1人前5つなんだけどお店の店員さんが「一人2つずつにしておきますね」とのこと。こんなところも繁盛の秘訣。。

大海老カシューナッツの甘辛炒めはエビがプリプリしておいしい。。その他に九州から取り寄せてる「豆苗のニンニク炒め」も頂く。そしてしばらくすると上海蟹が真っ赤に蒸されて登場。。昔はこの店も有名な産地の江蘇省の蘇州近郊の「陽澄湖(ヤンチェンフー)」のタグのついたものが入っていたが。現在価格が大高騰して他の産地のものと推察する。

最近は「陽澄湖産」と書かれたタグや刻印がされた偽物も出回っていると聞き及ぶ。食し方は黒酢や生姜酢が多い。個人的には何もつけずにムシャムシャ頂くのが好み。

食べ方は「先にはさみで足を切り取って足を全部食べてから胴体をはずす」と昔聞いたことがある。そうやって食べれば蟹ミソや卵が冷めないということらしい。

中を割るとこんな感じ。キレイなオレンジ色で甘い卵はマッタリしてミソと一緒に頂くと蟹にありがちなえぐみもなく実に深いコクのある味わい。紹興酒の冷やと一緒に頂くと幸せ感に包まれる。

はさみを使ってむきまくる。。内緒の話だが、私は蟹剥き名人で私のはさみ使いはかなり激しいのは知っている人は知っている。小さな身体に身がぎっしりとつまり身もしっかりしていて味も濃い。

甲羅についた味噌も残さず頂く。実は私は胴体の身を殻ごとかぶりついて口の中で殻と肉を分けて食す術を持っている。中国人がそのように食べているのを外国で見て学んだ。。

話は変わるがドイツで上海蟹が1990年より大繁殖し、駆除しようとしていたら中国人が輸入するようになって大ヒット。。今では1キロあたり日本円で約500円から800円でベトナムや中国、日本にも輸出されていると聞き及ぶ。

この日の上海蟹は1匹1900円。この日に天満界隈を廻るとだいたい2800円くらいが最安値。普通鵜の中華料理店では3800円くらいが相場。店主のジンさんがたくさんの人に美味しい上海蟹を味わっていただきたいということで仕入れ価格とほぼ同じお値段で提供していると言っていた。

「ウチホドヤスクカニヲタベレルミセナイヨ!」と店主のジンさんが帰りに言っていた。そういえば東京ならだいたい一匹6000円から8000円くらいする。麻布十番の有名中華料理店で一人50000円支払った記憶がある。(即死した・・)この日の会計は飲んで食べて一人3800円。。。この店のコストパフォーマンスはやはり強烈なり。

大阪市北区浪花町1-24JL天満駅前ビル1・2F

電話:06-6377-8808
営業:ランチタイム11:00~14:00
   飲茶タイム 14:00~17:00
   ディナータイム17:00~24:00(L.O.23:00 )
休:無休


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