まさる

忙しくて長い間寿司を食べていないなと思い急遽自分的好みNO1の夕陽丘にある 「まさる」へいく。 このぺろぺろ日記でも何度か紹介しているせいか私の友人の間でもかなり有名。 マスコミや雑誌にもしょっちゅうでてきてもはや老舗の貫禄。 名前が売れても店主の吉村氏45歳は自身の寿司にこだわりつづけている。 この人の仕事をみれば料理するのが好きなんだなということがわかる 又接客もでしゃばらずえらそうにもせず控えめで能書きも決して言わない。 真の職人ここにあり。。 最初に生ビールとアワビの酒蒸しと蛸の柔らか煮をあてにいただく。 アワビは多分かなり大きなもので滋味深くしこしこする。蛸のやわらかさと美味しさは 粒マスタードでよりいっそう深まる。。(写真取るの忘れた・・) あとは左上から masaru1.JPG 造り盛り合わせは脂が乗り切った和歌山(多分・・)のさば、皮の焼き目が香ばしい太刀魚 旬の赤貝と寒ヒラメ。アナゴのたたきも脂がよく乗ってすばらしい仕事振り。真ん中は烏賊のウニ乗せ まったく臭みやえぐみのないひたすら甘いピュアなウニと烏賊の取り合わせはまずいわけがない これだけで日本酒3合くらい飲めるのだがお酒は抑え目にする 続いて握っていただくと まずはひらめの昆布締め。肉厚のヒラメにほのかに昆布の香り 水分がいくらか抜けているためにひらめの旨みがより凝縮されている。いきなりカウンターパンチを出すとは・・・ 次がミル貝をさっとあぶったもの これもやわらかくてかつシコシコとして貝の旨み凝縮 回転寿司のものとはまったく別の食べ物であること再認識 その次がかます。 旬は夏であるが今ちょうど裏旬で脂が乗ったものがとれる。 (ほとんどの魚は年に2度産卵するので美味しい時期が2度あります) これも皮目をあぶっているため香ばしくて皮の下にある脂が白身になじんで なんともいえない魚自身の味の深さを引き出している 金目鯛も皮を霜降りにして肝を添えていただく。 それぞれの魚の味の違いが明確にわかる。これぞこの世の贅沢なり そしてカワハギのこれも肝添え。カワハギの濃厚な肝と芽ねぎのさっぱりともみじおろしとが 絶妙のバランスをとっている。ほかの白身に比べ身がしっかりしているので 味わいもより深く河豚よりも個人的には美味しく感じられた。 名物の車えびは数年前からこのようなスタイルとなる この色艶はたぶん天然であろうと思う。又中に海老味噌のこくが感じられた・・ この海老の握りの完成度はかなり高いと思う これだけを10個くらいいただきたいと思った 鯖の握りも小袖にして白板昆布を乗せてこくを出すという丁寧な仕事振り 酢での締め具合も完璧で口に入れたとたんとろけるのには参った。 中に入った煎りゴマもアクセントでいい 名物の袱紗たまごも長芋やいろいろな魚介類が入ってしかも出汁の効き具合も よくふわりとした舌触りも手伝って口休めにぴったり。 ガリも甘くなく手製でいくらでも食べてしまう。 この漬けている酢を焼酎に入れて飲むのが又うまい(通称ガリ酢割り) masaru2.JPG 続いて出るのはウナギの海苔巻きでこれが又熱々の焼きたて。 すし屋でウナギも珍しいが旨すぎて前が見えなくなる 店主調子に乗っているのか怒涛のうまいもん攻めで 小鉢に毛がにの肉とミソを混ぜたシャリに北海道の雲丹をまぜたミニ丼を出してこられると 完全にノックダウン状態。生きていてよかったと本当に思った瞬間である ハマグリの握りはアホほど身が大きく柔らかで味がのってどうすればこんな風に炊けるのか ふしぎ・・ハマグリの調理法としたら日本一であろう。 マジうま・・バリうま・・表現の仕方に苦労する。 締めのキャベツ巻きもしゃっきりすっきり。 もう少し食べると体が欲求してきたので まずはコハダ。夏のしんこも美味しいけれどこの時期の肉厚で脂の乗ったものをしっかり水分を抜いてコハダの味がはっきりとわかるものもかなりうまい。個人的にはこちらのほうが好みかもしれない 皮の下の脂がしっかりと感じられる逸品。 よそではこれも食べれない。 あとタラの白子を軍艦巻きに。これも湯がきたての熱々を巻いてくれる。 白子の濃厚さがこれまた焼酎とぴったり 名残は尽きないがあと平らぎ貝(大好物)をいただいてかんぴょうまきで締めました このかんぴょうまきもしっかりと食い味がついてなかなかのものです。 こういう簡単なものが普通に美味しい。 この店に出会えて幸せです すし処 まさる 住所:大阪市浪速区下寺2-3-10 梅吉マンション1F TEL:06-6649-7227 定休日:水曜日 営業時間:17:00~26:00(日・祝は~23:00) 但し、ネタ切れ終了


カテゴリー 四天王寺前夕陽ヶ丘, 寿司 |