肥後橋

江戸堀 若木

肥後橋の公証人役場に行った帰りに表記の店で昼食。外観は小料理屋の様なあか抜けたシンプルモダンな雰囲気。「手打そば若木」の行灯でこの店が蕎麦店ということがわかる。

店内は大きな12人がけの白木のテーブル1つと2人掛けのテーブルが4つの20席。店内もシンプルで清潔感ある感じ。

メニューは かけそば600円、きざみそば650円、にしんそば800円、かしわそば800円、鴨南ばん1350円、鴨もせいろ1350円。価格は高い目だがなんかええ感じ。

ひるげはプラス250円(だし巻き日替りごはん)となっている。ビジネス街なので低価格の蕎麦店をイメージしていたら手打ちそばだったのねと納得。

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隣の客は「あわ雪」という、卵の白身をかきまぜてメレンゲ状にしたものがのっているおそばを食べていたのでそれにしようかと思ったがかけそば600円とひるげを所望する。

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蕎麦は九一蕎麦だと書いてあった。端整に切り揃えられた細打ちの綺麗な蕎麦。しっかりとした歯ごたえもある。出汁も一口頂けばしっかりした材料を使っているのがよくわかる。

ご飯の上にジャコと刻んだしそがほんのすこしのってて昼ご飯にぴったり。ふっくらした玉子焼きもたぶん蕎麦の「かえし」を使っているのであろう少し甘くてコクのある蕎麦屋の玉子焼きという味とビジュアル。

夜に来て日本酒と一緒につまむといいだろうと思う。店員さんもチャキチャキしていて親切な接客。横の客が玉子焼きを出しに浸して食べているのを発見。これもいいなと思いながら店をでる。次回はせいろ蕎麦を頂く予定。

大阪市西区江戸堀1-8-24若狭ビル1F

電話:06-6441-4149
営業:11:30~14:30、18:00~21:00、土曜は11:30~14:00
定休:日祝

若木そば(蕎麦) / 肥後橋駅淀屋橋駅渡辺橋駅


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リーガロイヤルホテル 結婚披露宴

友人の娘様が華燭の典を挙げられありがたいことにご招待をいただく。。13代続く京都の呉服屋さんの娘様と兵庫の由緒ある神社の息子様との縁組でそれはそれはここ最近見ることのないような絢爛なる披露宴であった。

会場入り口にはホテルの役員の方々やチーフソムリエ氏もそろってお出迎え参列者もそうそうたる顔ぶれ。。。元大臣も2名こられ祝辞を述べられていた。来賓代表である泉州池田銀行の相談役の方(87歳)の祝辞で歴史と言うのは一回きりである、歴史と言うのは忘れることである(つまらんことは忘れよ・・)ということ、結婚の意味は日々の嫌なこと面白くないことからの辛さや悲しみを半分にしてくれるパートナーを得るということ。。。という内容のことを流暢に格調高くお話しされていた。。結構感じいってしまった。

モエシャンドンで乾杯のあとお楽しみの食事開始~。鯛とサーモンを2重に巻いてイクラを添えたもののアロマート風味。。アロマート風味ってこのホテルで食事した時にメニューでよく見るけどあまり意味がよくわからん。。付け野菜に香りを付けているって意味かしら。

鴨とレーズンのシャルロット紅白ラレシ添え。。この前菜もたまにこのホテルでいただく。。七面鳥で作ったものはよくいただくがこの日は鴨肉。。中は荒くみじん切りされた鴨が入っていて濃厚かつしっとりとした口当たり。

春菊のムースと海老柚子のジュレも柚子の香りと海老の食感、ムースの滑らかな感じが一体となってシャンパンがとっても進む。このアミューズは最近このホテルでええフレンチ頼んだ時に必ず出てくる鉄板メニュー。

料理特別顧問の宮川榮治シェフがメダルを付けて登場しコースメニュの説明をされていた。

温かいフォアグラのフランとフォワグラ トリュフソース。。これもこのホテルの看板メニュー。フォワグラを茶わん蒸し状態にしてトリュフソースをかけてその上に漬け焼きしたフォワグラが乗っかるというこれまた贅沢な一品。同じものをもう三個食べたいとホント思った。200人を超える大人数の披露宴なのにとってもレベルの高いお料理が振る舞われる。

新郎新婦が事前にどれだけ準備されたのかを考えるとなおさら美味しく感じる。。。

春のグリーンピースのポタージュ。。。これも普通に美味しい。。サーブする配膳君に「大盛り!」と所望する。

会場はこんな感じ。天下のロイヤルホール。隣に同席した淡路島から来た友人はこの披露宴に目を丸くしていた。淡路島の結婚式はいまだに旅館ですることも多く先日参列した結婚式は延々8時間続き参加者は途中で温泉に入り浴衣に着替えて再び部屋に戻ってくるのが普通と言っていた。別室で麻雀を始める人もいるらしい。その日の引き出物はドラム式の洗濯機で自宅に直送と言っていた。。

手で持って帰れる引き出物はあまり記憶がないと言っていた。恐るべし淡路島結婚式。。。

魚料理は桜鯛とホタテ貝の白菜巻蒸気蒸しとプチトマトのコンフィ添えマリニエールソース。ということらしい。見た目もとっても端正。とってもいいアロマを感じる。

マリニエールソースは多分漁師風とかいう意味だったと思う舌ヒラメとかでよく食べた記憶がある。貝のエキスと白ワイン、バター、生クリーム、牛乳、レモン、シブレットっていう感じであろう。トマトの風味も感じた。

しかし全くしつこくなく軽やかでAKBの前田敦子がスキップしているような華やかなお味である。マリニエールソースと聞いてエマニエル夫人を想像するのは私だけか。。(年齢がわかってしまうぜ・・・)

中はこんな感じ。。天然の鯛のとってもすっきりとした繊維質とホタテ貝の旨みもたっぷり。。美味しすぎ~

フランボワーズリキュールのグラニテ。。。木イチゴなのね。とても大人の味・・。新婦の母親と友人なんだけど呉服屋さんの13代目をしながらいろんなお仕事をされておられる。。家庭画報の1ページ広告に出たり神田うのさんと化粧品のTVコマーシャルに出たり。。。

当然その娘さんも超美しい方でああこんな人が世の中に存在するのね・・・と納得。。。テーブルに自筆のメッセージで「これからもお母さんをよろしくお願いいたします。。」と書かれたカードが添えてあり有難く頂戴をした。

赤ワインを所望。。廉価ワインだけどチェリーの香りもとほどよい果実味があってしっかりした口当たり。。

メインディッシュは黒毛和牛のローストビーフ。。。ディスイズサーロインといった感じで脂でまくり。。比較的あっさりしたしょうゆ系のソースなんだけど口に入れるとジュワーと溶けだしかなり強烈な個性。。

付け合わせの野菜は和風に炊かれていたりしてさすがと唸ってしまう。。ローストビーフは肉で決まること確認。。その料理が温かく提供していることにも感心する。

この肉がおかわりのワゴンサービスがあり肉を食べたことがない子供のように食べまくった。配ぜんのお兄さんも調子に乗って私の皿の上に肉盛りまくり。。

華やか温野菜と銘打たれたものはさっぱりと酸味が効いたドレッシングがかかってあった。

イチゴのシャンパンジュレもこのホテルの定番。。上級者の友人はここでシャンパンを所望。。

デセールはチョコレートムースはちみつ風味とパンナコッタとマンゴ。。(これは秀逸だった。。)抹茶のびっくりアイススフレ)の三種盛り。

最後の締めは白鳥のシュークリーム。。。

盆と正月が一度に来たような御馳走を相伴させていただきました。御馳走様・・・・


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江戸堀 木田

国際会議場に用事があってどっかでランチをと思案する。駐車場代を払っても食べる価値のあるところをと肥後橋周辺で考えたところ老舗サンドウイッチのヴィクトリーに行こうと決めていく道すがら同じ路地裏に町家風の木田と大きく書かれた看板の讃岐うどん店発見。。。                                                                                     お店から良い感じの「気」を感じたので13時過ぎの潜入。雨降りであったがお店は満席。   厨房に2人と表回りに一人。店内は背中合わせなったカウンターのみで座れるのは14人。 海老天ぶっかけ800円を所望。。。店主がうどんを湯がく姿や天ぷらを揚げる所作を見るともうこの店は間違いなく旨いと食す前から確信する。。特に作業しながら客に声かけまくる姿には驚く。。。玉子の天ぷらと生姜の天ぷらのうどんを頼んだ客には「天ぷらは出汁に入れる派」「入れない派」を聞いて、いれない派であれば店主自らその揚げたての天ぷらにチョコッと生醤油をかける芸の細かさ。。。 接客が明るく元気がいいのが店のオーラとなっているのであろう。。。 misekida.JPG オープンキッチンでうどんを伸ばして切る機械と格闘し、てんぷらを揚げながらご飯をよそったり見ているだけで楽しい。。奥さんと思われる女性もにこやかにいろいろと世話を焼いてくれる。。食後に薬を飲むのに忙しい中お水をそっと出してくれる気遣いにも感謝であった。 カウンターの中にはおでんもあって夜の居酒屋づかいもいいと思った。。店の隅々まで若い御主人のやさしい人柄が出ている感じがする。 tennbukake.JPG ご主人が「お待ちどうさまでした」と言いながらぶっかけの出汁を掛けてくれる。「大根おろしをめがけてかけると良くなじむんですよ」とかいいながらじゃぶじゃぶと掛けて「うちのうどんは2本ずつお召し上がりください」とのこと。。このフレーズどっかで聞いたことあるなと考えてたら後で客がいなくなってから店主と雑談。2年前に開業してそれまでは駅前ビルの「はがくれ」で9年間働いていたとのこと。。。 生醤油うどんの醤油を私もはがくれのご主人に掛けていただいたことがあることを思い出した。 大阪の讃岐うどんブームを作った立役者のお店の中の一つである。。。 はがくれの親父ほど個性的ではないがああでもないこうでもないと客に話しかける姿は個人的に大好き。多分こちらのご主人もいろいろ説明しながら生醤油うどんははがくれ同様に2周半の醤油を掛けてくれるのであろう。 出てきた海老天ぶっかけうどんのうどんの切り口は長方形。もちろんピカピカに光っている。しっかり〆られていてコシが強い。固いという表現ではない。噛んだ時の麺の芯の部分の押し返されるグミ感もちょうどいい咽越しもすばらしい。 食後感がいいのは店主と奥様の接客が素晴らしいことと分析する。 2人ともが本当に楽しそうに仕事をされていた。見ているだけでこちらもハッピーになる。 ちょっとのことなんだけどお客さま商売では大切なことと再確認。 後でお店のHPを見ると *道頓堀2丁目にて明治35年創業から現在まで100年以上続く、かやくご飯屋の老舗「大黒」の次男として生まれ、これまで長らく食の文化に触れてきました。縁あって99年から梅田はがくれにてうどんの修業を積み、この度09年3月6日に「江戸堀 木田」として念願の独立開店の日を迎える事ができました。 とあった。。。ダイエット中なのでかやくご飯は遠慮したがそれだったらいただけばよかったと後で後悔。。商売人のDNAがきっちり組み込まれていて再訪したいなと思わせる空気作りは素晴らしい。。 詳しくはこちら 西区江戸堀1丁目23-31 06-6441-1139 営業時間 昼11:30~14:45        夜17:00~19:45 定休日  日曜祝日 

江戸堀 木田 讃岐うどんうどん / 肥後橋駅渡辺橋駅中之島駅


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