長居

牛すじ煮込み専門店 うっしっしー

長居交差点を西に20mの場所に2月10日に開店した表記の店をランチタイムに訪問する。地下鉄長居駅からもすぐの好立地。5坪くらいのお店はカウンターのみでテイクアウトも対応可能。

開業資金1200万円のうち200万円をクラウドファンディングで資金調達されたけど集まったのは30万円くらいの結果とのこと・・・・なかなか難しいね・・

イートインのお品書きは牛すじ煮込みと豚汁がついた定食1200円のみ。オプションで玉子やねぎ大盛り、追いうどんなどもある。

とろとろに煮込まれた牛すじは美味しいんだけど肉のカットが小さすぎて箸で掴めないのが残念。。豚汁はあっさりした普通のタイプ。山椒や七味唐辛子をかけると味変ができる。。税込800円くらいだったらいいのにと思いながら店を出る。

大阪市住吉区長居東4丁目9-19


カテゴリー 長居, 郷土料理, その他料理 |

不二家

住吉にある表記の老舗うどん店を友人と訪問。普段は昼に行くことが多いんだけど今回初めて夜に訪問する。場所は長居駅、JR我孫子駅の間くらいで住宅地の中に位置する。かなりわかりにくい立地なんだけど雑誌やテレビ、ネットなどでよく取材されるため、地元の方を中心にいつも客でいっぱい。

こちらの店の名物が油かすの入った「カレーうどん1100円」なんだけど夜はカレーうどんすき1610円が有名で今回はそれを予約して訪問する。

お店は平成7年の創業で現在は二代目のイケメン店主が店を仕切られる。

お鍋が来るまでビールと出汁巻き玉子を所望する。濃厚な蘭王玉子とだし汁がいい味を醸し出す。。

しばらくしてお鍋が登場。お鍋の出汁は最初はしっかりめのカツオと昆布のうどん出汁。
鍋の具材は若芽と豆腐、野菜5種類(玉ねぎ、えのき、白菜、白ネギ、椎茸)、熊本産の南関あげ、但馬高原鶏、黒毛和牛。最初に肉類を入れてしっかりと煮込むのがいいらしい。

ここで別添えの名物の油かす登場。最近よく見る油かすは牛の小腸を素揚げすることで余分な脂肪分を落とした大阪河内の保存食。この店では和牛の小腸を使った希少な油かすを使用しているとのこと。鍋に入れると脂っこくなるので、とん吸いに2切れくらい入れて、かつおと昆布のお出汁でといて食べるのがオススメだそう。

具材を全ていただいたら鍋を一度引き上げてからカレーうどん鍋に仕立直されて再登場。細めの自家製手打ちうどんにカレーだしがよく絡む。ここに残りの油かすを全て投入。
野菜や肉の出汁と油かすの旨味と食感、カレーのスパイス感が合わさってかなり美味しい。。

うどんを食べた後は残りの出汁にご飯と卵を入れてリゾットというかおじやでフィニッシュ。お腹いっぱいで大満足。。。コスパも素晴らしい今の時期にドンピシャのスペシャルなお鍋です。。

過去の不二家はこちら

大阪市住吉区長居西3-4-14
11:00〜15:00 17:00〜21:00
定休日 月曜日
駐車場 なし

 


カテゴリー 我孫子, 長居, , 麺料理 |

又三郎 2月

長居にある表記の肉料理店を友人と訪問。大阪メトロ長居駅2番出口から徒歩3分、JR長居駅から北へ徒歩1分の長居パークホテルの1階にお店は位置する。日本の熟成肉(ドライエイジング)のパイオニアと言われる荒井勢津子オーナーが営むお気に入りのお店で30年前から通っている。2年前に内装を大改装されてさらにおしゃれで格好のいい店となる。

「あまから手帳」を始めさまざまなメディアにも取り上げられることも多く、全国から芸能人を始め、スポーツ選手、フレンチやイタリアンのシェフなど著名な方々が常連客として訪問する大阪を代表する有名店。予約が取りにくいのが玉に瑕なのでランチタイムに来られる方も多いと聞き及ぶ。

重く大きな扉を開けて高い天井の店内に入るとすぐに巨大な熟成庫が壁の中に埋め込まれていて、その中には赤色や茶色の骨付きのさまざまな部位と種類の塊肉が納められている。この日は大きな赤い椅子のある個室でお任せのコースを出していただく。業態は焼き肉店なんだけど、ほとんどのお客はステーキのコースを注文するらしい。

まず最初にこの日提供いただく牛肉のプレゼンテーション。
熟成させた岩手産の黒毛和牛のサーロインと外ヒラと呼ばれるモモ部分、熟成しないランプ肉の3種を食べ比べさせていただくという趣向。いつもこのプレゼンテーションだけで感動する。

熟成肉は ただ冷蔵庫に放置させているわけでなく肉のアミノ酸が何倍にも増える一定条件をしっかりと研究し、温度と湿度の調整、風を加える事で余計な水分を飛ばし、タンパク質やミネラルを凝縮させることでより美味しくなるタイミングを見計らって食べごろで提供される。

コースの始まりはガラスの器に盛り込まれた熟成肉を使ったユッケ。もちろん法律に則ったもの。岩塩がかかっていて肉の旨味と甘みがより感じるようになっている。

七輪の中に高知産の備長炭が入り、こんもりと盛り上がった網の上に3種類の熟成肉が置かれる。この日はオーナーが自ら焼いていただく。このお方が焼くと2割増しで美味しくなるとよく言われている。荒井オーナーのウイットに富んだ会話もこちらのお店の調味料の一つらしい。

最初に片面3分焼いてから裏返して2分。火からおろしアルミ箔で包んで5分間、肉を休ませる。この作業を約40分かけて3回繰り返し出来上がり。目の前で時間と手間をかけて少しずつ焼き上げるライブ感とシズル感がなんとも言えない。七輪から出る煙は全て吸気口から吸い込まれるようになっている。

続いてはこちらのお店で初めていただく春巻き。熱々の春巻きの中にはプリプリの海老と熟成肉が入る。スイートチリソースをつけていただくのも流石なり。肉の焼き上がりを見ながら美味しくいただく。

続いては肉料理の盛り合わせ。。皮目をカリカリに炙った豚バラ肉は中がとてもジューシーでかなり美味しい。小さなバンズに挟んでいただく巨大な熟成肉のヒレカツ、熟成肉で作るトロタク、塩漬けした熟成生肉とカラスミ、センマイ刺身など。。どれも上質でこだわりのあるものばかり。。

途中で安くて美味しいイタリアのワインを勧めていただく。ワインの品揃えも界隈の焼肉店のレベルをはるかに超えている。好みと予算を言えばドンピシャを出していただける。

焼けた熟成肉は調理場でカットされ綺麗に盛り付けされて再登場。表面は炭火ならではのカリッとした食感で肉汁感たっぷりのロゼピンクの断面も芸術的に美しい。非熟成のランプ肉は最後に藁で燻され燻煙をつけて供される。

このような贅沢な食べ比べができることに感動。

最後はスパイスの効いた熟成肉のエキスが入った一口カレーをいただく。梅茶漬けの選択肢もあるとのこと。

デザートも好きなものから選べるようになっていて、私はオーナーが研究をやり尽くして提供されているかき氷を所望する。当然、蜜や餡は自家製で器もかなりのこだわりがある。

スタッフさんの教育も行き届いており接遇も目を見張るものがある。焼肉店と思えば高級だけどそれに見合った価値のある時間を過ごすことができる一流店です。

過去の又三郎はこちら

大阪市住吉区長居2-13-13
営業時間:11:30~14:00
17:30~23:00
定休日:日曜日・木曜日


カテゴリー 長居, 焼肉, その他料理 |