やきとり

にんにく鶏焼肉 サン

JR天王寺駅北側の戦前からある阪和商店街、通称裏天王寺に本年オープンした表記の店を訪問。店の入り口の赤ちょうちんが目印。1回はカウンター席で2階はテーブル席。

奈良県のブランド鶏の大和肉どりを使用したセルフ焼肉スタイルの珍しい焼き鳥店。

ポテトサラダ528円は龍の卵を使用した卵率が高いもの。鶏料理以外にも気の利いた酒肴がメニューに並ぶ。

本日使用する鶏肉のプレゼンテーション。この日はオーナー自ら調理と接客。鶏は飼育期間が長い養鶏所を選んでいるので鳥のサイズも大きくて黄色い濃厚な脂もたっぷり乗ったよく肥えたものを仕入れることができるとのこと。

大和肉鶏のももたたき1298円。地鶏ならではのしっかりした身質と色で歯応え、肉の旨みも満点。おろしニンニクと柚子胡椒をつけていただく。

続いて鶏焼肉盛り合わせ968円の鶏が登場。もも肉、胸肉、手羽先、ココロ、せせりなど。どの部位の肉も捌きたてでピカピカ光る。

肉を焼く鉄板部分と鶏出汁が入った野菜を炊く鍋部分の2層になった大鍋で調理をする。上の鉄板で焼いた鶏から出る脂が野菜の鍋部分に落ちていい味わいになるということらしい。好きな焼き加減で焼いた鶏を昭和の焼肉のタレ風のニンニクだれ又はポン酢でいただく。唐辛子や山椒、自分でクラッシュして使う生ニンニクなどの薬味も多数あり。

最後は「学食ラーメンセット498円」を注文していただく。鳥の脂がいいコクを醸し出していい締めとなる。お酒も安いしコスパは素晴らしい。このレベルの鶏をこの価格で食べるてことにびっくり。ごちそうさまでした。

大阪市天王寺区堀越町14-2
月~金/17:00~翌2:00
土・日・祝/12:00~翌2:00
※日・祝は早じまいの場合あり
日曜営業


カテゴリー 天王寺/阿倍野, やきとり |

熊の焼き鳥106(テンロク)

天神橋筋6丁目にある表記の焼き鳥店を5年ぶりに友人と訪問。日本初の会員制(2016年より)の焼き鳥店として有名で現在は北新地や京都、名古屋、東京、沖縄などに店舗展開中。天神橋筋六丁目にあるこちらのお店が創業店かつ本店とのこと。

天神橋筋6丁目駅1番出口から徒歩2分の赤レンガ通りの中に位置する。外観が黒塗りのお店は会員証を使って電子ロックを開けるルールらしい。私が会員になった頃は3000円の入会金だったけど現在は30万円とのこと(聞いてビックリ)

店内は焼き台を囲んでカウンター席となっていて以前あったテーブル席は無くなって広いトイレに改装されていた。一斉スタートのコース料理のみで鶏肉を使った酒肴と焼き鳥が交互に提供される。以前あった名物の木箱に入ったお造り12種や25種は無くなっていた。

スターターは鳥刺しを卵黄で和えたもの。タレも美味しくて栄養満点。ドリンクはどれも原価提供。続いてレアに火入れした鶏肉と松茸の土瓶蒸し風の蓋もの。大根おろしに酢の入った出汁をかけたものはいい口直し。蒸篭で蒸した鶏つくねの入った餃子風のものと続く。

ここから焼き鳥が供される。今回使用する鶏肉は鳥取の大山鶏、飼育期間が約半年という鹿児島の究極鶏と熊本の山奥で25年かけて改良され続けた「まぼろしの鶏」の3種を使用とのこと。

今回は焼き台の正面の席だったのでライブ感満点。丁寧に焼き上げる真摯な仕事に敬服。

黄色い脂を纏った幻の鶏はしっかりした食感で味がかなり濃い。皮と身の間の脂の融点も低くて火入れすると一気に皮が縮まる。皮目をしっかりと焼き込んで身の部分はレアで供される。

串焼きの扉はネギを挟んだもも肉から。旬の大きな銀杏、開いていない丸のままのハツはとてもジューシー。ほんのり温める程度の火入れのレバーと続く。究極鶏の胸肉は脂がしっかりと入っていて今まで食べたことがないような筋肉質な食感。焼き台の上部で時間をかけて燻しを兼ねて干してから焼き上げる手羽先もねっとりした身が秀逸。脂の落とし具合が絶妙な皮部分も美味しい。コース料理はここまでで追加の串を頼むことも可能。最後はサイズを選ぶことができるラーメンで締め。

最後に名物の玉子かけご飯。この上に雲丹やイクラ、トリュフなどをトッピングすることができる。隣の一人客は全部かけをしていた。ちなみにトリュフは追加料金5000円。使用する卵黄は普通の卵ではなくて弾力のあるキンカンという卵に成長する前の体内卵。味は濃厚で特製の楊枝で穴を開けてご飯に混ぜていただく。デザートはブドウ2種。

食事終了まで約2時間。会計は一人16000円。楽しく美味しくいただきました。現在は来年の2月まで予約がいっぱいとのこと。

過去の熊の焼き鳥はこちら

大阪市北区天神橋6-3-26
06-6353-6330


カテゴリー 天神橋筋六丁目, やきとり |

讃真

阿倍野の表記の焼き鳥店を訪問。自宅から比較的近いので昔からよく利用させていただく。チンチン電車の東天下茶屋が最寄駅となる。外観も内装も昭和感漂う味のあるノスタルジックな佇まい。こちらの店は入り口が二つあって双方で食事ができるようになっている。右側が年配の大将で左側が若い店主が仕切る。メニューも使用する食材も同じ。厨房は繋がっているけど客の行き来はできない。店内は煤けたL字のカウンターと4人がけのテーブル席が一つ。

両方のお店ともセルフで七輪を使って焼き鳥を炭火で焼いていただくというスタイル。アラカルトもあるけど看板メニューの「とりの盛り合わせ780円」がおすすめ。

皿の上に皮、ずり、キモ、もも、せせり、ささみ、軟骨、こころ、背肝、三角、つくね、手羽先、キャベツ、シメジなどがてんこ盛りになって提供される。これらを卓上の塩、ポン酢、甘口醤油などにつけていただく趣向。

皮目を炙ったモモや背肝などは秀逸。皮を焼いた時に出る脂を付け合わせの野菜にかけていただくのも美味しい部位ごとの味わいの異なりや色々な薬味をつけたりしながら焼酎とともに良い時間を過ごす。

この日はいただかなかったけど最後に香川出身の大将が作る細麺の冷やし讃岐うどん480円が名物。しっかりお酒もいただいて一人2000円でお釣りがくるありがたい店。ごちそうさまでした。。

過去の讃真はこちら

大阪市阿倍野区王子町2-17-28
06-6621-1969
18:00〜翌3:00 月火休み


カテゴリー 東天下茶屋, やきとり |