福島

まき埜

梅田で歯科治療をした帰りに福島にある表記の有名そば店を訪問。
最近新作でスパイスカレー蕎麦1300円ができたということでそれをめがけて開店と同時に突入。

スパイスカレー蕎麦はキーマカレー状になったものが温蕎麦の上に鎮座。しっかりと昆布の効いた餡掛け出汁にカレーペーストを溶かしていただくという趣向。しっかりとしたスパイス感と出汁がうまく混ざり合ってとてもバランスのいい今まで食したことのない味わいのスープとなっている。蕎麦自身の美味しさはいうまでもなくビジュアルも細切りでエッジの立った麺線の美しい独特のもの。

あっという間に食べ尽くし飲み干してしまう・・・・冷えた体が一気に温まりました・・

過去のまき埜はこちら

大阪市福島区福島6-11-13
06-6453-2828
営業時間:11:30~14:00 17:30~21:00
定休日:水曜日


カテゴリー 福島, 蕎麦 |

炭火割烹いしい 12月

福島の予約困難店ミシュラン一ツ星の焼鳥割烹「鳥匠いし井」が今年4月にオープンさせた炭火焼業態の和食店。福島駅から徒歩5分くらい。

京都にある店のような綺麗な路地のエントランスを抜け引き戸を開けると
店内には1枚板の大きなカウンターとその向かい奥に炭火台が鎮座する厨房が見える。を
福岡出身で京都・神戸・東京で修行したという若き33歳の料理長と20代半ばの2人の調理師と女性ソムリエールが店を切り盛りする。

カウンター8席と奥に個室テーブル席がある。現在コース料理15000円のみ。

まずは備長炭で焼き込んだ鰻の白焼きからスタート。皮目をしっかり焼いているのでパリパリのふわふわ。

この日は最初にシャンペンをいただいてそのあとは日本酒を所望。

2品目は雲子を乗せた茶碗蒸し。ポン酢がかかっているのでさっぱりといただくことができる。雲子のねっとりした食感がいい。

八寸は京都産のズワイ蟹、泳ぎの諸子、3ヶ月熟成させた牛タンの炭火焼、自家製チャーシュー、見た目も麗しい温野菜のテリーヌなど。素材にこだわりがあってどれもワンランク上の美味しさ。

煮物椀は網走産のキンキの炭火焼と聖護院かぶら。吸い口の柚子と鶯菜も美しい。上質の昆布と削りたての鰹節を使っているので香りもとてもいい。最大限まで塩分を落とした出汁の淡さも秀逸。

割鮮はカワハギの薄造りを肝醤油でいただく。

平井牛というブランド牛を炭火でタレ焼きにして小さなライスバーガーにしたもの。。

手打ちの十割蕎麦になめこおろしをかけたもの。。口の中がさっぱりする。。

本日の炭火焼は河豚白子。一つは塩焼きで一つは醤油焼き。。炭火で焼き込んでいるので表面はパリッとして中はトロトロ。。

福井産のツキノワグマのしゃぶしゃぶ。あっさりした脂身がとても甘くて出汁もとてもコクがある。一緒に炊き込まれた天然のクレソンも美味しい。

最後はカブラとずわい蟹の炊き合わせ。しんみりとした淡い味の加減がとてもいい。

食事はごまだれに浸した鯛のお造りを使った鯛茶漬け。ご飯もびっくりするくらい美味しい。。

デセールは栗のババロアの上に洋梨のコンポートを乗せたものとクリームチーズと小豆の揚げたお菓子。料理だけでなく器も美しくて端正な盛り付けがよく映える。お腹いっぱいご馳走様でした・・・・

大阪市福島区福島7-17-11
06-7708-4692
営業時間 17:30~21:30

 

炭火割烹 いしい日本料理 / 福島駅新福島駅中之島駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5


カテゴリー 福島, 和食 |

米増 10月

R福島駅を北に500mの表記の和食店を訪問。本湖月、かが万という名店出身の店主と女将ご夫妻、二人三脚で営む日本料理店。すでに大阪を代表する予約困難店となっている。間接照明が配された1枚板の檜カウンター9席の店内は静謐そのもの。

装飾もなく季節の花のみ(この日はススキの葉と茶花)が小さく生けられる。料理のSNSは禁止となっているので献立のみ列記。

座付はクルミ豆腐にもって菊を天盛りにしたもの

続いて長崎産のシメサバを薄くスライスしたものをのせた握り寿司。鯖の美味しさが秀逸。

*この日使用するきのこのプレゼンテーション。

煮物椀は湯葉真薯と信州産の松茸。吸い口は青柚子。出汁の美味しさにびっくり。

お造りは明石産の鯛の腹部分と北海道のボタン海老と本鮪の赤身部分(私が鮪が苦手なので島根産の煮鮑に変更いただく)

大きなサイズの愛媛産白真鯛と天然まいたけにかぶらおろしをかけたもの。。

大皿に盛り込まれた八寸は子持ち鮎の甘露煮、ゆり根と枝豆の団子、山形産の黒皮茸、針イカと新物のいくら、胡麻和えなど

*酒器も様々でオールドバカラを始め伊賀の作家物や奈良のものなども使われる。

酢肴は燻煙した明石の鰆に玉ねぎとポン酢をかけたもの。

ハリイカと翡翠茄子の煮物

松茸ご飯と岩手産の滑り口の入った赤出汁。

デザートは冨有柿とソルベ。もう一種は自家製の栗饅頭

最後に店主が点てる薄茶でフィニッシュ。

日々進化する米増さんの料理に大満足。新作の料理もあってかなり楽しめる。気さくにカウンターの客とコミュニケーションをとりながら手際よく料理を提供されることにも敬服する。この日の料理税別17800円。。価格以上の価値はあります・・・予約が取りにくいのが玉に瑕なり・・・

大阪市北区大淀南1-9-16

 

米増日本料理 / 福島駅大阪駅西梅田駅

夜総合点★★★★ 4.0


カテゴリー 福島, 和食 |