中華料理

チャイナ

住之江区中加賀屋のヘビーユースする店。

もちろん中国料理でこれが日本料理店なら面白いのにとか思いながら入店。

場所は加賀屋商店街の真ん中ぐらいを東に入った目につきにくい場所。。 毎回衝撃を受けるランチが最近楽しみ。650円の日替わりランチは驚愕のコスパ。

この日は広告会社の女性社長と共に唐揚げと焼き肉の勉強。。来年予定する新店舗の商品開発の一貫。。

唐揚げ定食700円はこんな感じ。

写真で見るとわかんないが一つ一つがかなりでかい。それがマウンテン状態で盛られている。かなり衣がパリットしていて中はジューシー。油の切れも完璧。

中国料理には外脆裏嫩という言葉があって「外側はカリっと香ばしく、中はジューシーに」という意味で、美味しい唐揚げの大前提となる言葉。3年前から中国語を習っているのでこんなことを良く勉強する。

肉汁は逃さず衣の中にしっかり閉じ込めて衣から不要な水分や油分は全て抜くことが簡単のようでなかなか難しい。多分この店では温度を変えて2度揚げをしていると思う。よく自宅でもするのが190度くらいで一通り火を通した後一度ひきあげて最後に230度くらいの高めの油温で仕上げる。

この店は胸肉を使用。塩こしょうやニンニクとショウガが 絶妙なバランスで中華料理ならではの唐揚げとなる。多分ごま油も入っていると推察される。

この店で一番高額な焼き肉定食800円はこちら

しっかりと味がついた豚のロース肉はとても柔らかい。。圧倒的なボリュームは他店を寄せ付けない。醤油系のタレがかなり旨い。肉と野菜の火入れはかなり絶妙。。ご飯がザブザブ入る。。感覚値で言えば他店の2倍の肉の量がある。

別にラーメンがついているのかと思うくらいの巨大なスープがつく。。これもとても優しい味で飲み飽きない。。いつ来ても勉強になる。。。近くにコインパーキングもある。

大阪府大阪市住之江区中加賀屋2丁目2-20

06-6681-7679


カテゴリー 北加賀屋, 中華料理 |

双龍居

連日の中華料理の夕食。今大阪で人気の1、2を争う天満にある表記の店を訪問。100席ある客席はいつも超満員。中国の5ツ星ホテルでコックをしていたといわれるジンさんがオーナー。

店員さんも皆中国人なので内装も料理もかなり本場チック。店の表の壁一面にビッシリと貼られたメニューは200以上あるらしい。この店の特徴はコストパフォーマンスの良さ。高級食材を使った料理が手頃な価格で食せること。今回の目的はこの時期旬の上海蟹。

あらかじめ予約してあったのでテーブルの上に物体が鎮座する。いわゆる蒸す前の上海蟹でこの状態ではまだ生きている。

「シャンハイガニハイキテナイトオイシクナイアルヨ」と言いながら蟹に目つぶしをするジンさん。その攻撃にがんじがらめに手足を縛られながら目をぱちくりする上海蟹。「シャンハイカニハシンダラタマゴガシロクナルカラスグニワカルヨ」と言っていた。

海外や蘇州(陽澄湖)から生きたまま保存しても3日くらいしか持たないと聞いたことがある。

蟹を湯がいていただいている間に前菜3種盛り登場。青菜の浸しとミル貝の酢の物と蒸し鶏。。これは普通に美味しい。

前の日も頂いたトマトと玉子炒め。。前日と少しテイストは異なるがこれはこれで美味しい。。

エビとイカの炒めはチンゲンサイがシャキシャキしてとても美味しい。一皿のボリュームも多くて4人で取り分けてもけっこう食すことが出来る。

小籠包は1人前5つなんだけどお店の店員さんが「一人2つずつにしておきますね」とのこと。こんなところも繁盛の秘訣。。

大海老カシューナッツの甘辛炒めはエビがプリプリしておいしい。。その他に九州から取り寄せてる「豆苗のニンニク炒め」も頂く。そしてしばらくすると上海蟹が真っ赤に蒸されて登場。。昔はこの店も有名な産地の江蘇省の蘇州近郊の「陽澄湖(ヤンチェンフー)」のタグのついたものが入っていたが。現在価格が大高騰して他の産地のものと推察する。

最近は「陽澄湖産」と書かれたタグや刻印がされた偽物も出回っていると聞き及ぶ。食し方は黒酢や生姜酢が多い。個人的には何もつけずにムシャムシャ頂くのが好み。

食べ方は「先にはさみで足を切り取って足を全部食べてから胴体をはずす」と昔聞いたことがある。そうやって食べれば蟹ミソや卵が冷めないということらしい。

中を割るとこんな感じ。キレイなオレンジ色で甘い卵はマッタリしてミソと一緒に頂くと蟹にありがちなえぐみもなく実に深いコクのある味わい。紹興酒の冷やと一緒に頂くと幸せ感に包まれる。

はさみを使ってむきまくる。。内緒の話だが、私は蟹剥き名人で私のはさみ使いはかなり激しいのは知っている人は知っている。小さな身体に身がぎっしりとつまり身もしっかりしていて味も濃い。

甲羅についた味噌も残さず頂く。実は私は胴体の身を殻ごとかぶりついて口の中で殻と肉を分けて食す術を持っている。中国人がそのように食べているのを外国で見て学んだ。。

話は変わるがドイツで上海蟹が1990年より大繁殖し、駆除しようとしていたら中国人が輸入するようになって大ヒット。。今では1キロあたり日本円で約500円から800円でベトナムや中国、日本にも輸出されていると聞き及ぶ。

この日の上海蟹は1匹1900円。この日に天満界隈を廻るとだいたい2800円くらいが最安値。普通鵜の中華料理店では3800円くらいが相場。店主のジンさんがたくさんの人に美味しい上海蟹を味わっていただきたいということで仕入れ価格とほぼ同じお値段で提供していると言っていた。

「ウチホドヤスクカニヲタベレルミセナイヨ!」と店主のジンさんが帰りに言っていた。そういえば東京ならだいたい一匹6000円から8000円くらいする。麻布十番の有名中華料理店で一人50000円支払った記憶がある。(即死した・・)この日の会計は飲んで食べて一人3800円。。。この店のコストパフォーマンスはやはり強烈なり。

大阪市北区浪花町1-24JL天満駅前ビル1・2F

電話:06-6377-8808
営業:ランチタイム11:00~14:00
   飲茶タイム 14:00~17:00
   ディナータイム17:00~24:00(L.O.23:00 )
休:無休


カテゴリー 扇町/天満, 中華料理 |

邯鄲小吃館 (ハンダンショウチュカン)

こちらもヘビーユースする住之江にある中国家庭料理の名店。食べログやいろんな方の紹介を経て最近は遠方から訪問される方も多いと聞き及ぶ。しかしながらこの店の素晴らしいのは家庭料理をうたうが故に頻繁に食しても食べ飽きない。。これがとても大事なこと。。

塩分も控えめで化学調味料も使わない。とても優しい毎日食したいといつも思うような味の加減。私のようにヘビーユースされる客もとても多い。11月からメニュー変更で6名以上でコース料理を一人3000円で提供するシステムとなった。。お店の奥には大きな円卓が新たに鎮座。

この日は近所の幼なじみと会食。幼稚園からの友人の一つ違いの妹も参戦。昔なつかしの話で盛り上がる。この日は3人だったので冷菜をアラカルトでいただき火鍋を頂くことにする。

店主の井川さんおすすめの羊肉を水煮にしてクミンシードの入ったオイルにつけてネギと香菜をのせたもの。羊肉が上質なので全くクセもない。スープに肉の塊を浸したままにしているので柔かい。。。

エリンギをボイルしてピリ辛で和えたもの。。シャキシャキしてとても美味しい。。中国人が普段普通に食しているものらしい。

レンコンの酢の物。。クコの実とレモンがいいアクセント。

火鍋登場。。羊肉を勧められたが今回は鶏肉を所望。産地はわかんないけど地鶏と言っておられた。かなり大きなサイズ。

野菜はざくざくしてこんな感じ。

鍋の中はこんな感じ。。。ビジュアルは強烈。。。地獄のようである(笑)味は見た目通り。。しかし辛いだけではなくいろんな味が混沌としておりとても深くてうまい。。。酎ハイを5杯くらい立て続けに頂きながら食す。。

ご主人がサービスで入れてくれた殻付き牡蠣。ふっくらしてとてもジューシー。。最後までヒーヒー言いながら食す。

〆は中国人が大好きなトマトの砂糖掛け。これもただ砂糖をかけただけではないところがミソ。

11時頃に若手中華料理人が集まって勉強会の始まり。ご主人自ら家庭用のフライパンとコンロを円卓に持ってきて講習会の始まりなり。料理の説明と共に手際よく炒め物を作りまくる。中国家庭料理の定番であるトマトと玉子炒めは玉子の量と同量の油をカンカンに熱くして一気に溶き卵を入れて油と乳化させる。ある程度固まったらすぐに皿に取りトマトを炒めて焼いた玉子を合わせて醤油で味を付けたら出来上がり。

ふわふわした玉子とトマトの酸味が絶妙なバランス。。普段自分の店で作らない料理に若手調理師カメラで撮影しまくり。これは家庭でもすぐに出来るのでお試しあれ

幼なじみの妹48才。年齢よりも見た目が若い・・・この日の滞在時間4時間なり。

 大阪市住之江区浜口西2-11-18
 06-6678-3078
 13:00~23:00
 木・金休

 

 


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