肥後橋

大衆ビストロ 原田屋

知人のピアノリサイタルを見た帰りに表記のビストロで会食。以前も訪問したことが合って店構えや店名とは異なる繊細な料理に驚いた記憶がある。仲間と一緒にカジュアルにワイワイと美味しいものを食べるのにぴったりのお店。1階はカウンター数席とキッチン。2階に5つのテーブル席。

野菜、魚介、肉のカテゴリーに分けられた洋風の「おばんざい」と呼ばれる前菜が3種盛りで980円、5種盛りで1680円となっており好きなものを組み合わせて別にメインを選ぶというのがこの店のスタンダードな注文の仕方。おばんざいはアラカルト注文も可能。

まずはビールで乾杯をしておばんざい5種盛りを所望する。

2015-07-25 19.15.59

カマンベールをのせたさつま芋のキッシュ。鶏肝のペースト、白バイ貝の煮付け、生ハム、トウモロコシのフリットなど。これだけで白ワインが3杯いただける内容。ボリュームもあってとてもいい。

2015-07-25 19.06.32

クリームチーズのもろみ漬け580円はスプーンに入った蜂蜜をつけていただく。選んだ白ワインにドンピシャなので驚いた。メニューは和のテイストも入っていてとても食べやすい。

2015-07-25 19.45.43

魚介の盛り合わせとスパークリングの取り合わせ。岩牡蠣とボイルされた赤足海老。冷凍だけど頭に味噌もしっかりと入っていてとても美味しい。

2015-07-25 20.02.58

アヒージョもボリューム満点でバケットと一緒にムシャムシャ食べるタイプのもの。野菜もたっぷりでとても美味しい。

2015-07-25 20.40.58

トリッパのグラタンも所望する。特別どおってことがないことが逆にいい。安心して安物の白ワインと一緒に世間話をしながら遅くまで飲み食いするのにぴったり。スタッフの方のホスピタリティーもいいね。。

大阪市西区江戸堀1丁目22-40


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ゆきや

四ツ橋線の肥後橋駅2番出口を出たところにあるアパホテルの隣のビル地下にある和食店。今はなき老舗料亭の船場吉兆の次男さんが数年前から経営されている和食店。今は北新地に「湯木」という和食店を2店舗出されているがこちらはそこよりも少しリーズナブルな価格帯。以前は江戸堀一休という料理屋の居抜き。

2015-07-08 17.50.42

店内は古びてはいるが掃除がちゃんとされているのでそう気にならない。この日は掘りごたつの個室で6000円のコースを友人と相伴する。ビールで乾杯をして最初は長芋を素麺状にカットしてズワイ蟹身と梅肉をのせた涼しげなもの。

2015-07-08 18.00.50

お椀は糝薯と何かわからないけど白身の魚。青柚子と白瓜か小メロンのあしらえ。出汁はかなり美味しい。この部分はさすがである。

2015-07-08 18.07.36

造りは縞鯵、鯛、剣先烏賊。切り口もシャープで魚の鮮度もかなりいい。昔から和食は「椀刺し」といって「椀」すなわち「吸物」と「刺」は「刺身」を食べれば店の料理人の腕前や店のランクがわかると言われてきた。簡単に言えば刺身で包丁の冴えを見極めて吸物で味付けを確認するということである。

お椀に使う出汁は鰹と昆布と水と醤油と塩だけを使うでシンプルなものなので逆にごまかしがきかない繊細なものである。
刺身は魚を切って盛り付ける単純作業なので刃物のキレ、魚の目利き、組み合わせ、盛り付けのセンス、あしらいの知識などが必要というか大切になる。

2015-07-08 18.24.14

今が旬の鱧の煮物。鱧に葛を打ってさっと煮浸しにしたもの。丸茄子、ミニトマトのあしらえも品がいい。

2015-07-08 18.35.05

焼き魚は旬の鱸を使用。かなり大きな魚体のサイズで脂ものって美味しい。火入れも完璧でさっぱりとした身は食べ応え充分。

2015-07-08 18.58.55

鱧のすき焼きがメイン。船場吉兆の時代も海鮮の石焼など目を引く豪華で印象に残る献立を一番最後に提供されていた記憶がある。こちらはよくある鱧鍋と違って生卵を溶いてすき焼き風に頂く趣向。濃いめに仕上げられたすきやき出汁がとてもいい。卵と絡めていただくのは私も初めて。日本酒との相性もとても良く、最後は稲庭うどんを投入して〆。最後は上質な西瓜のデセール。素材感を前面に出したいい料理でした。この日の会計は飲んで食べて一人10000円。飲み過ぎたな・・・

大阪市西区土佐堀1-2-10 山文ビルB1F
電話 06-6441-1190

ゆきや居酒屋 / 十三駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5


カテゴリー 肥後橋, 和食 |

忘れな草

肥後橋の大ビルで商談があったので社員君とさくっと食事の出来る表記の店を訪問する。場所は肥後橋駅2番出口すぐ。若いときによく立ち飲みで利用した記憶がある。生で食べる海老の踊りが有名で一本180円と食材価格上昇の今も据え置き価格。駅前なんだけどコスパもよくていつも夕方ぐらいになると止まり木のように人が集まる。

ランチタイムには「水を一滴も使わない、トマトとヨーグルトの本格インドカレー」と書かれた看板が出る。メニューは「チキンカレー」580円のみ。並580円と大盛り630円が選べる。ご飯を盛ってルーをかけるだけなので提供時間一分。出てきたカレーはさらっとしたシャバ系のカレー。トマトの赤身が強くほのかに甘味も感じながら酸味がしっかりと効いている感じ。辛さというかスパイス感はあまり感じないと思ったらあとからじんわりと来る。

2015-05-25 12.29.47

カウンターには自家製麺のガラムマサラ、チリペッパー、胡瓜のピクルスが置いてあり勝手に使うようになっている。チキンもしっかりと入っていて食べ応えもある。味も深みがあって価格を考えると充分。滞在時間8分でランチ終了。満足度満点なり・・・

昔から思ってたんだけど立ち飲み屋に「忘れな草」という屋号をつけるセンスはなかなかいかす・・・多年草で名前の由来は昔ドイツの騎士が恋人のために川沿いに生えるこの花を摘もうとして誤って川に落ちて「私を忘れないで」と言って死ぬ。残された恋人は墓にその花を供えて彼の最後の言葉を花の名前にしたと昔聞いたことがあるな。そういえば英語の名前もforget me notだったと思うな・・・どっちでもいい話だけど・・・・

大阪市西区江戸堀1-14-1
06-6445-7557


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