住吉公園

川勝 6月

住吉大社の北隣に位置する表記の鰻店を訪問。最近体調が良くないので元気を付ける為に無理して焼肉を食べまくるとお腹を壊すという悪循環が続く。そんな事はどっちでも良くて、こちらの地元の鰻店は今年で創業64年を迎える老舗店。私が10代の頃にお店を訪問すると今のご主人のお母さんが優しく私に接してかわいがってくれていた事を懐かしく思い出す。現在はご年配の夫婦2人でされている。すぐ近くの鰻店の「いづもや」も65年以上続く関西焼きの名店。

この界隈には住吉大社前のうどん店の「梅よしさん」、大衆中華料理店の「栄来軒さん」、老舗洋食の「やろくさん」、豆ご飯の「廣田屋さん」など長年繁盛している名店が多い地域。あるお店のご主人が「この界隈の商売人は神様に守ってもらってるから・・」と言っていたのを昔に聞いたことがある。

店は住吉大社の北側に沿った西行きの一方通行の道路上にあるのでかなりわかりにくい。住吉大社前の駐車場に車を停めて3分くらい東に歩くのがお薦め。客席はカウンター席が5席と4人掛けのテーブル席が2つの昭和な感じ。店内は掃除が行き届いていてとても清潔。

以下メニュー

★うなぎ定食
・特上(蒲焼き大、造り、う巻、吸い物) 2500円
・上(蒲焼き、造り、う巻、吸い物)   1700円
・並(蒲焼き、造り、吸い物)      1300円
★う巻定食
・上(蒲焼き大、う巻、吸い物)     1700円
・並(蒲焼き小、う巻、吸い物)     1300円
★うな重
・特上(吸い物付)           2000円
・特(吸い物付)            1600円
・上(吸い物付)            1200円
★うなぎ蒲焼き
・上                  2000円
・並                  1600円
★うなぎ白焼
・上                  2000円
・並                  1600円
★一品料理
・う巻                 500円
・うざく                500円
・きも焼                200円
・きも吸                200円
・赤出し                200円

原材料高騰の中、あり得ないくらいの良心的な価格設定。丸々1匹入ったうな重が2000円というのは破格である。
いつものように1600円の特のうな重と肝焼きを所望する。昔は鮒の刺身もあって、死んだ父とよく食べた記憶がある。

さっぱりしたタレで程よく焼き込まれたピカピカ光る鰻はふわふわの食感でご飯とのバランスもとてもいい。鰻の肝の苦味も身体の毒を取り除いてくれそうな美味しさ。

蕎麦茶の入った肝吸いの出汁の加減や糠漬けの美味しさにも心が落ち着く。奥さんの接客も物静かだけど何とも言えない温かさを感じる。時分時をずらして訪問するとゆっくりと食事が出来る。

食後はすぐ近くにあるWa-coffeに向かう。カナダに住まれていた女性店主が作るケーキと焼き菓子は界隈にあるものとはワンランク上の美味しさが感じられ最近のマイブームとなっている。

夏の間はケーキは作らずに焼き菓子と自家製アイスクリームのみを販売。この日はシュークリーム280円を所望。クッキー生地が上に載せられたシュークリームはバニラカスタードが濃厚だけど甘さは控えめ。店主が前日まで滞在していたニューヨークの話やメキシコ料理の話をしながらゆっくりと時間を過ごす。

帰りに広島の無農薬レモンで作ったサッパリスッキリアイスをいただきながら帰ったとさ。

その他のアイスはカカオニブの入った濃厚チョコレート、手作り濃厚塩キャラメル、アップルマンゴーなど。シングル300円、ダブル400円、トリプル500円、全部盛り650円。手作りアイスコーンは別途100円です。。

過去の川勝はこちら
過去のwa-coffeはこちら

大阪市住吉区住吉2-4-14
営業:11:00~19:00
定休日:土曜日

 

 

 

 

 

 

大阪市住吉区住吉2-4-14
定休日:土曜日


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古々路

仕事の帰りに住吉大社近くの表記のお好み焼き屋さんを訪問。住吉公園駅にあるショップ南海を出て南に向かって徒歩1分。豆ご飯で有名な廣田家さんの横に位置する。店主が10年以上かけて考えた史上最強モダン焼きの「古々路焼き」が有名でテレビをはじめ様々なメディアで紹介されている。ハイヒールのモモコさんがよく絶賛されている。

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注文は当然のことながら古々路焼きと生ビール。お店はご主人と息子さんの2人が調理担当。しばらくして出てきた看板商品の古々路焼きは塩焼きそばを玉子で巻いてそれをお好み焼きに入れたようなもの。丸ごとの玉子も入っていて玉子率が非常に高い(全部で3個使用とのこと)。お好み焼きソースの上に黒胡麻がかかっていて独特の風味がある。

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ゴロゴロとカットされた沖縄産の豚肉がたくさん(150g)入っているのが特徴で噛み締めると甘い脂が口の中に溢れる。この豚肉だけを取り出して卓上のお好み焼きソースと唐辛子をかけていただくとビールがすすみまくる。肩ロースを使用していると思うがこの素材が突き抜けた美味しさにビックリ。

こんなに食感も味も良くて柔らかい豚肉は初めての経験。お好み焼きの豚肉はバラ肉を使う店が多いが食べ応え満点のこちらの上質な豚テキ状態の豚肉にびっくらぽん状態。1000円以上の価値は間違いなくあると思う。

大阪市住吉区長狭4-6-103
06-6672-8889
11:00~22:00
定休日 月曜日


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懐石料理徳 住之江本店1月下旬

住之江区の私どもの和食料理店のお店で仕事つながりの会合があり食事を末席で相伴させていただく。この日はお店にあるすべてのお酒込みで10000円の予算。こういった形での申込みはよくある事。

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先付けは芋そばのトロロ掛け。海老芋をかつら剥きにして刻んで湯がいて蕎麦に見立てる昔ながらの仕事。下には生湯葉が敷かれている。白髪葱と山葵とイクラを天盛りにして蕎麦汁でいただく。黙って食して海老芋と判る方はほとんどいないであろう。

お造りは平目、縞鯵、細魚。平目はいい脂が乗っていた。生雲丹を火入れして卵の黄身と合わせてつくる雲丹豆腐が絶品。

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椀盛はとらふぐの身と皮。あしらえは筍と菜種と鴬菜と平茸。しっかりと炙った河豚ヒレも入って濃いめの香ばしい日本酒に合うお椀。

八寸は柔らかく処理された「茶ぶりなまこ」、酒粕で漬け込んだ「いくらのべっ甲漬け」、「子持ち鮎甘露煮」、「袱紗玉子焼き」、卵白と合わせて中に柚味噌を鋳込んだ「百合根饅頭」、慈姑を裏ごしして麩と合わせて作る「慈姑コロッケ」、烏賊をすり身にして木耳を合わせて揚げた「オランダ揚げ」、生の銀杏を米といっしょに炊く事で柔らかく仕上げる「餅銀杏松葉刺し」、脂ののった和歌山産の鯖のお腹部分を使った「鯖の松前寿司」などどれも手のかかった昔ながらの仕事。

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真魚鰹の味噌漬けは漬かり具合も火入れも完璧。あしらえは柔らかく炊き込んだ海老芋の雲丹焼きと大根の焼酎漬け。河内長野の西條酒造の「天野酒」を中心にしたラインアップ。

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名物の但馬牛のローストビーフ。今回は淡路島の戎もち豚をローストポークにしたものとの食べ比べ。どちらも甘い脂が特徴。あしらえは長芋羹、ビーツ、たらの芽など。薬味は裏ごしにした豆腐をベースにチューニャンという中国調味料に松の実、カシューナッツ、ピーナッツを刻んでいれてあわせた「木の実ソース」と胡麻、あんぽ柿、白味噌をベースに擂り下ろした柚子で風味を付ける自家製柚味噌の2種。

赤貝の酢の物。干し柿を大根で巻いたものと若布羹、防風、袱紗胡瓜。土佐酢と黄身酢で

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食事は名物の鯛御飯と白味噌汁。甘味は牛蒡で作ったプリンとリンゴの赤ワイン煮と苺にオレンジ。価格とのバランスは問題ないけど改善点はたくさん見つける事が出来ました。

1年間で最も忙しいこの時期、人手も不足する中できちんとした引き継ぎもせぬまま退職する若手社員に対しての送別会がこの日ひらかれた。数年間頑張ってくれた事に対して仲間が慰労する事を否定するわけではないが心のもやもやがどうしても残る。それをどう考えて自分の中で収まりをつけるのかが悩ましい。

懐石料理徳 住之江本店のHPはこちら


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