梅田/JR大阪

蕎麦処 とき

歯医者の帰りに近くにある表記の店を訪問。8月の暑い時期になるとこちらの「冷やしカレーそば」が無性に食べたくなる。北新地の中でもナンバーワンの人気蕎麦店で蕎麦が美味しいのは当然だけどお酒のアテのレベルの高さに2件目使いでいつも飲み過ぎてしまう。

時分時はいつも満席になるので歯医者の時間を調整してオープン直後に入店する。お店は瀟洒な料理店のような内装でジャズが流れて落ち着いた空間を醸し出している。

最初にサービスの巻寿司1/2本が登場。大きな玉子と椎茸の炊いたもの、焼き穴子、三つ葉が入る。海苔の質も良くて蕎麦屋の巻寿司にするとかなりレベルが高い。夜は1本1200円との事。海老天の入ったものも好物。

続いて夏限定の冷やしカレーそば1600円着丼。オクラ、パプリカ、茄子、ズッキーニ、南瓜の素揚げが入る。彩りがとても美しい。細めの琴線のとれた蕎麦はコシもあってスパイスの効いた冷たいカレー出汁にしっかり絡んでとても美味しい。石臼で挽いた蕎麦粉を手打ちで仕上げていると聞く。

紙エプロンの提供も親切。6人掛けのテーブルで相席をした客4人が全員同じものを注文しているのにはワロタ。
後口も良くてさっぱりいただけるのにいつも感心する。そろそろ夏も終わりかなとつぶやきながら店を出る。

大阪市北区堂島1-3-4 谷安ビル 1F
電話: 06-6348-5558
11:30~14:00
18:00~26:00


カテゴリー 梅田/JR大阪, 蕎麦 |

まき埜

所用で福島に行った帰りに表記の蕎麦店で一人ランチ。界隈ではかなり有名なお店でミシュランのビブグルマンも取得。昼時は様々な客層の方々で満席が続く。

お店はカウンタ−5席と4人掛けテーブルが3つ。ご夫婦でされていてホールにベテランのスタッフがいらっしゃる。サービスはいつ伺っても上品でとても親切。

ビールと胡麻豆腐420円を頂きまずは暑気払い。さっぱりしながらもネットリとした食感の胡麻豆腐は夏にぴったり。

天ざる1550円を所望すると先に大きな海老が2匹盛られた天ぷら登場。冷凍だけどプリプリしていてとても美味しい。海老の天ぷらをビールと一緒にいただくのが大好き。
お蕎麦は、蕎麦粉だけで打った数量限定の「十割蕎麦」と蕎麦粉10割に対してつなぎ1の「外一(そといち)蕎麦」、二八粗びきの「田舎蕎麦」の3種類。喉越しが良いので個人的にはつなぎの入ったものが好み。

しっかりとエッジの立ったビジュアルも美しい蕎麦は最初は粗塩や山葵だけで頂きそのあとは蕎麦汁につけて頂く。瑞々しくてかなり繊細な食味。蕎麦の香りはそう強くないけど飲込んだあとに鼻にすーと抜ける。甘さ控えめの汁も角が取れて蕎麦の味を引き立てるような塩梅。

最後はトロトロの蕎麦湯でフィニッシュ。
夏の冷やしすだち蕎麦があまりにも有名です。。。全体的に量が少なめなので1人で異なる蕎麦を2杯注文する方のもいいかもしれません。。。

カウンタ−の前に小さな赤い実の(多分七竃だとおもう)生花があまりにも美しくてしばらく目を奪われる。。。

*僕は副業で大学で教員もしているんだけどちょうど来週の講義のテーマが「おいしさの創り方」
「おいしさ」を定義して科学的にアプローチしていくんだけど「水のおいしさ」「空気のおいしさ」とともに「蕎麦のおいしさ」は解説がとても難しい・・・・

大阪市福島区福島6-11-13
06-6453-2828
営業時間:11:30~14:00 17:30~21:00
定休日:水曜日


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小好鮨 6月

梅田の会合の後でカッパ横丁にある大好きな表記の寿司店で一人飯。
ちょうど一組目のラッシュが終わって私1人で貸し切り状態。席数が少ないので普段は入店がかなり難しいお店。この日は約1年振りの訪問でお母さんに「刑務所でも入っとったんか〜」と聞かれる。長年こちらのお店に通っているけどノーゲストは始めてなのでゆっくりと食事をさせて頂く。お店はいびつな三角形でカウンターのみ12席。ワンボックスカーで食事をしているような感じだがその狭さが逆にいい。

本年80才になるご主人と77才のお母さんの2人で切り盛り。 こちらは今年で創業55年でご主人が22才の頃今はなき北新地の料亭「春奈」で働いていたときの写真と河豚調理免許がお店に飾られていて「この頃はよくモテたんだよ〜」というような話で盛り上がる。

最初に瓶ビール(此方の店では「冷やしビール」と呼ばれる)を頂いて名物の蝦夷鮑のお造りを頂く。塩のみが振られた鮑はコリコリで磯の香も強くて「ああ夏だな・・・」と感じる。ほろ苦い肝やヒモとビールの相性はとてもいい。これを食べると元気が出る気がする。

長崎産の赤貝の握りは超巨大。これも塩で食す。この店はいつも貝が充実。ご夫婦共々阪神ファンで試合中に阪神が得点するとご主人の携帯から「ポローン」と音が鳴る仕組み。

鱧は骨切りが荒いけど加齢のため目がかすむらしく、それはしようがない。。日本酒の白鹿本醸造を常温で頂く。お店はトイレもないし荷物を置く場所もないので要注意。外国人の客も多く客全員が俄(にわか)の通訳者になるのが面白い。ご主人のカタコト英語とフランス語もかなり笑える。

コリコリのツブ貝も初夏を感じさせるネタ。ご主人とお母さんのキャラが楽し過ぎてこの日も話が弾みまくる。3人で大声で笑いながら野球の話から大好きなプロレスの話、私もやっていたボクシングの話から日常生活の話などどうでもいいアホな事を皆でしゃべりながらとてもいい時間を過ごす。

「海老ちゃん」(此方の店では寿司はすべてちゃん付けで呼ばれる)はよく肥えた冷凍のブラックタイガー。昭和な感じがして個人的には大好き。お母さんが「男の人はみんな海老が好きやな〜」と突っ込まれる。

客がいないので話とともにお酒もすすみまくる。客が来ない事を理由にこの日は結局冷や酒を6杯頂いてしまう。蛸の胴びんと先っぽだけをアテでいただく・・・

瀬戸内海の赤雲丹をアテでいただいて最後に大きな穴子の握りでこの日はフィニッシュ。1人の時は長居しないでさっさと帰るんだけどこの日は2時間の滞在時間。この店で1人でカウンタ−に座っていると宇宙に漂っている気分になる。会いたい人に会ってしゃべって心の毒ともやもやが取れた気分。奥さんから「客も来ないし泊まっていけば」と言われたが丁寧にお断りして帰宅する。

相愛大学の食堂でいつも頂くカレー蕎麦280円にコロッケのトッピング。今日の出来は60点くらいだな・・・・

過去の小好鮨はこちら

大阪市北区芝田1-3-12
06-6372-5747
日曜と水曜休み


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