京都府

はしたて

京都駅で時間待ちの為、京都伊勢丹の別館SUBACOの2Fにある京都の高級料亭 和久傳が経営する「はしたて」で一杯飲む。 基本的には鍋物と丼物のお店。 季節の惣菜盛り合わせ945円とキリンのラガービール630円を所望する。 banzaimori.JPG 鴨ロースに野菜を巻いたもの、滋賀の赤こんにゃく、よもぎ麩の揚げ煮、ささげの胡麻クリーム和え、出汁巻き卵、わかさぎの南蛮漬けなどちゃんと仕事をした付き出しはお酒のあてにぴったり。 一品一品が丁寧な仕事をし、滋味深い味わいが何をいただいても美味しいと感じる。 そのほかランチセット1680円は天然鯛と桜海老の飯蒸し・湯葉煮麺・小鉢・お菓子 丼は鯛の胡麻味噌丼、湯葉と蟹のあんかけ丼、ウニ玉〆丼、など美味しそうなものが大体1500円前後で食べれるらしい。 桜鯛と山菜の飯蒸し、あおさのり煮麺、本日の一品(イイダコと菜の花の酢味噌和え)、和え物(いんげんの胡麻和え飯蒸しセットは1890円。 「むしやしない」1050円・よもぎ餅の白味噌雑煮・焼き麩のからし菜和え・れんこん餅。。。よく出来てます。京都らしいね。。。 駅中なので時間帯別の提供するメニューを変えてアイドルタイムの発生を抑えていることが素晴らしい。。 JR京都駅、JR西口改札前 SUVACO・ジェイアール伊勢丹3階

はしたて (丼もの(その他) / 京都駅九条駅東寺駅


カテゴリー 和食, 京都市 |

天喜

京都西陣天ぷら料理の老舗「天喜」に会合にて訪問。。 千本今出川通りを少し上がったところに昭和8年から掛けている茶色ののれんがある。 玄関に入ると表からは想像できない奥深い空間があった中庭には大きな錦鯉が泳ぐ池がある。橋を渡って奥座敷へ向かう。 sakidukezennsaitenki.JPG 先付けはお決まりの筍木の芽あえ。。。筍がかなり上質である。。。一口食べればすぐわかる。。。 前菜はスモークサーモンで山芋を巻いたもの、子持ち昆布、白魚酒蒸し、白身魚の寿司を桜の葉で巻いたもの、イイダコの炊いたもの、菜の花。。どれもがきちんとした仕事ぶりである。。。 女将さんが一人ずつに挨拶をされ白酒を注ぎに来られる。 owantukuritenki.JPG お椀はこれもこの季節お決まりの蛤の真丈で出汁もドンピシャ。。お造りは鰹とイカと鯛。。どれもがかなりのレヴェルであった。。。これぐらいのハイレベルの食材を普通に使われるところが老舗の貫録か。 外務省も海外からの来賓をこちらでもてなすらしいし京都迎賓館でのお料理を担当される程のお店と聞き及ぶ。 tenpura1tenki.JPG メインである揚げたてのてんぷらが登場。カラッと揚がった車エビ、アスパラ、ゴボウ、さつま芋、ワカサギ。。。これを天つゆでいただく。。。 隣席で相伴させていただいた女性が25年前に故郷の和歌山紀伊田辺から京都の女子大に進学し、生家が貧しかったために学費を稼ぐためにアルバイトでコンパニオンをされたらしい。その初めての仕事がこの「天喜」であったこと。 彼女はその時世の中にこんな浮世離れした店があること。そこで食べる客がいるということに驚かれたらしい。。。 彼女はその時に私も頑張っていつか自分のお金でこんな店に来れるような立場になりたいと心に誓った。。。そして苦節25年の歳月がたち。。御年43歳にして今や管理システムでは日本で2位のソフト開発会社の社長となり東京、京都、大阪にオフィスと事業を展開し多くの従業員を抱える実業家となった。。。 のれんをくぐるときに25年前にこの店で初めてアルバイトをしにきた時のこと、そこから25年間がむしゃらに働いてきたことがフラッシュバックしたとお聞きした。 その話を女将さんにすると一筋の涙がこぼれおちた。。。 tenpura2tenki.JPG 天ぷら2皿目は鱒をあられをつけて揚げたものとレンコンに海老のすり身をはさんだもの。 美味しすぎ。。。。 tyawanmusgohanitenki.JPG ふかひれの入った大きな茶わん蒸しが出て筍ごはんで締め。。。 deserutenki.JPG デセールはグレープフルーツのゼリーと苺と蜜が思いっきり入ったリンゴ。。。 こんな美味しいリンゴは生まれて初めていただいた。。。 最後まで隙のない内容でした。。。。。。 京都市上京区千本今出川上ル西側 075-461-4146

天喜天ぷら / 北野白梅町駅今出川駅等持院駅


カテゴリー 和食, 京都市 |

「燕楽」 おばけ

節分の夜は京都の友人からのお呼ばれで「お化け」に参加。 おでん懐石で有名な燕楽さんがその舞台。 美味しいお酒と料理をいただきながら芸子さんの楽しい年に一度の芸を楽しませていただく。 この「おばけ」は節分の夜に出没する鬼の目をあざむいて、「福」を得るために非日常の格好をする、陰陽道的除災招福のまじないとして行われてきたと聞き及ぶ。北新地でもやっているがやっぱり京都が本家本元。やっぱ風情が違う。。。アメリカのハロウイーンの様なものか。。。(現物は知らないが・・・) tukuri11.jpg おばけが来るまでまず一献。お造りは鰤とよこわの盛り合わせ。 takiawase1.jpg 炊き合わせは揚げ餅と粟麩でこれも薄味でええ塩梅。。 toriteri1.jpg 鶏のてりやきも日本酒にぴったり。。。どんどんお酒が進む。。。。 oden1.jpg そこらにあるおでんと違ってええ出汁でしんみりと炊き上がっている。 形も崩れずさすがプロの技。。。 obakei.jpg 趣向を凝らした内容で面白おかしく抱腹絶倒の連続でした。。 一日に50件くらい廻られるようでした。。。 燕楽さんはこちら


カテゴリー 和食, 京都市 |