フレンチ

ラ・フェットひらまつ

年末の貸し切りパーティーの打ち合わせに表記のお店を訪問。今や大阪を代表するグランメゾン。200以上の席数を持つフレンチは大阪では
エントランスより営業担当の方にご案内していただく。店内は女性客を中心に平日なのに満席。予約していなければ入店も不可能のよう。37階から見える景色に圧倒される。中之島フェスティバルタワーのワンフロアーすべてをこちらのレストランが占有しているのでお店の中はまるで迷路のような感じ。

この日は最も廉価な平日限定の1800円のワンプレーとランチを所望する。

しばらくするとサービス係の女性がワゴンを押してきてジュースや食前酒の注文を聞きにくる。只かと思いきや有料らしくプレゼンテーションの巧みさもあり洋梨をスパークリングで割ったものを薦められるままに頂く。あとで聞くとアルコールの入ったものは1700円、ノンアルコールは1000円らしい。食事の価格と同等の価格に驚く・・・商魂の逞しさにビックリ・・・

そのあとは水を所望する。ガス入りとガスなしを聞かれたが「大阪市水道局謹製のもの」とお願いする。

2015-11-24 12.51.37

アミューズはふわふわの2種類のチーズがのったパイ生地のカナッペ。想像以上に美味しいのに驚いた。

2015-11-24 13.10.57

白い皿に入った2つのボウルを頂くのであろう。特に美しさを感じない・・・

2015-11-24 13.11.10

豚バラ肉を煮込んだものをカリッと油で揚げたもの。オクラやブロッコリー、オクラなど。ホースラディッシュをスープに溶いて頂く趣向だけど特にどおってことはない。

2015-11-24 13.11.13

秋刀魚のソテーが乗った和風のオイルパスタ。大葉とケッパーがピリっとして刺激がある。菊の花をあしらっているが味は凡庸。

2015-11-24 13.40.06

デセールは秀逸。2種類のチーズクリームや青リンゴを乾燥させたもの、ミルフィーユのようなものはおっさんの私が食しても美味しいと感じた。

一口サイズのミニャルディーズも甘みや酸味、食感の異なるものが5種類でひとつひとつが丁寧に造られている。特にショコラは死ぬほどおいしかった・・・

コスパについては1800円に食前酒1700円を足して3500円。そこに10%のサービス料がついて税金を足すと4158円なり。帰りに肥後橋で豚カツを食べて帰る。

大阪市北区中之島2-3-18 中之島フェスティバルタワー37F
ランチ/11:30~13:30(L.O.)
ディナー/17:30~20:30(L.O.


カテゴリー 肥後橋, フレンチ |

ビストロエピス 11月

自宅近くの大好きなフレンチビストロに地元の友人を誘って久しぶりの訪問。
オーナーである奥野シェフは最近ランニングを始めたらしく10キロの減量をされていた。かれはスイスホテル(元サウスタワー)のメインダイニング 『ラツール 』出身で最近では珍しい本格的なコンサバティブな仕事が特徴。

コンベクションを使用せずにフライパンだけを駆使し、塩とビネガーをしっかり使用した腰の据わったどっしりしたソースは最近のフレンチのスタイルとは完全に一線を画す。
普段は3700円と5300円のコースが主体なんだけどこの日はお任せアラカルトをすべてシェアーでお願いする。

2015-11-13 18.56.59

オードブルのいろいろ盛り合わせは好物の「海老のエスカルゴソース」、よくあるけどどこよりも手をかけて私の口にとてもあう「田舎風パテ」、「サーモンとホタテのタルタル」、「鴨肉とフォワグラと柿の甘煮をあわせたもの」。。すべてが特上の味わい。

2015-11-13 19.46.56

ソムリエでもあるシェフに選んでいただいた最初の一本目はリュリー・プルミエ・クリュ。濃い黄金色でミネラル感と強めの酸味と果実味が特徴。樽香とフルーツのアロマも強くてとても濃厚。時間が経つと味に変化が出て濃厚さが増す感じがした。

2015-11-13 19.24.25

魚料理はオマール海老とホタテ貝の盛り合わせ。シェフ得意のソースヴァンブラン。よくあるソースだけど他の店で頂くものとは味とコク、深みが全く異なる。上品で腰の柔らかいかつ攻撃的なパワーを感じる。多分フュメドポワソンがいいのと塩分バランスであろう。ワインとの相性は100%であった。

2015-11-13 20.45.52

赤ワインはロワイヤル・サンテミリン2011年。ここはやっぱりボルドー・・しっかりフルボディで典型的なこってりメルロー。黒い果実系の複雑な濃い香りで滑らかタンニンも効いて柔らかな味わい。料理に合わせて1万円以下の安くて美味しいものをいつも選んでいただける。

2015-11-13 19.50.33

肉料理はシャラン産の鴨肉のロースト。。パンチのある必殺の赤ワインソースはこの感じのワインが必須。きめ細かでコクのあるなソースにノックダウン状態となる。小さな火口で昔ながらの方法でクリエイティブかつガストロミティックに黙々と作られる。火入れはいつも完璧。

しっとりした鴨の肉質にうっとりする。肉を口に少し残しながらワインとともに咀嚼すれば更に深い味わいが大脳に発信される。肉の芯から出る味わいとワインとのマリアージュ。一つの料理で味の変化を楽しむ。。様々な形の調和が舌の上でフィギュアスケートの華麗な演技のように時には豪快に時にはエレガントな姿を見せる。

何をいただいても美味しいし値段もとてもリーズナブル。私の趣向もよく理解してくれていてとても大好きなお店。お店が狭いのが玉にきずだけどそれ以外は何の問題もない。予約をしていくのがべター。誕生日とかで貸し切るのもいい。昼時は近所のマダムでいつも満席。。。

詳しくはこちら

住吉区帝塚山東1-3-36カーサ帝塚山B1F
06-6675-0211
定休日:火曜日の夜と水曜日

*明日から外国出張しますのでブログ少しだけお休みします・・m(_ _)m


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KAlarz(カラーズ) 11月

北新地蜆楽通りかに道楽の横にあるカジュアルフレンチ。使い勝手の良さでサクッと食事をしたいときによく利用する。この日はBORO復活コンサートにご招待いただきその後の会食。

いつものように同じオーナーが経営する生絞り酎ハイ専門店で無花果酎ハイを立ち飲みで頂きそのあとで訪問する。

ランチタイムの5年間継ぎ足したスペシャルデミグラスソースがかかったふわふわのオムライスが超有名。お店はフレンチ居酒屋と言うかハイカラ洋食レストランと言うかお箸もあってジャンル不明。

活ロブスターが入ったタジン鍋も予約で提供したりかなり自由度が高く、こだわりの野菜を使った本格的な料理がシェフのご自慢でとても美味しい。2階には個室もあって小さな宴会も出来る。今回はカウンタ−でシェフの手元を見ながら好きなものを頂く。

2015-10-31 06.44.10

付きだしはカボチャのスープ。甘くてコクがあるのにさっぱりしておいしい。

2015-10-31 06.44.22

パテドカンパーニューはもう少し鶏肝等が入ればコクが出る感じ。しかし好みの問題で許容範囲内。

2015-10-31 06.44.27

名物の蟹クリームコロッケ。ズワイ蟹の身がごっそり入るタルタルソースもとてもマイルド。ミネラルの効いた白ワインと合わせる。

2015-10-31 06.44.31

マスカルポーネチーズとベーコンとオニオンのキッシュ。これもワインとドンピシャなり。。

2015-10-31 06.44.33

足赤海老のアヒージョ。。シラスとたっぷりにニンニクが入って滋味満点。プリプリの海老も秀逸。

2015-10-31 06.44.36

しっかりめの赤ワインを頂きながら海老とアスパラのソテー。アスパラはメキシコ産と言っていた。かなりぶっとくて繊維も感じなくてとても上質。フレンチの技法とソースでとても美味しくアスパラを食すことが出来る。ワインの値付けも良心的。普段使いにぴったり。。

大阪市北区曽根崎新地1−6−7
06-6345-5669


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