フレンチ

ラ ペティ ロ アラ ブッシュ 11月

京阪電車・地下鉄堺筋線の北浜駅から徒歩5分のここ数年よく行くフレンチレストラン。 近所の新進気鋭の若手シェフの店が数店できているが野菜づかいの妙とオーセンティックな調理が46歳の疲れた胃腸に合う気がすることとマダム含めたメートルの嫌みのないサービスがお気に入り。。 シェフは名門旧ホテルプラザ出身。 amusu.JPG シャルルラフィットの辛口シャンパンで乾杯の後、アミューズはサザエを柔らかく炊いたものを焼菓子に乗せたもの。。。シャンパンとともに胃が活性するのがわかる。。 kanizensai.JPG 前菜その一は毛ガニのサラダ仕立ての上に温泉卵とマスタードのドレッシングがかかったもの。。 カニ好きの私にはたまらない献立。。。マスタードの酸味と温泉卵のまろやかさと毛ガニの甘さの混合はシャンパンとともに至福の時間をもたらす。。 omaruzensai.JPG 前菜その2はオマールエビと野菜のサラダで契約農家で作る唐辛子やカブや大根などを絶妙に火入れしたり生で食したり・・・野菜の旨さを知り尽くしたシェフの真骨頂の料理である。。 オマールはソースアメリケーヌと泡のソースともう一つ別のソースで変化を楽しめるようになっている。。 白ワインはプイィフュイッセテートドクリュを所望。。比較的手ごろな価格だがしっかりとした味わい。。 kurisupu.JPG 温泉卵の入ったクリのスープは香りが立ちまくってまさに秋を感じさせる。。ベーコンの泡が塩気を足して 実に絶妙な味のバランスである。 kuekue.JPG 魚料理はクエのソテーのブールブランソース。。。こういう普通のソースが妙に落ち着く。。。 クエの身ががさっぱりしすぎていたのは残念。 ginkamo.JPG メインはいつもおなじみの青森産の銀の鴨のアロゼ。。。 鴨の身はどこよりもうまい。。。関西近郊の鴨も最近よく食すが肉の質がまず決定的に違う。。。 鴨のジュを旨く煮詰めたソースももはや鉄板である。 ミディアムボディのムーランナヴァンもどんどん進む。 sorube.JPG スパイスのシャーベットも秀逸。 11deseru.JPG デセールはキャラメルで煮込んだ洋ナシにキャラメルアイスを乗せたもの。 6種類から選べるがすべて超ハイレベル。盛り合わせが好きな方は別ですが、ここのデザートはどこよりも格別。一皿としてのクオリティが確実に高い。 結構全体的にボリュームがあるけど、爽やかで繊細なので食後もすっきり。 接客は良く気が付くし、客単価を上げようとするやらしさもない。。。いつも気持ちよくお店を出ることが出来る。。。今日は8400円のコース。。(サービス料別途)しかしコストパフォーマンスはかなり高いと思う。 シェフもいつもお見送り。。。ありがとね。 大阪府大阪市中央区今橋2-1-10 ダイセンビル1F 06-6208-1808


カテゴリー 北浜, フレンチ |

ビストロエピス 9月

ジムの帰りに友人と帝塚山でフレンチディナー。敬愛する奥野シェフにすべてを任せてワインとあての大人(おっさん)のお任せコース。とりあえずビールの後はトウモロコシの冷たいポタージュ。アクセントにバルサミコ風味のトマトとバジルオイルが入っていて混ぜ込んでいただくとカリブの風が吹き抜けていくよう。。。世間によくある昼寝しているようなボンヤリスープではないのはさすがである。 supuepisu.JPG そのあとは前菜のええとこばっかりを盛り合わせで所望する。大好物のいろんなものが入った味も複雑で滋味深いシェフのスペシャリティの「パテドカンパーニュ」これ一切れでワインワングラス楽しめます。。えびとホタテのタルタルゆず風味はシャープな白ワインにぴったり。小エビのエスカルゴ風も香りが素晴らしい。。。。 epizennsai.jpg 前菜いただきながらビールに白ワインを飲みまくり。。。過ぎゆく夏に別れを惜しみながら赤ワインをワンボトル所望する。(なんのこっちゃ・・) meinepisu.JPG メインもいくつか盛り合わせていただく フォアグラと鶏ムースの包み揚げは春巻きの様なんだけどレヴェルが違う。味の変化が3回くらいあって軽くて深くて旨さ凝縮でしつこくなくて選んでいただいたワインとジャストマリアージュである。茶美豚ロースのペルシャード仕立ては完璧な火入れ(たぶん弱火でじっくりと焼いているのであろう)と下ごしらえの確かさソースの旨さは究極の豚料理である。ディジョンマスタード と香草パン粉を付けた豚肉はいろんな味がしてとても楽しい。。あ~本当にうまいなと口から自然に出る逸品である。 もうひと品のオマール海老と海老ムースのブリック包み焼きはフォアグラと鶏ムースのエビバージョンで味の違いも十分楽しめエビのジュが口いっぱいに広がるええ仕事である。 この後イサキのポワレ赤ワインソースも所望したが酔っ払って写真撮るの忘れた。。。 淡白なイサキを濃い~オーセンティックな赤ワインのソースで供するシェフの料理はまさに王道まっしぐら。店を見ればビストロやけど仕事はグランメゾン級。。 お店小さいので要予約。。 詳しくはこちら


カテゴリー 帝塚山, 姫松, フレンチ |

ユニッソン・デ・クール

派遣会社を経営する友人とボクシングの練習の帰り北浜のフレンチに行く。 ライオン橋(難波橋)北詰のアキュイールの手前の最近業界で話題騒然の新進気鋭のフレンチレストラン。4月オープンらしい。店は白い壁で明るく広いメゾンダイニンググレーのアームチェアーもシンプルでよい。 パリの宮殿ホテルにある三つ星レストランのレストラン・ル・ムーリスで修業をされたシェフは31歳。。テーブルにわざわざ挨拶に来てくれた。最初にシャンパンをいただく夏の夜にふさわしいすっきりとしたシャルドネ系のアグラパールをいただく。。 amu-zu.JPG シャンパンと一緒に出てきたのはセロリのジュレと泡だてたもの。これはシャンパンにドンピシャだった。 ビーツの角切りとグジェール(チーズ味のプチシュ)とパンドベニスとラーフメ。 zensaiiroiro.JPG この店はオーナーが木津市場で鮮魚を扱っているらしく魚にはこだわりがあるらしい。 最初に明石ダコの入ったじゃが芋のパルマンティエという料理。。ぱっと見たら冷やし茶碗蒸しの様。ビシソワーズを濃厚にした感じかな。。 そのあとはフォアグラミキュイ マンゴのデクリネゾンで薄く加熱されたフォアグラは低温調理らしい。個人的にはしっかりとコンフィしたものが好みだけどマンゴが形を変えていろいろ入っているのと相性は良かった。ワインはトゥーレーヌ・ソーヴィニョンさっぱりとしていながらもリッチなアロマを感じる。。 ズワイガニと淡路のウニのババロアのコンソメジュレかけは塩加減がとんがってはいるがズワイガニのエキスをしっかり含んだジュレが秀逸。。蟹の香りが鼻に抜けてコクがあって切れがある目の覚める逸品である。 新玉ねぎとハーブのロイヤル豚足とキノコのグラチネ 夏トリュフ添えは泡だらけのポタージュの茶わん蒸しのような感じか。。カリカリとした食感も面白いしトリュフの香りも鮮烈であった。いろんな味が複雑に混じってとても面白い。 香りの立つシャルドネを所望する。グラスワインなんだけどコクがあり、まったりとしてこれも秀逸。ワインリストを見せてもらったが値付けが安すぎ。。。フレンチの良心ここにあり。。たぶん大阪のグランメゾンではNO1であると思う。。3千円から5千円クラスのワインが数多く揃っていて、えっこのワインがこの値段・・・というものばかり。グラスでオーダーするよりも、ボトルでオーダーしたほうが得だと若いソムリエ君も言っていた。続いてのアンディーブのプレゼ甘エビのソースナンチュアはアンディブ(チコリ)自体があまり日本で食べる習慣がないが食感と味は焼き茄子と白菜を足して2で割ったよう。少し苦みのあるアンディーブに甲殻系のソースにどういうわけか生の甘エビが鎮座。。。料理の完成度としては荒削りであるが決して悪くはない。次のホタテのブータンブランは軽くスモークした帆立(火が通り過ぎていたのは残念) とホタテをソーセージにしたスペシャリティーらしい。プルプルで柔らかい口当たりの帆立のブータンブランと甘味にブ-タンブランの淡白な味がプールブランソースといい調和。ソースに帆立のジュがしっかり感じられた。見た目よりシャープな味でワインと相性抜群であった。 kasago.JPG 魚料理は徳島産カサゴのソースアネット。ソースがよくからんだキャベツやカブの付け合わせもかなり旨い。。カサゴの磯臭さも香草のソースとナイスマッチ。。 kamounison.JPG シャラン鴨と根菜のキャラメリゼ レンズ豆とジロール茸。オーセンティックな料理であるが鴨が旨かった。火入れも完ぺき。ホントは修業されたル・ムーリスのスペシャリティの鳩料理をいただきたかったが・・・楽しみは次回に。。。ワインは2006年のヴァケラスを所望。。かなり個性的で濃厚なタンニンとエレガントな口当たりと花の香りもした。。。 店内のBGMは無し。厨房の音や会話、カトラリーの音なとをBGMにして食事を楽しむ。 dezatoiroirouni.JPG フロマも牛のチーズが2種。肉料理の時に飲み残した赤ワインを再度楽しめた。 ライムのグラニテとキャラメルアイスのミルフィーユはお腹いっぱいでパスさせてもらった。 全部で13皿のディナー1万円コース 今年のミシュランではこのままいけば必ず星は取るお店である。 ワインの値付けもしかりコストパフォーマンスの高さは実に大阪的 早く行かないとと予約取れなくなること必至   大阪市北区西天満1-7-4 TEL:06-6131-0005

ユニッソン デ クールフレンチ / なにわ橋駅北浜駅南森町駅


カテゴリー 西天満, 南森町, フレンチ |