丸元

千日前にある表記の店を友人と訪問。30年以上ずっと通う店で見た目は寿司店なんだけど客のほとんどはスッポンのコースを注文する。外観内装とも昭和の古き良き大阪らしい寿司店。

芸能人やスポーツ選手の来店も多く以前、叶姉妹をテーブル席で見たこともある。スッポンを目の前で捌くカウンター席が特等席。働いている方は全員シニアで顔馴染み。2階は15人くらい入れる座敷になっていて団体の時に重宝する。

スッポンコースは税込5400円のずっと変わらない値段。客層も年齢層が高くて常連率がとても高い。

突き出しはしんみりと炊き上げた若芽と筍。この日はジムに行った後なのでビールが美味しい。

別注のお造り盛り合わせは脂の乗りまくったヒラメ、甘海老、蛍烏賊、明石の蛸、赤貝など・・・ネタを見ながら好きなものだけをリクエストする。

コースの始まりはスッポンの血を甘口の赤玉ハニーワインで割ったもの。数十年同じパターン。。。お酒の飲めない方はりんごジュースで割っていただける。

続いてスッポンのエンペラと腸をポン酢で和えたもの。プリプリの食感はフグの皮を柔らかくしたような感じ。コラーゲン感たっぷりであっさりしてとてもいい。

肝と卵のお造り登場。それぞれをパリッとした海苔で巻いて塩をかけていただく。口の中でぷちんと弾ける甘い卵ととろけるような肝の深い味わいは絶品。苦玉の胆嚢は噛まずに飲み込む。ピクピク動く心臓も味はどうってことないけど元気になるような気がする。捌きたてで新鮮なので嫌な癖は全く無い。

この日はダイエットのために麦焼酎の水割りを所望。セルフサービスでいただいた分だけ清算する仕組み。錫の水差しも年季が入る。

メインのスープ登場。2階の座敷で頂くときは鍋で供されるがカウンタ−では銘々でお椀によそって出していただける。これも昔からのこの店のスタイル。

スッポン以外にも餅、豆腐、白菜もたっぷり入って栄養満点。生姜の効いた薄口だけど滋味深いスープは体に染み渡る美味しさ。

2杯目は鷹の爪やニンニクパウダーを入れて味の変化を楽しむ。お椀の中にスッポンのいろいろな部位が入っていてそれぞれの食感の違いや味わいの異なりを楽しむ。スッポンは良質のアミノ酸とビタミンがしっかり含まれているので食べ終わると体がいつもポカポカ温まる気がする。

締めは卵とネギだけのトロトロの雑炊。押し麦が少しだけ入っているので食感がいい。河豚や蟹の雑炊とは異なるしんみりした味わいは例えようが無い。お代わりしたかったけど我慢する。

水菓子をいただいてお腹いっぱいご馳走様でした。

いつもレジでドンと座っていた女将さんの代わりに娘さんがお店を仕切る。時代の流れを感じる穀雨の候。

大阪市中央区千日前1-9-9
06-6211-2298
16:30〜23:00
日曜定休

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カテゴリー 難波, , 和食 |

雷光4月

友人と急遽「ちゃんこ鍋」を食べに行こうということになって昭和町にある表記の有名店を訪問。使い勝手がよくて、団体のときは2階の座敷を予約し、小人数は個室になったテーブル席、1人のときはカウンタ−で頂く事が出来る。腕利きの職人さんがいるのでちゃんこ鍋以外でも高品質な季節の小料理を提供されていてそれを目当てに伺う事も多い。場所は地下鉄御堂筋線昭和町駅4番出口より徒歩1分。横にコインパーキングもあるのでとっても便利。

春場所中は相撲観戦帰りの客で大変だったらしい。

瓶ビール大600円とともにワカメと筍の煮物、とうもろこしの天ぷら、蛍烏賊と菜種の酢味噌和え、名物の鶏肉が入ったおから。こういった季節の肴がたくさん揃っているのが嬉しい。。4月から本格ダイエットのために麦焼酎の水割りに切り替えていただくけど美味しいので暴食となり後の祭りを毎度繰り返す。。

昔から学習能力が先天的に欠落している。。。

味噌味のちゃんこ鍋2500円は脂が乗りまくった大きなサーモンの切り身と分厚くカットされた豚の肩ロースとバラ肉がどーんと盛り付けられて登場。(写真は1人前・・・)

肉に隠れた野菜は白菜、こんにゃく、えのき、長葱、豆腐など。特にじゃがいもがベストマッチ。

カツオと昆布がしっかりと効いた味噌仕立ての鍋はまろやかな麹の効いた日本海味噌(合わせ味噌)と白味噌をブレンドさせたあっさりしたもの。隠し味にニンニクとバターが入っていて食すと身体がぽかぽかしてくるのがわかる。手作りの鰯のつみれも新鮮でとても美味しい。さらに麦焼酎がすすみまくる。お腹いっぱいになったけど締めのうどんがスルリと入るのにびっくり。

「うどんにはうどんならではの仕事がある」←今日の金言

 

過去の雷光はこちら

大阪市阿倍野区阪南町2-4-22
06-6623-0917
月曜定休


カテゴリー 昭和町, |

ふくの助 1月

休みの日に河豚を食べに行く。こちらの店は本年2回目の訪問。注文はいつも同じコース料理なんだけど何度いただいても飽きることがない。商材は天然でなく養殖の泳ぎ河豚なんだけどサイズが大きくてよく肥えたものを仕入れてダイナミックにカットするために食べ応え満点でコスパがいい。冬場はずっと満席が続く。お店も10月から3月まで無休で頑張りまくる。

女将さんと娘さんのツートップの接遇はなんともいえない癒しの世界を醸し出す。突き出しは皮とゼリー寄せ。最初から冷酒が進みまくる。

少し寝かしていると思われるてっさは熟成感もあってとても味わい深い。

別料金でぶつ切りも追加。白菜と一緒に味わう。コリコリした食感と歯を押し返す弾力、噛み締めた後の独特の風味がとてもいい。

コースの焼きふぐは最初はニンニクのよく効いた塩ダレで。ニンニクチップと一緒に食すと味わいがまた変わる。こちらのお店オリジナルの冷やのヒレ酒ととてもよく合う。

続いては醤油焼き。。先ほどと味わいも変わってどんどん食べ進むことができる。身皮の部分のゼラチン質の美味しさが秀逸。

追加注文の白子の醤油焼き1800円は食べた瞬間に恍惚の人になる・・・・半分くらい咀嚼してから咥内に冷やのヒレ酒を流し込む。何者にも例えがたい至福の時間を味わえる。。飲み込むのが勿体無く感じているうちに溶けてなくなる・・・・

調理は若き店のご主人が担当。ひたすら河豚を捌き続ける。。鮫皮を取る技術はプロの私が見ても惚れ惚れするスピード。

頭の部分はてっちりでいただく。クチバシも入って大満足。最後は雑炊で〆。

デザートがバニラアイスとラフランス。。ヒレ種も美味し過ぎで何度来ても大満足。財布にも優しいいいお店です。

食事の前に新世界を散策。御堂筋線の動物園前駅1番出口にあるファミマは見どころ満載。

店に入ると普通はガムをおいてる場所に大量のお酒が並ぶ。

その横にはウコンの力が山積み。

どういうわけかすっぽんの血と肝のカプセルも販売・・・・

そそり立つらしい精力剤・・・・・

香水は免税と記されていた・・・

*一応ファミマですが・・・・

洗剤などの生活用品も充実。。地域に根ざした品揃え・・・

人気商品として並べられていたクリスマスグッズ・・・

これぞカオス・・・

ポチ袋・・・・

コンビニの前で人だかりを見たら猫が一匹。名前は山崎健太くん。。写真は1枚100円なり。。時給高いね・・・

時差がありすぎこの地域・・・

大阪市阿倍野区阪南町1-47-24
06-6621-1129
営業時間: 17:00~23:00


カテゴリー 昭和町, |