本町

華都飯店 本町ガーデンシティ店

母親と2人で表記の店でランチをする。セントレジスホテルのB2にあって御堂筋線本町駅7番出口直結の好立地店なのでとても使いやすい。現在はかごのや等を経営する企業が運営されていると聞き及ぶ。メニューの構成や販促、店先で650円の麻婆豆腐弁当を販売しているのを見て納得。

しかしながらお店は重厚感があってしっかりとデザインされた空間となっている。スタッフはしっかりと教育され食事内容や味付けも自分の口に合うので大阪でのお気に入りの中華料理店の一つとなっている。ホテルのダイニングでいただくことを考えるとリーズナブルかつアラカルトも豊富なのでよく利用する。個室もあって小さな会合や食事会にも重宝。昼時は大混雑で大きなテーブルに相席となるがゆっくり食べたかったのでこの日は個室を予約する。

いただいたのは3000円のミニコースで最後に名物の麻婆豆腐が組み込まれたもの。

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最初の前菜盛り合わせはしっかり味の入ったチャーシュ。低温調理で柔らかく調理された蒸し鶏。豆豉で味付けられた海老の下には甘いさつま芋を焼いたもの。豚バラ肉に煮こごりも秀逸。太いくらげの酢の物にも大満足。フカヒレが少しだけ入ったスープは上湯の味が素晴しい。海鮮炒めの紋甲烏賊も上質で食べ応えあり。

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焼売と春巻は普通。豚ヘレを使用した黒酢豚は甘味が少なくてとても口に合う。豚ヘレはカリッと揚がっていて中はしっとり。付け合わせの長芋の揚げたものもかなり美味しい。

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小さく上品に盛られた名物の馬家の麻婆豆腐は思いのほか口に合った。もっと酸味があるのかと思ったけどオイルは少なく味に深みが合ってとても食べやすかった。

香辛料の「しびれ」「香り」「豆板醤」をそれぞれ入れて味の変化を楽しむ。豆板醤を入れると甘くなるとよく言われるが辛さが増した気がしたのは気のせいであろうか。しびれは中国山椒で本当に舌が痺れてビックリした。

味覚だけでなく嗅覚や視覚からも味わいの信号が発信され大脳皮質から扁桃体、視底下部まで美味しさの信号が辛味受容体を通して駆け巡るのを身体で感じた。

そのあとに出てきた杏仁豆腐をいただくと口の中の麻婆豆腐の辛味が一掃された。まさに分子間総合作用というか杏仁豆腐の成分が麻婆豆腐の辛味に対して抑制効果があるのか興味深いところである。

最初から最後まで結構な量が出てきたけど母も美味しいと言いながら完食。。コスパも良くて大満足のランチでした。。

大阪市中央区本町3-6-4 本町ガーデンシティB2F
TEL:06-6120-3322
営業時間:11:00-15:00
17:00-23:00


カテゴリー 本町, 中華料理 |

GOLD

本町の得意先に新年の挨拶に行った帰りに表記の店を訪問する。界隈では知る人ぞ知る大阪のビジネス街のど真ん中にあるカウンタ−9席のみのシチューのお店。

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1968年創業なので今年で49年目となる。昔はロシア料理のできるご主人がいたんだけど、最近は腰が低くて上品なオーナーマダムがひとりで切り盛り。現在は週に3回くらいの営業らしい。営業していてもいつも満席の行列で、その行列がなくなったときは売り切れなので入店にはタイムマネジメントが必要。

この日は車で店の前を11時前に通って営業準備をしていたのでコインパーキングに車を停めて11時10分に訪問。運がよければそのまま入店可能でニコニコ笑いながら「久しぶりー」と当年70才のマダムと挨拶をする。この場所でずっと商売をしているのでビジネスマンの昼間の時間の忙しさをマダムは誰よりも理解されている。開店時間11:30前に入店出来る事が多い。店内は木調のレトロなBARのような造り。

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メニューは2種類のみ
赤:ボルシチ+バターライス
白:クリームシチュー+バターライス
常連客は「赤」「白」と注文。値段はどちらも税込1000円。

この日もいつものようにボルシチのセットを注文する。

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ビーツではなくトマトベースのボルシチはサラサラした食感。酸味と旨味と辛みのバランスも良くてキャベツや大きなじゃがいもがたくさん入っていて身体に良さそう。大きな牛バラ肉も入っていてボリューム満点。

ローリエの葉っぱも発見。生クリーム(サワークリーム)部分を混ぜていただくとマイルドな味わいになる。刻んだパセリの苦味と風味がいいアクセントとなる。作る人の人柄が表れるような温かいボルシチにいつも感激する。席が狭いので楕円形の皿を縦に置いていただくのがルール。食べ終わる頃には身体がぽかぽかする。

以前ロシアに行ったときにボルシチはシベリヤやアジアの食べ物でモスクワではあまり食さないと聞いた事がある。

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バターライスはあらかじめ焼き込んだものを客がきてからバターで炒め直す。荒くカットされた玉ねぎや人参、ピーマン,ベーコンがたくさん入った家庭的な感じのもの。バターたっぷりなのでご飯がべたべたした感じが子供の頃に母親が作ってくれたものを彷彿させる。冷え込むこの時期にぴったりの心も温まるランチ。退店が11時営業日と営業時間が少ないので入店出来ればラッキー君・・・

大阪市中央区淡路町3-4-1
ランチ/11:30~14:00(なくなり次第閉店)
土日祝定休、平日も不定休


カテゴリー 本町, 洋食 |

ETXOLA(エチョラ)

靭公園近くの表記のスペインバスク料理のお店を訪問。久しぶりの訪問だけどシェフが若い方に変わっていた。バスクのレストランで修行された方はこの近くに独立されたと聞き及ぶ。そんなことはどっちでも良くて友人が最近バスクにグルメ旅行に行ってたのをブログで見てアサドール(スペイン式の窯)で焼いた肉を思いっきり食べてみたいと思い、開店と同時に入店しカウンタ−の奥の席に座ってアラカルトで注文。

最初はスペインの生ビールのエストレージャガリシアを所望する。ホップの効いた苦味の強いビール。

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明石ダコとピルピルオイル1600円。 ピルピルオイルは鱈のエキスをニンニクとオリーブ油で乳化させたパンチのあるトロトロソース。

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普段はあまりいただかないスペインのワインを好みを申し上げソムリエさんに選んでいただく。バスクにはミシュランの星つきレストランが30以上もあってレストランが観光資源になっていると聞いたことがある。バスク人は6割りくらいが血液型がO型でB型がほとんどいないというのも聞いたことがある。

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帆立のタルタル1500円はアボガドとオリーブオイルのソースに絡まってその上にソテーされた貝柱とピーマンのムースが乗せられる。

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赤ワインは3つのビンテージを合わせたスペインワイン。果実味たっぷりのアロマとボリュームがあって繊細な味わい。時間とともに味が膨らんで変化を楽しめるのもいい。

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メインディッシュはキッチンで常温に戻すために放置していた鳥取産のLボーンステーキ800gを発見したのでそれを焼いていただく。場所を変えながら何度も焼いては休ませて30分くらいかけて焼き上げる。これ以外にもバスク豚の骨付きリブロースやアンガス牛カイノミ、イベリコ豚カルビ、ニュージーランド産の骨付き子羊などもある。魚料理は長崎産クエや明石産スズキ、オマール海老の丸焼きなど。価格は総じて高め。

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焼き上げられたものをカットして供される。サーロイン部分は思いのほか赤身が多くて食べやすい。多分短角か褐毛和種か交雑種であろう。それはそれで美味しい。

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濃厚なカシスのソルベ600円。魚料理や茸ご飯などもいただきたかったが腹パン状態で次回訪問のお楽しみにする。

大阪市西区靱本町1-4-2
電話:06-6136-3824
日曜日定休


カテゴリー 阿波座, 本町, その他料理 |