蕎麦

燕堂

東住吉区にある表記の蕎麦店を訪問。最寄駅は近鉄南大阪線「今川駅」か地下鉄谷町線の「駒川中野駅」や「田辺駅」から徒歩5分くらいの住宅地の中にある。界隈にコインパーキングあり。2年前にこの地で開業されたとのこと。

お店は古民家をリノベーションした落ち着いた雰囲気で中に入るとテーブル席がいくつかとカウンター席のようなものもある。2階は個室と蕎麦打ち場。

ご主人は香川の「悦凱陣」という日本酒の杜氏をされておられ来阪後に四天王寺の「はやうち」で修行をされたとのこと。

蕎麦だけでなくさまざまな厳選された日本酒がいただけるらしい。

メニューは蕎麦以外にも、酒のアテになる料理が色々で蕎麦前だけでなく色々な肉料理や野菜料理、内容を選べるコース料理や定食のようなものまである。日本酒のペアリングがあるのも珍しい。

この日は鴨汁つけ蕎麦1600円を所望する。

蕎麦はかなり細打ちで儚いタイプ。香りはしっかりあってとても上質。つけ汁には鴨の小さな身が入っていて脂分が出汁にコクを加えてとてもいい塩梅となっている。細打ちなので蕎麦に汁がよく絡んで美味しい。一気に完食して蕎麦湯もいただいて店を出る。ごちそうさまでした。器にもかなりのこだわりあり。

大阪市東住吉区田辺4-8-7
電話非公開
11:30~14:30 17:30~20:30
水曜・第2第4火曜定休


カテゴリー 田辺, 蕎麦 |

はやうち

新年明けましておめでとうございます。読者の皆様におかれましては、お健やかなお正月をお過ごしのことと存じます。本年もぺろぺろ日記よろしくお願いいたします。改めて数えてみると昨年(2023年)は655回の外食となりました(朝食除く)。もちろんお付き合いや好みではないお店、仕事上での会食もありますが、お勧めできるお店はできる限り日記に掲載していこうと思っております。

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毎年、元旦は自分のお店のお節料理を試食を兼ねていただいています。できる限り手作りで既製品を使わず調製しています。

本年新発売の酒肴を中心にしたお節料理です。31cm×31cmの大きな一段重です。関西のデパートを中心に東京でもたくさん販売させていただきました。

3段重のおせちもたくさん販売させていただきました。栗金団は丹波篠山産の銀寄せを使用し、ほぼ栗だけで作った甘味を抑えた逸品です。金柑蜜煮も一つずつ種をとって柔らかく炊いています。田作りは瀬戸内産の鰯をアーモンドと一緒に飴炊きしていますがあっさりした仕上がりです。柔らかく炊いた黒豆も丹波産で最後にコーヒーの香りを纏わせています。鰻の有馬煮も国産鰻を崩れる寸前まで炊いています。

次年度のご用命をお待ちしております。

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年末の大晦日は四天王寺にある表記の蕎麦店を訪問。大阪メトロ谷町線 四天王寺前夕陽ケ丘駅4番出口から南に3分、谷町筋を東に入った参道に位置する。普段でも行列のできる人気店で11時半の開店前に並ぶのがおすすめ。

古民家をリノベーションしたと思われる和モダンな店内はテーブル席4×2 とカウンター6席。

メニューは冷たい蕎麦と温かい蕎麦が色々と並ぶ。レコメンドメニューはシンプルな「細挽きせいろ」「荒挽き田舎」各900円。2枚セットでは1,350円というお得な価格で提供される。蕎麦以外にも巻き寿司や色々な蕎麦前の酒肴がある。ほとんどの客と同様に今回も2枚セットを所望する。

細挽きせいろが登場。角の立ったビジュアルで噛み締めると儚い甘さを感じる。コシがしっかりとあって喉越しもいい。滑らかだけど蕎麦の香りは少ない感じ。

食べ終わった頃に荒挽き蕎麦登場。星の入った荒挽きならではの食感と風味を感じる。香りはこちらの方がよく感じる。

最後に蕎麦粉を足した粘度の高い蕎麦湯が供される。最後まで美味しくいただけました。谷町筋沿いにコインパーキングあり。

大阪市天王寺区四天王寺1-12-16
終日11:30〜15:00/木〜日曜日17:30〜21:00
水曜日定休


カテゴリー 四天王寺前夕陽ヶ丘, 蕎麦 |

そば処 堺 更科

堺の表記の蕎麦店を訪問。阪堺電車の御陵前駅から東に1分。この地で創業90年になる老舗店。お店は30数席の年季の入ったテーブル席と座敷があって古いけどしっかりと掃除がされていて清潔感あり。

昭和の残り香が漂う時間の止まったような店の壁には昭和25年当時のお店の写真が飾られる。本年90歳になるお母さんと60過ぎの娘さんと女性スタッフさんの3名で切り盛り。

麺のメニューはレコメンドメニューの「せいろそば」(大850円・並750円)、きつね、かやく、にしん、やまかけ、なべやき、切り餅、祭カレー、肉カレーなどのうどん・そばを中心に親子、他人、きつね、木の葉、かつ、カレーなどの丼物もある。

今回は「せいろそば(並)」の温かいものを所望する。熱盛せいろは堺ではあちこちの蕎麦店で提供される郷土料理的なもの。

しばらくして湯気の上がるせいろ蕎麦が供される。更科という名前から真っ白な蕎麦を想像していたが普通のビジュアルだった。生卵が沈む猪口に熱々の蕎麦つゆを徳利から注ぐ。そばつゆにそばをたっぷりつけていただくと独特のヌチャッとした食感とともに蕎麦の風味が口に広がる。生卵がいい味わいとなってよりマイルドな食感となる。蕎麦にはコシはほぼない。でもそれがいい。

最後に蕎麦湯を入れて卵の風味の残る蕎麦つゆと合わせていただく。お店の方と取り止めもない世間話をしながら美味しくいただけました。

堺市堺区南半町東1丁2-16
11:00~19:00
火曜定休


カテゴリー 堺市, 蕎麦 |