滋賀県

ティファニー

近江八幡にある老舗和菓子店「たねや」の工場と創業店、フラッグシップ店「ラ・コリーナ」をそれぞれ視察したあとは表記の店で夕食をいただく。滋賀を代表する肉料理店で2年前に近江八幡を訪問したときも予約したがそのときは超満席で断念。この日は1ヶ月前からカウンタ−席を確保。場所は近江八幡駅から徒歩3分。

お店の名前は1837年創業の某国ブランドジュエラーと同じだけど、こちらのお店も1896年という老舗店。お店の1階は精肉店で「カネ吉」と言う名で近江牛を全国に普及させたお店として知られる。今でも世間では「近江牛とは、カネ吉のことである」とも言われ宮内庁御用達店としても知られる。

近江八幡市周辺には近江牛の有名店が多いが比較的手軽な価格で楽しめる人気ナンバーワンのお店と聞き及ぶ。2階席はテーブルとカウンタ−で目の前で職人さんの仕事する姿が見える席が特等席らしい。3階席はしゃぶしゃぶやすき焼き専用の座敷と言っておられた。全体的には歴史を感じるレトロ感満載の昭和の内装。

近江牛フィレ肉の炙りや牛トロ寿司、ショルダーナックルの煮込みなどお店の名物を組み込んだコース料理もあるけど今回はステーキ一本でアラカルトで注文。

突き出しがローストポークとローストビーフ。みすぼらしい盛りつけだけどビックリするほど美味しかったのでローストビーフを別に所望する。

和風ローストビーフ1620円はモモ肉の赤身部分を使用。小さなサシが入っていてあっさりした甘い脂が口の中で溶けてあとから肉の旨味が口の中に広がる。

肉は近江牛の特撰ヘレを300gお願いしたけど「部厚過ぎてうまく焼けない」・・とシェフから小さな声で相談されたので150gを2枚頂く事にする。肉はサーロインとヘレ、ランプの極上、特選、最上級と分かれているがすべてA5ランクらしい。

肉が焼けるのを待つ間に近江牛のテールスープ864円を頂く。価格は総じて良心的。。接遇は地元の大学生が中心。観光客だけでなく地元の方々のメモリアルなファミリーの会食にもよく使われると言っていた。昼間はお得なランチコースもあると聞き及ぶ。

ワインは数種類お勧めいただいたが一押しのイタリア産のレアルマドリッド3500円を所望する。最も高額なものでも5400円くらいで値付けが良心的。。

若いコックさんの手さばきを見ながらワインとローストビーフをゆっくりと味わう。以前に私どもの飲食店で仕入れる但馬牛の飼育農家さんが「牛肉の美味しさって脂肪の多い少ないではないんです。牛肉は見た目でどうしても騙されやすくて、質のいい美味しい脂肪をつくるのは血統と餌と水と生育環境なんです」と言っていたのを思い出す。

塩こしょうで味つけされて出されたスレーキは表面はカリッと焼かれて中はとてもシルキーな舌触り。ヘレ肉だけど甘い脂も感じる。。1枚目は抹茶塩と岩塩で頂き、2枚目は山葵醤油、おろしポン酢で頂き味の変化を楽しむ。

口直しの野菜は別の調理場で処理されて小鉢で出てくる。これはどっちでもいいのでスルーする。

近江米のコシヒカリのおいしさにビックリ。全体的にあか抜けない感じだけど肉がうまいから問題なし。価格も大阪のホテルのほぼ半額。食後の胃もたれもないのも嬉しい。気取らず食べてお腹いっぱいになって帰阪する。

滋賀県近江八幡市鷹飼町558
TEL/0748-33-3055
営業時間/AM11:30~PM3:00、PM5:00~PM8:30(LO)
定休日/火曜日


カテゴリー 滋賀県, 鉄板焼, 洋食 |

ひさご寿し

休日に近江八幡にある現在デパ地下坪当たり売り上げ日本一の老舗和菓子店「たねや」の本社工場とフラッグシップ店を視察。その前に表記の店でランチタイム。市内ではナンバーワンの寿司店で滋賀県で有名な「徳山鮓」よりもこちらをお勧めされる方も多いと聞き及ぶ。近江八幡駅から徒歩10分。大きな店構えは会食を始め宴会、法事、仕出し等にも対応され、この日も法事客対応で店内バタバタ状態。

ランチタイムは握りやちらし寿司のお得なセットメニュー等があるけどこの日はカウンタ−で好きなものを好きなだけ頂く事にする。店内はテーブル、小上がり、座敷など使い方によって色々。。調理スタッフも沢山。。。

小柱のぬた和え。店内はかなり昭和な感じで創業53年とのこと。今では周りの寿司店はほとんど廃業されて唯一残っているのがこちらのお店と仰っておられた。

新物の鳥貝1500円をお勧めいただいたので造りで所望する。こちらでは琵琶湖で穫れるモロコなどの小魚や滋賀県の名産品の鮒寿司なども取り揃えており、お任せすれば色々と旬の地物食材を繕って頂けるようである。

お薦めの琵琶鱒の焼霜造り。サーモンピンクの身が美しい琵琶鱒はサケ科の琵琶湖固有種。山女の一種と言われる。流通量が少ないので別名「淡海の宝石」とのこと。さらっとした上質な脂が口の中で綺麗に溶ける。炙られた皮目も香ばしい。川魚特有の臭みも全くない上品な味わいにうっとりする。

握りは小鯛、煮蛤、蛸の足の先っぽ、徳島産の筍、出汁で炊いた新蕗など・・・甘めのシャリも好み。とてもいいお店です。。次回は夜にゆっくり訪問予定。

滋賀県近江八幡市桜宮町213-3
TEL 0748-33-1234
10:00~22:00


カテゴリー 滋賀県, 郷土料理, 寿司 |

えり市

滋賀県の守山にある創業100年を迎える老舗料理店。創業時は琵琶湖に釣りにくる客の休憩所だったと聞き及ぶ。名物は鯉の煮付けでそれを目当てに私のように他府県から客が押し寄せると聞く。新快速の停まる守山駅からタクシーで15分くらいの場所にある。ほぼ琵琶湖の近くの畑の真ん中に大きな館を構える。

2016-07-11 19.24.04

ビールで乾杯をして先付けは胡麻豆腐。蓴菜やイクラのようなものが添えられる。

【えり市】という店名は創業者の市太郎が昔からの琵琶湖の伝統漁法である「えり漁」の漁師だったことから、自分の名前と当時の自分の職業を合わせた事が由来とHPに掲載してあった。料理店のみならずこちらは琵琶湖にブラックバスを釣りにくる客のための宿泊施設も兼ね備えておられ、また屋形船ももっておられるので琵琶湖畔を遊覧しながら食事を楽しむことも出来る。

2016-07-11 19.36.54

お造りは琵琶鱒。サクラ鱒と中居さんは行っていたが多分琵琶湖産であろう。普段は養殖のノルウエーサーモンが生鮭の味の基準になっているのでこういったものをいただける機会はめったにない。淡水魚なので鮮度が落ちやすく産地でいただくのが一番。

よくある独特のサーモンの臭みは全くない。味にパンチはないが舌触りはしっとりしてミルキーで飲込んだあとに上品な天然の旨みが喉に広がる。癖はないのに脂分はしっかり感じる。淡水魚の臭みな全くない。目の前に琵琶湖の風景が広がり、加藤登紀子の琵琶湖周航の歌が頭に流れる。

2016-07-11 19.24.14

名物の鯉の煮付けは思っていたよりもしっかりと炊き込まれている。こちらも川魚特有の臭みは全くない。下処理が徹底されているのであろう。鯉料理は内臓に寄生虫がいたり粘膜部分に臭みがあったりと下処理がかなり面倒くさい。

この煮付けは地味な料理であるが私の口にとてもよく合う。味がしっかりと染み込んでいて日本酒が進みまくる。多分今までいただいた鯉の煮付けではナンバーワンと確信。これを目指して遠方から訪問する客の気持ちがよくわかる。

2016-07-11 20.00.07

鮎の塩焼きも琵琶湖産と言っていた。琵琶湖で食べる鮎というだけで美味しさ倍増。

2016-07-11 20.06.15

鮒寿司登場。かなり大きなサイズの子持ちなので、かなり高価なものであることは周知の事実。言わずと知れた滋賀県の名産品で琵琶湖の固有種のニゴロ鮒を用いた熟れ寿司。手間と時間をかけた日本が誇る珍味。乳酸菌やビタミン各種、カルシウムも豊富な健康食品。こちらのものは酒粕に付け直しているので発酵臭は控えめ。魚のタンパク質がアミノ酸に分解されているので旨みの塊のような感じ。よくブルーチーズのような匂いと表現される方がいるがもっと上品な香りだと私は思う。

卵のあるまん中あたりが一般的に喜ばれるが個人的には尾びれの近くの身の締まったところが好物。噛めば噛むほど旨味が出てくるのでやめられなくなる美味しさ。最近では独特の癖のための敬遠する方も多いと聞くが私は大好物で一皿ぺろりと食べ込んでしまう。純米酒と合わせるとかなりいいマリアージュを見せる。純米吟醸もいただきたかったがそれは次回の楽しみにする。

 

2016-07-11 20.26.15

稚鮎と小魚や豆海老の天ぷら。香ばしくてかなり美味しい。。

2016-07-11 20.57.49

〆は天然のスッポン鍋。しっかりと煮込まれたスッポンもスープもかなり上質で際限なく食べ続けることが出来る。この辺りになるとお酒が進みすぎて意識朦朧・・・ここまで日本酒が美味しいと思った食事は久しぶり。。次回は宿泊で再訪予定。

滋賀県守山市赤野井町1201
TEL 077-585-0012


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