バル

ブレーメン

友人と4月11日にオープンした天満にある表記のバルを訪問。天満駅の賑わいと反対の南出口から徒歩3分。怪しげなラブホテルの路地を入った民家の建ち並ぶ袋小路の奥に位置する。猫も通らないような立地であるが一等地裏通りという現在の外食のプロが選ぶ垂涎の繁盛立地。古民家をオーナー自ら改装して酒蔵風のワクワクするような空間に仕上げている。

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1階はカウンタ−席と立ち飲み席で2階は貸し切りも出来るテーブル席とVIP席。店内の調度品はアメリカンテイストでそのバランスが絶妙。カウンタ−の上には大きな桜の枝が飾られていて風情たっぷりの花見ディナーとなる。

名前の由来はグリム童話の『ブレーメンの音楽隊』であろう。オーナーから直接聞いてはいないが今は小さな力でも童話で動物達が助け合って泥棒を追い払って幸せになったようにスタッフが協力して大きな力を発揮し未来に向かって成長していこうという意味があると推察する。

料理は自家製ソーセージと薫製を主力にアヒージョやピザ、パスタ、釜飯まで。こちらのお店はこちら以外に「みなとまちバール Bam Vino」「Mexi Canaria/メヒカナリア 南船場店」「みなとまちバール Bam Vino 大正店」も経営されそれぞれの店で売れ筋やトレンドを充分研究されているので内容は間違いないと思われる。スタッフの方々の制服はネルシャツ。全員が楽しそうに明るく仕事をしている姿はこちらまで楽しくなる。

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食事をしてからの2件目だったのでまずは薫製盛り合わせ。カマンベールチーズに柔らかさと味の良さにビックリの砂ずり、半熟に仕上げたうずら玉子。。どこにもありそうなものだけどクオリティーの高さにビックリ。

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お薦めのクラフトビール。最初は「HADOKEN」をすすめていただく。イギリスのハイアルコールでパワフルな苦味とフルーティな香 りが薫製にぴったり。ノックアウトされたクマのイラストがとてもかわいい。

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イブリガッコのクリームチーズはさみや鴨ロース、サーモンの薫製も追加する。

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続いてのビールはビターなチョコレートのフレイバー。生まれて初めて頂くテイストなんだけどかなり口に合う。ジャケットのユニークさもあってけっこうはまりそうな感じ。

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いろいろなクラフトビールの飲み比べもある。

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最後に自家製ソーセージ所望。肉の旨みをシンプルに味わえるプレーンタイプ4Pで380円とスパイシーなピリ辛チョリソー460円。どちらにしようか迷うところだけど盛り合わせにしていただく。

オープン直後ということもありこの日も超満席。お店がわかりにくいので少しだけ説明

JR天満駅をダイコクドラック側(南側)に出る➡黒龍の中華屋を右➡スナックビルと中華屋さんの間(ラブホの前)を覗くと灯りがついてます➡その路地の一番奥がお店です

大阪市北区天神橋4-2-22
月曜定休

自家製ソーセージと燻製 裏天満BREMENビアバー / 天満駅扇町駅天神橋筋六丁目駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5


カテゴリー 扇町/天満, バル |

ワッシーズダイニングスープル

母校の関西大学で花見をしたあと表記の店で友人と会食。1月末にも訪問したが何度来ても飽きのこないクオリティーというか価値を毎回感じることが出来る。ワイン専門店なんだけどその品揃えと質・コスパ・料理とのマリアージュの確かさは他店と比べて群を抜く。素敵な女性オーナーとの話も楽しみの一つ。気取ってなくてとても使いやすい。。

最初はフィリボナロワイアル・レゼルブで乾杯。さっぱりすっきりとした切れ味のあるシャンパーニュで花のような甘い香りと奥行きのある深い味はシャンパーニュならでは。

続けてドメーヌサンミッシェルを所望してシャンパーニューとスパークリングの味の異なりを試してみたが酸が立ちすぎて、双方を比べると甘さを押さえたサイダーのようで残念。葡萄品種と合わせる分量はほぼ同じなのに不思議である。

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季節野菜のオードブルはレンコンのバルサミコ漬、水ナスの黒オリーブをペースト状にしたカップナード掛け、クスクスと雑穀のサラダ、生ハムと隼人瓜をあわせたものなど・・特にどおってことはない。

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野菜に合わせたのがソービニオンブランのフィッシュハウス。カリフォルニアに次ぐワインの産地であるワシントンのワイナリーでジャケットのイメージのような柑橘系のアロマと余韻がしっかり感じる酸味のバランスもいい一本。

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この日のお楽しみの春トリュフのスクランブルエッグは今週ではじめで大量に仕入れて冷凍保存しながら使うと言っておられた。いわゆるイタリア産のビアンケットと呼ばれるもの。トロトロのスクランブルエッグの熱でトリュフの香りが周り一体に立ちこめる。スライスされたもの以外にも卵のなかにも細かく刻まれて入っているので口の中がトリュフの香りだらけになる。

これに合うワインをマネージャーソムリエに選んでいただくとコート・ロティ登場。

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雑味のないクリアで凝縮感のあるエレガントな果実味とシラーならではの華麗な芳醇でしっかりした香りがトリュフと相まって香りと味のマリアージュを同時に楽しむことが出来た。シルーキーなタンニンとその余韻のバランスにうっとりする。

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新鮮なミミイカがあるということでのペペロンチーノを作っていただく。

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これにはイタリアのベルディッキオ クラシコ2007年のDOCを合わせる。辛口でさっぱりしているけど濃い黄金色の凝縮された旨みはパスタとドンピシャの相性。

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京都産の鴨のローストは根セロリのピューレとバルサミコのソース。付け合わせは筍、スナップエンドウ、オニオン、金柑のコンポート。金柑との相性は◎。

鴨肉は分厚くカットされているので食べ応え満点。

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これにはオレゴンワインのキングスリッジ。ピノ独特の華麗な果実味と心地よい酸味が好みに合う。若々しくて飲み口のいい滑らかな印象。

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フロマージュにロックフォールのブルーチーズをいただく。ドライフルーツをミックスしたピュレと胡桃とともにいただくと食べ飽きない。
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最後の〆は春らしいロゼワインを所望するとカリフォルニアソノマのラセターファミリーワイナリーのロゼを選んでいただく。ジャケットもユニークで高飛び込みなり。

明るいサーモンピンク色でいかにも楽しげで明るい印象。辛口だけどしっかりとした口当たりで苺や柑橘の香りもするロックフォールの邪魔をしないバランスのいいワイン。この日も長時間楽しむことが出来た。

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そのあとは行きつけの近くの潜水艦バーで小休止。ごちそうさまでした・・・
大阪市天王寺区六万体町5-13
06-6774-9000

ワッシーズダイニングスープルワインバー / 四天王寺前夕陽ケ丘駅恵美須町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.7


カテゴリー 四天王寺前夕陽ヶ丘, バル, フレンチ |

テッパンラブワイン

歌舞伎座の裏にある表記のお店でひと休み。廉価でそこそこの内容のグラスワインがいただけるのと居こごちの良さで最近は8席カウンタ−が争奪戦になる事が多い。鉄板焼きをいただきながらワインを飲むというコンセプトはカジュアル嗜好の若い方にドンピシャ。

目の前にはその日のお薦めワインが原産地と葡萄の品種と価格が直接書き込まれて立ち並ぶ。最初に看板メニューの野菜の鉄板焼きを所望する。

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縦割りにされた万願寺唐辛子となごりのかぶら、滋賀産ジャンボマッシュルームはジュースがたっぷり。紅くるり大根(抗酸化成分のアントシアニンの含有量が青首大根の約3倍。アントシアニンは配糖体なので甘さを強く感じる)、淡路玉ねぎ、プチヴェール の澄ましバターがけのラインアップ。これを食塩か麦味噌で食す。

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イタリアピエモンテの【ランゲロッソ 】はネッビオーロ(ピノノワール) 100%の優しくて少し甘めの味わい。野菜の鉄板焼きにはこれがいちばんの相性。【BOW!ルージュ】は春らしい山梨ドメーヌ・オヤマダのテーブルロゼワイン。ソフトな口当たりだけどしっかりとしたコクもある。

【Enira Reserva】エニーラ・レゼルヴァはフルボディのブルガリア パザルジク州のもの。完熟苺(ベリー)とミルクティーのような香り。長く続く余韻もボルドーワインのような感じ。この日一番のハイコスパワイン。

オーストラリアの【Saveoursouls】はサンジョベーゼ種独特の干しぶどう系の凝縮感とタンニンとシャープな口当たりが特徴でパンチのある味わい。壁紙のようなジャケットが可愛らしい。

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フォルマッジョミストはカマンベール&粗挽黒胡椒と青カビ少なめの癖のないゴルゴンゾーラドルチェと銘柄不明のウォッシュチーズ。小さいお店のカウンタ−での食事は周りの客の飲み方食べ方で雰囲気が変わることをこの日は実感。私のようなおっさんがゆっくりと落ち着ける店は難しい。。

大阪市中央区難波4-8-9
06-6647-8766
17:30~24:00
定休日:月曜日


カテゴリー 難波, 鉄板焼, バル |