イタリアン

鎗屋町134

2月に訪問したときにピザと前菜のおいしさに感動する。急に食べたくなって週末に予約して再訪。場所は谷町4丁目駅3番出口から徒歩3分。このあたりは同じ競合業態の店がたくさんある激戦区。

広い間口のお店はカジュアルな感じでとても入りやすい。扉を開けると大きな日本製の銅で出来たピザ釜が鎮座。オーナーシェフの竹中氏はフレンチ出身で某高級ホテルでは前菜の魔術師と言われていた伝説の方。その方が心機一転ナポリピザの店をするためにナポリのイスキア島等での修行を重ねられたと聞き及ぶ。

突き出し250円はカンパチと新筍のカルパッチョ。よくある取り合わせだけどドレッシングの美味しさが突き抜けている。

前菜盛り合わせ3種盛900円は実際は4種盛り込まれる。酢の効かせ方が抜群の鰯のマリネは骨まで柔らか。上質な野菜のシチリア風カポナータは酢と砂糖を入れないフレンチ風。自家製ピクルスも加減がいい。カプレーゼのトマトはアメーラを使用。どれもエッジが効いた味付けでボリュームもたっぷり。これだけでも大満足。

ワインはアメリカのシャルドネを所望する。厳選されたワインの値付けも良心的で遠慮なくガブガブいただける。

熊本産のそら豆をピザ釜で焼いたもの280円にオリーブオイルとリコッタチーズをつけて頂く。これはワインがすすみまくる・・・・

山口県産のスルメイカと葡萄のサラダ480円はドレッシングが秀逸。レモンを搾ると味わいが変化。。これはフレンチの技法。。

愛媛産のれそれとコゴミ、若牛蒡の天ぷら580円。のれそれを天ぷらで頂くのは初めて。揚げてもぬるぬるした食感が残って面白い。どれもが春を感じさせる。。。

淡路牛のステーキは100gで1300円。丸焼きにした玉ねぎとともに供される。火入れも完璧でフレンチの技法で作る甘酸っぱいソースと相性抜群。どの料理も界隈のイタリアンとは一線を画す美味しさ、しかも値付けが優しいのが嬉しい。

ピザはすべて1300円。前回いただいたマルゲリータもかなり良かったが今回は甘唐辛子と辛口サラミの入ったものを所望する。

サイズは27㎝でボリュームたっぷり。薪窯ならではのしっかりと水分の飛んだパリパリした味わいとモッチリ感。ビジュアルも美しくてソースも軽くて文句なし。。お腹いっぱいで全部食べれなかったけどアルミホイルに包んでもって帰るようにして頂く。ちょっとした気遣いが嬉しい。食事もおいしくてシェフの奥さんを中心にしたスタッフの接遇もとてもいい。

ランチタイムはピザとサラダとドリンクがついて850円。。。安いね・・・  

自宅マンションの桜が満開。帰ってから一人で花見酒。。

過去の鎗屋町135はこちら

大阪市中央区鎗屋町1-3-4
電話: 06-6941-1008
営業時間: 11:30~14:30 17:00~23:00


カテゴリー 谷町四丁目, イタリアン |

エキポンテベッキオ ア オオサカ

近江八幡でステーキを食べて帰阪の帰りに大阪駅ルクアの10階にある表記の店でピザを食す。腹パン状態だけど以前満席で入店出来なかった記憶があり21時半であれば大丈夫かと思いながら訪問する。

看板メニューのマルゲリータのレギュラーサイズ1500円を所望。トマトとモッツァレラチーズ、バジルのシンプルで上品な味。特にトマトソースが酸味のエッジが効いていてチーズとよく合う。カリカリしていながらモチモチの食感。ビジュアルも美しい。価格もそう高いとは思わない・・・

ビールと一緒にムシャムシャと一気に頂く。

〆にカルボナーラ1400円を追加する。22時近くになっても女性客を中心にお店は満席。。ガンチャーレという豚トロ部分でつくったパンチェッタのような豚の塩漬けが入っているとの説明だが存在がかなり希薄で捜索願が必要な感じ。レギュラーサイズだけど量は少なめ。ローマ風の本格カルボナーラを踏襲していて生クリームは使わずに卵だけで仕上げたとの事。

味はかなり微妙。湯がき損ねたスパゲティーの卵とじとしか表現の言葉が見つからない。豚肉の塩漬けの味と高級なオリーブオイルと上質な卵と塩と胡椒以外の食材と調味料は使っていない為これをしっかり乳化させながらバランスよく作るのはかなりのテクニックが必要と思われる。

パサパサなので咥内の水分がどんどんパスタに吸収される。アルコールを飲み過ぎたので水を所望すると水道水は身体に悪いのでとの理由でミネラルウオーター500円を奨められる。大阪市水道局長が怒りまくりそうなセリフにビックリ。薬も飲みたかったんだけど我慢する。

支払を済ませてコンビニで水を買って小休止する。。都会のレストランは凄いな・・・


カテゴリー 梅田/JR大阪, イタリアン |

good spoon

関西の飲食店デザイン設計ではナンバーワンといわれるカームデザインさんが経営する表記の新店舗を訪問。こちらの会社は超繁盛店のセンバキッチンを始めとするファッション性の高いかっこいいお店を大阪市内で10店舗されている。

現在は東京のクライアントを含め年間で80店舗位の飲食店の設計を手がけられていると言っておられた。

圧倒的にかっこいいファザードは記念写真を撮ってインスタにアップする女子が後を絶たないらしい。まるでロサンゼルスの倉庫街のイタリアンな感じで界隈にはない空間となっている。(右が私で左がお店のオーナー兼設計会社社長)開放感溢れるテラス席を入れると90席の大箱店。

オープンキッチンのライブ感溢れる店内は驚くほどおしゃれ。テラス席や屋台のようになったテラスカウンタ−もこのような飲食店では初めて見る意匠。駅から遠い辺鄙な立地なのに昼間は30人くらい店の外に並ぶらしい。この日もほとんどが若い女性客となっている。

スタッフもしっかりと教育されていて気持ちのいい接客をされる。大阪にもこんなかっこいい店があるもんだとひとしきり感心。

エッグベネディクト980円はブランチメニューで一番人気らしい。半熟のポーチドエッグにオランデーズソースの定番の組み合わせ。

見た目はクロックムッシュのようなモンテ クリスト サンドイッチはカナダのブランチの定番。何度かLAで食べた事がある。ハムのとチーズの塩味に卵液で浸されてふわふわになったパンの甘味が相まって表面はバターで香ばしくて女性は皆好きであろうと思われるもの。

オリジナルメニューのライスカルボナーラ880円はベーコンとチーズかバターを混ぜた固めのピラフにポーチドエッグを載せたもの。バジルのソースをつけていただく。

名物の炭火で焼き上げるサーロイン150gで1280円。550gまで好きなサイズで焼き上げてくれる。外はカリッと中はジューシーな仕上がり。味のある北海道産の赤身肉で聞けば原価率60%越えのサービスメニューとの事。

チョップドサラダ900円は色々な野菜を特殊なナイフで細かくチョップするサラダでこれもNYで大人気。中が空洞の自家製ポップアップというパンに挟んでいただく。

ドリンクもボトル2500円からのワインは当然の事ながらなみなみスパークリングから、モヒート、ジントニック、様々なカクテルまで種類は豊富に揃う。

ふとメニューを見ると私の娘が写っていたのにビックリ。この店でアルバイトをしたときにメニューを始めとする販促物に使われまくって頂いたとの事。お店のオーナーから最敬礼でお礼を言っていただき、いろいろとご配慮いただきました(強要したわけではない・・・)

パーティーメニューも2500円からあって店の雰囲気を考えるとかなりお得感がある。これからの季節に風に当たりながらワインを頂くのにドンピシャのお店。

帰りに難波の大衆居酒屋訪問。旬のカマスゴ(新子・イカナゴ)と生ビールで小休止。すっかり春だね・・・・

大阪市西区南堀江1-25-12
06-6531-7500
営業時間 11:00-15:00
月~土/ディナー15:00~25:00
日・祝/ディナー15:00~24:00
定休日 不定休


カテゴリー 堀江, イタリアン |