玉出

新富士本店 1月

西成の表記の洋食店をランチタイムに訪問。創業60年を迎える地元に根ざした家族経営の老舗店。場所は四つ橋線岸里駅と玉出駅の中間地点くらいの住宅街に位置する。店の隣にコインパーキングあり。外観は昭和を感じさせる質素な感じで引き戸を開けて店内に入ると5つカウンター席とテーブル席が2つ。店の奥には座敷もある。お店は古いけどいつも掃除が行き届いていることに感心する。

カウンターの中の小さな調理場で男性2名女性2名が忙しそうに料理を作る。12時ごろからは出前や来店がひっきりなしに続く。揚げ物を中心としたメニュー構成だけど和牛を使ったステーキやたたきなどの高額商品もあって色々な使い方ができる。普段はレコメンドメニューのポークチャップをいただくんだけどこの日は揚げ物を食べたくてAランチ1850円を所望する。

しばらくして着皿。迫力満点の大きな有頭エビフライ、かなり柔らかくて味わい深いモチ豚を使用したヒレカツ、香草の効いた小さめのふわふわハンバーグ、ロースハムと生野菜で構成される。さらりとした少し甘めのデミグラスソースは和のテイストで塩味は控えめな感じ。ご飯との相性がとても良くていつも食べ過ぎてしまう。

揚げ物の衣はどれもサクサクで自家製の透明なマヨネーズもとても美味しい。食べた後の膨満感もあまりなくいつもながら気持ちよく店を出る。こちらもいい店だなとしみじみ思う。

過去の新富士本店はこちら

大阪市西成区千本南2丁目3-5
06-6657-2121
11:00~14:30 16:00~20:00
水曜定休


カテゴリー 岸里, 玉出, 洋食 |

びすとろぽたじえ 12月

住之江区の玉出にある表記のフレンチを訪問。大阪メトロ玉出駅から徒歩2分の場所に位置する。

辻調グループの西洋料理の元教授の肥田 順氏がオーナーシェフとして退職後の今も尚、現役として腕を揮われている。20世紀最大のシェフと言われるPaul Bocuse(ポール・ボキューズ)氏直伝のクラシカルなフランス料理の皿の数々をいただける稀有なフレンチレストランの一つ。

メニュはどれも奇を衒わないオーセンティックな1980年代のボキューズやシャペルが作っていたニューベルキュージーヌのレシピを中心としたもの。

客席の壁には若かりし頃、リオンで修行中の肥田シェフがポキューズと一緒に写る写真が店内にたくさん飾られる。メニューは2種類のプリフィクススタイルのコースで今回はフルコースの7000円のものを所望する。

最初に出るポタージュスープはとても軽い味わい。喉の奥にストンと落ちていくような綺麗な出来栄えにびっくり。

前菜でチョイスしたフォワグラのテリーヌ(+1000円)。こちらのお店のスペシャリティでシェフがフランス3つ星のオーベルジュ・ド・リルで学ばれた逸品。よくあるテリーヌ型ではなく専用の壷に入れて焼き上げてそれをこそぎ取って大皿に盛りつけてくれる。

見た目の華やかさは全くないけど綺麗な舌触りで味わいは軽いんだけど濃厚で特有の甘さも感じられる。添えられた花果(イチヂク)のコンポートとガーリック味のバゲットも相性抜群。ピノ・ノワールと合わせていただくとさらに味わいと膨よかさが増す感じがする。

魚料理はフグの白子をカダイフで巻いて焼き上げたものをチョイス。カダイフの食感とフグ白子のなめらかさと美味しさはもちろんのこと、この皿のビネガーがしっかり効いたソースに感動。。塩味の強さも相まってかなりパンチのある印象深い一品。

肉料理は豚バラ肉の黒ビール煮込みを所望する。ほろほろに煮込まれたバラ肉はシラーと一緒にいただくとさらに美味しく感じる。この料理もソースがしっかりした味わいでお腹にグッとくる最近のフレンチには希少なもの。

デザートはワゴンサービスを食べ放題なんだけどチーズの盛り合わせに変更させていただく。

チーズには食後酒のマールブランデーを合わせ料理の余韻をしっかりと楽しむ。いつ訪問しても期待以上の味わいでシェフの料理の完成度と手の速さにいつも敬服する。かなりいいお店です。。

過去のポタジエはこちら

大阪市西成区玉出中2-13-31
06-6651-9568


カテゴリー 玉出, フレンチ |

新富士本店

西成の表記の洋食店を訪問。地下鉄玉出駅または岸里駅から徒歩7分くらいの住宅街にポツリと佇む。白い暖簾が目印でそれがなければわからずに通り過ぎてしまうような佇まい。店の近くにいくつかのコインパーキングあり。

創業60年を迎える家族経営の老舗店。店内はカウンター6席と4人がけテーブルが2つ、奥には座敷もある。昭和の空気をしっかり感じることができる年季が入った内装だけどいつも掃除は行き届いている。

小さな調理場の中で男性2名女性1名で切り盛り。12時ごろからは出前や来店がひっきりなしに続く。揚げ物を中心としたメニュー構成だけど和牛を使ったステーキやたたきなどもあって色々な使い方ができる。今回はこちらのお店の看板商品のポークチャップ1600円を所望する。

注文すると「10分ほど時間をくださいね」と言って冷蔵庫から肉の塊を取り出して肉を叩くことからスタート。しばらくして出てきたポークチャップはビジュアルからして美味しそう。。

超肉厚で推定320g以上はある感じ。表面は香ばしくしっかりと焼かれてカリッとした食感。中は脂身も甘く、とてもジューシーで旨味たっぷり。赤ワインで作ったデミグラスソースが日本の洋食店ならではの美味しさでコクと深み、甘みと酸味のバランスもとてもいい。ありがちな化学調味料の味は感じない。かなりのボリュームだけど最後まで食べ飽きずに完食。ご馳走様でした。。

過去の新富士本店はこちら

大阪市西成区千本南2丁目3-5
06-6657-2121
11:00~14:30 16:00~20:00
水曜定休

 


カテゴリー 岸里, 玉出, 洋食 |