大阪府

イタリア物語 6月

阪神高速で大阪の市内から泉南のこの店まで高速代金だけで2400円也。時間は片道1時間。 時間とお金をかけてわざわざ出かける生パスタの佳店。ここ最近はどこまで行くのか心配になるくらいメニューが増えたが私のお勧めはスタンダードなパスタのトマトソースとクリームソース。 これだけでもたぶん驚愕する内容である。店主の福井氏が調理する真摯な横顔を見ているだけで幸せな気分になる。泉南市役所の裏にある小さな小さな店なので出てくるのも少し時間がかかるときもあるがスローな時間もこの店の持ち味と思う。奥さんの接客もいい。特筆は麺の旨さ。。生パスタなんだけどもっちりして軽めのソースにしっかりからむ。麺が冷めないような四角いお皿も秀逸。特徴はどのメニューも泉南の野菜がてんこ盛りで乗っかっていてぱっと見れば何の料理かわからんくらいである。今日は大奮発して6月のメニューの中でみつけた「農村・漁村のトマトソース」1380円を所望する。もちろんこの店では一番高いメニューであるがどんなパスタが出てくるかを予想してわくわくしながら待つ。 pasutaitaria.JPG 出てきたパスタは思っていた通りのマグナム炸裂の超ド級の逸品であった。。。全く麺が見えない・・・ 泉南の山と海そのものが一皿の上に混在し、生麺と軽めのトマトソースが絡み合ってディスイズ泉南の小宇宙を作り上げていた。 野菜・・・「赤・黄ピーマン」「白瓜(秀逸)」「ズイキの酢漬け(最高)」「筍(味付け)」「三度豆」「ゴボウ(味付け)」「小切りなす」「南京」「黄色いトマト」「赤いトマト」「黄色のズッキーニ」「緑のズッキーニ」「人参」「白菜」「ブロッコリー」「ぜんまい」「大根(味付け)」「まいたけ」「しめじ」「マッシュルーム」・・・ 魚・・「エビ」「穴子」「イカ」「あさり」「はまぐり」 肉・・「ハム」 確認できた食材だけでもこれくらい。。。ただ野菜をたくさん入れてるだけではなく食べ飽きないようにそれぞれの野菜に下処理や加熱、下味をつけるなどの手仕事をされていることにも驚きまくり。。。まるで「懐石パスタ」や~んと思わず口に出てしまいそうになった。 ebianago.JPG 野菜に隠れていたエビと穴子はこんな感じ。。。ワンちゃんになったようにガツガツと食べてしまう。。この店に来て困るのがいつも食べ終わったときにシャツが汚れている。。。後で後悔する。。。 kinokoitaria.JPG 椎茸の入っているパスタも珍しい。。芯もめちゃうまかった。。。 もちろんにサラダと食後のコーヒーも付いてます。泉南パスタ「史上最高。。。」大阪だと2倍以上の価格設定。てか、ここまで根性入れたものつくれないね多分。。。近日大ブレークの予感。 イタリア物語 ふく井 大阪府泉南市樽井1-2-13  080-6116-0291 月~土曜日の9:00~10:30はパスタモーニング ランチ 11:00~15:00 ディナー 17:00~21:00(予約制) 駐車場ちょっとあり 年中無休


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イタリア物語 (泉州パスタ)

2008年に初めて訪れてからはや3年になる。。と店主は言っていた。。。 一番最初にいただいた時のこの店のパスタの衝撃は忘れられない。。 寿司屋の頑固親父のような風貌の店主がほとんど一人で切り盛りする。 東京から取り寄せる生パスタと地元の野菜攻撃と完璧なソースの調和はいまだに食べログでもノーマークである。。大阪からわざわざ高速料金2500円を払って800円のパスタを(開店当初は750円)いそいそと行く私のような者は珍しいがそれだけバランスが良い幸福な時間を提供いただけるものであることは保証できる。 1年くらいぶりに行くとまたまたメニューが進化していた。。。この高齢のご主人の研究の深化は相当なものである。。あれも食べたいこれも食べたいと思うようなものばかりで具材を変えているだけではなくそれぞれにあったソースを組み合わせきちんとした一つの完成した逸品に仕上げているところがさすが。 この店のもっちりした麺はそこらにある乾麺のつるつるのコシコシとしたものではなく表面がざらざらでなんともいえない口当たりと咥内でもソースとのからみを楽しませてくれる。。 独特のボリューム感と歯ごたえはまさに生麺の味わい。。 かなり迷った挙句に本日は岩だこのマヨネーズトマトソース(1090円)をいただく。 itariamenyu.JPG 出てきたパスタは・・・・ 冷めないようにと開店当初からの口の狭い四角い器に入れられて、バジルの香りがたっぷりのトマト味。思ったほどマヨネーズしておらずこのあたりがプロの矜持であり野菜も麺もソースもすべてが優しい味になっており、この手のパスタを塩加減がとんがっていたりトマトの酸味が強すぎたりしがちでそれが味のパンチのような体裁を示しているところが多いが、このパスタは何一つ調和を壊すものはなくしかもバジルの香りも強烈でソースであるトマトの滋味がしっかり感じられ、出されたとたんに餌を与えられたワンコのようにわき目も振らずにいただいてしまう。ぷりぷりの地元産の小さな岩だこもいいアクセントになっている。 itariatako.JPG この店のパスタを語るには入っている野菜の種類にびっくりしてしまう。しかもそのすべてが完全にいい形で火入れされている。列挙すれば「かぼちゃ」「トマト」「人参」「しめじ」「絹さや」「三度豆」「フキ」「ズッキーニ」「ホウレン草」「春大根」「山芋」「小切りなす」「一寸豆」「赤ピーマン」「黄ピーマン」「ゴボウ」「蓮根」「ブロッコリー」「筍」「蕨」「ぜんまい」・・・見えているだけでもこれだけ・・・一応ちゃんと調べた。。 どんだけの数の野菜入ってるねんと数えていると店主の福井賢太郎氏のほくそ笑む顔が見えた。。まさにギネス級のパスタ。。。以前のブログに「泣けるパスタ」と表現して紹介したことがあるが、さらに進化をかさね、しもはや「神が降臨するパスタ」と行ってもいいくらい一皿の中にさまざまなこだわりと食材の持つ力が凝縮されている・・ 今年になってもう2回休んだと言っていた(大丈夫かよ)。。。年中無休で世のため人の為にうまいパスタを作り続ける仙人のようなその姿はもはや料理人の域を超えた芸術家のようなオーラを醸し出している。。この店で食事をしていると、この店主は本当にこの場所(泉南)が好きでその場所で取れる野菜が好きで、パスタを作ることが大好きなんだなとわかる。。。 周りのロケーションもそうだがゆっくりといい時間を過ごすことができるあまり人には言いたくないお店。。 一度行ってみてちょ。。 大阪市泉南市樽井1-2-13 イタリア物語 年中無休 過去のブログはこちら その1 その2


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にしおか

石切の大衆中華の名店。80才を迎えるだみ声の主人と、やさしい大阪のおばちゃんの2人で運営。 名物は高井田系のラーメンだが鶏がらベースのスープはそれほど醤油辛くなく野菜の甘みが溶け込んだまろやかで優しい見た目とは違う味。麺はうどんのようなもちもちの極太麺。この麺を使ったカレーラーメンも素晴らしい。餃子ももちろんおかんの手作り。。唐揚げもバリうま。。。 今日はちゃんぽん丼750円をいただく。おかんと世間話をしながら「昔この店始めたころは3時間しか寝られへんかった・・」とかたわいもないひと時を過ごす。。こんな時間が幸せを感じる。 にしおか.jpg 鶏がらスープに醤油が溶け込んだまんまるのコクのある加減に感激。 まさに心が解放される味である・・・これぞ年季か。。。早く食べにいかないとたぶん時間が無い・・・ 大阪府東大阪市東山町18-6 営業時間 AM 11:00~15:00 ・17:00~22:00 定休日 月曜

にしおかラーメン / 額田駅新石切駅石切駅


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