昭和町

五源大喜

昭和町の表記の串揚げ店を訪問。30年以上前から昭和町のこちらの路地裏で営業。15席のカウンタ−のみ。数ヶ月以上、席の予約が取れないことでも有名なお店。この日は前日にキャンセルが出たということで久しぶりの訪問となる。18時半のオンタイムに伺うとその前の時間帯の方々と席を交代。メニューはほとんどのものが120円で250円の串が数点。相対的に割安感はある。。

お店は完全に家族経営。昔は三角の帽子を被ったご主人がいらっしゃったが今は奥さんが食材にパン粉をつけ、笑顔が優しいイケメン過ぎる息子さんが揚げる分業スタイル。息子さんの嫁さんは接遇担当。それにアルバイトが一人・・・

こちらではコースではなくて好きなものを好きなだけ頂く。昔から内容はほとんど変わらない。季節ごとにシーズナブルメニューもいくつか取り揃えられる。価格もずっと据え置きなのには敬服する。

ビールを頼んで串の扉は「牛肉」からスタート。柔らかくて赤身の肉は普通に美味しい。「車海老」は時価だけど大体500円くらい。大きくエビ反りされて揚げられる。大粒の「牡蠣」は醤油で頂く。この店のシグニチャーメニューの「鱚」を大葉で巻いたものもふわふわで美味しい。刺身用の「帆立貝柱」はミディアムの火入れ。「蓮根」はシャキシャキ、味付けされた「筍」は季節メニュー。豚肉を巻いた大きな「アスパラ」は自家製マヨネーズで頂く。シャルドネは3000円くらい。。

それぞれをソース、ポン酢、塩、レモン果汁で頂く。油はヘッドを使用。胡麻の香りも少しする。。植物油も混ぜていると思われるが不明。パン粉は生パン粉とブレンドパン粉を合わせて作る。

続いての「豚肉」はロース肉を使用。「蟹爪」は巨大で食べ応えあり。水槽で泳ぐ「稚鮎」は内臓の苦味が嬉しい。「蛸」も生を使用であろうか歯ごたえと味がボイルした外国のものと大きく異なる。田楽味噌を載せて供される「豆腐」は大豆の甘味がしっかりと感じられてふわふわでクセになる美味しさ。鮎の横の水槽で泳ぐ「アマゴ」もとても深くていい味。「安納芋」にクリームチーズを巻いて揚げたものも甘々で美味しい。最後に「お餅」も頂いて合計18本でした。。

創作系や2度漬け禁止系の串揚げ店が多い中で食材を吟味して商品を絞り込み、安価で客に提供するこのような店は実はありそうでなくて客のほとんどが次回の予約をして帰ると言う普遍の人気を誇る名店。アットホームな雰囲気も個人的に大好き。

お店は平日は5時から7時半、または7時半から9時の2部制(土日は3部制)。9時以降であれば予約なしで入店できるが遅掛けの串揚げは身体に堪えるので私は他の客のキャンセルを狙う。。貸し切りでお願いしたら予約は2018年の3月末となりましたとさ。。

過去の五玄大喜はこちら
大阪市阿倍野区昭和町1-9-21
06-6629-4576
営業時間 [月~土] 18:00~23:00
[日・祝] 17:00~23:00


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カフェ金魚

過日に昭和町の蕎麦店を訪問したときに見つけた気になるカフェを訪問。ネットで見ると知る人ぞ知る有名店らしい。

2017-03-10 13.31.29

場所は夢KANさんの隣。大正14年に建てられた長屋を改装して今年で12年と言っておられた。昭和レトロなカフェは最近よく見かけるけど遥かにそれを超えた摩訶不思議空間となっている。外観はもとより店内に入るとびっくり仰天。

2017-03-10 17.11.22

お店はカウンタ−と6畳ほどの和室とテーブル席に分かれる。カウンタ−席とテーブル席の結界に金魚が泳ぐ水槽が置かれる。あちこちに人形やレトロな骨董市にあるような置物が飾られてミステリアスな空気を醸し出している。

2017-03-10 14.57.37

静かで薄暗い店内に飾られる顕微鏡や沢山の人形もマニアにはたまらないものであろうか。本棚には江戸川乱歩の怪人20面相シリーズ、黒魔術や解剖など渋すぎる本が並ぶ。

2017-03-10 17.10.23

あちこちにある人形と目が合う。。赤い服を着た人形はまさに語りかけてきそうな感じ。最初は背筋が寒くなるような違和感があったけど少しずつ慣れて居こごちが良くなって来るのが不思議。店主も艶があって親切でいい感じ。

2017-03-10 17.12.35

レトロな人体模型や朽ちた壁に貼られた新聞やチラシも何とも言えない奇妙でアブノーマルでホラーでオカルトな感じを醸し出しワクワク感が止まらなくなる。すべて書ききれないがこの他にも鹿の剥製や古いグラス、着物、よくわからない道具などが整然と飾られる。しかしながら苦手な人は無理かも知れない。

2017-03-10 13.20.36

店の奥には明るい光が入る前栽。。この場所も趣味性が高く無造作に見えるけど嫌いではない。2人がけのテーブルに座ってシグニチャーメニューのきんぎょクリームソーダー680円にプラス130円で金魚クッキーを付けていただく。

2017-03-10 13.24.18

金魚鉢に入って供されるクリームソーダーはメロン味。アイスクリームの上にのっかる金魚が可愛い。周りの人形の視線を感じながら頂くクリームソーダーの味は格別。

2階は貸し切りに出来る空間などもあってセミナーや個展、ギャラリーによく使われると言っておられた。まだまだ知らないお店がたくさんあるもんだと内省しながら店を出る。

大阪市阿倍野区阪南町1-52-5
電話06-6622-0021
営業時間12:00〜18:00
定休日月・火


カテゴリー 昭和町, カフェ |

夢KAN

昭和町の駅前交差点を西にすすんで1つ目の信号を超えて北に上がったところにある隠れ屋蕎麦店。公園の前でロケーションはとてもいい。蕎麦屋とは思えない店名と緑の看板が目印。

2017-03-10 12.52.26

近くには有名な十割り蕎麦の「やまなか」があるけどこちらは知る人しか知らないお店。70歳を過ぎた蝶ネクタイをした見るからに優しげな店主が一人で営む。

2017-03-10 12.56.05

長屋を改装した店内はカウンター4席と靴を脱いで入る和室に分かれる。和室には昭和の頃のテレビやミシンが普通に置かれている。手作り感満載の店内は見どころたっぷり。蕎麦は手打ちで「ざるそば(盛りそば)600円」など価格はかなり良心的。

2017-03-10 12.56.00

カウンターの後ろ側はギャラリースペースで子供の絵や雑貨などいろんなものが飾られる・・・コンセントが壁の真ん中にある。。目覚まし時計もいいアクセントになっている。

2017-03-10 14.54.19

蕎麦の他にも390円のサンキュウ丼と言う名前の丼もあるらしい。手書きのメニューがとてもいい味を出している。蕎麦打ちは信州で勉強されたらしい。この日はざるそばと葱味噌のおやき300円を所望する。

2017-03-10 13.08.16

最初におやき登場。信州地方の郷土料理だけど福井県や鳥取でも頂いたことがある。この店のものは小麦粉だけど蕎麦粉や米粉で作るお店もある。一般的な葱味噌を頂いたけど「かぼちゃ」「しめじ」「野沢菜」なども此方の店では用意されている。大きな焼き小籠包のような感じだけど中身は野菜なのであっさりとしている。熱々の味噌が飛び出してきて口の中を火傷しそうになるのも一興である。日本酒と一緒にいただきたいと思った。

2017-03-10 13.11.08

しばらくして蕎麦登場。ビジュアルは細くて短くて太さはバラバラ。喉越しは良くないけど食べやすさはある。しっかりとしたコシもある。噛み締めて飲込んだあとの蕎麦の香りはしっかりする。。どうして蕎麦が短いのかが不思議・・・器等にこだわりはあまりなく自由な感じ。蕎麦湯はとても薄くてかそけき味わい。

2017-03-10 13.15.52

最後には温かい蕎麦茶とかりんとうを出していただく。この場所で11年くらいされているらしい。一度訪問すれば地元の方に愛されているのがよくわかるお店です。。

大阪市阿倍野区阪南町1-52-6
06-6623-0757
営業時間11:30~18:00(売切れまで)
[火・土のみ]11:30~20:00(売切れまで)
定休日水曜日


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