Nori-deri (のりデリ)

当社の新事業として総菜の製造販売に満を期して初進出。あちこちの百貨店様にお声をかけていただいていたのだが1号店は三宮駅直結の「そごう神戸店」とした。和食離れと景気低迷のため現在どこの和食の惣菜も苦戦し続けているなかで東京本社バイヤーから直接依頼をいただき、大決断の上で当社内外の必殺スペシャリスト(弊社担当和食若手料理長と全国的に有名な敏腕飲食プロデューサー(弊社顧問)に若手美人フードコーディネーター(弊社顧問)と弊社のCIを含めすべてのデザイン意匠をお願いしているデザインならびにプランニング会社の社長)を集めたプロジェクトチームを結成し今後私どもの事業の柱の一つになるべきものとなるような店舗作りを目指し、この数か月間集中して他繁盛店舗の見学や試作会など商品開発を中心した試行錯誤を毎日嫌になるくらい繰り返しやっとこの度6月1日にオープンを迎えることができました。店名はわかりやすく「Nori-deli」とした。デリはドイツ語で惣菜の意味のデリカテツセンと配達もするよのデリバリー、あと美味しさを表すデリシャスをかけさせていただいた。 norideriomise.JPG 今回誰もが大好きな名物になるものを作ろうということで「KOBEハンバーグ」を中心に立てさせていただいた。KOBEの名をかたるにふさわしいほんまにええもんを作るために食材選びに走り回った。肉は但馬牛のすね肉を自社で直前にミンチにして宮崎産の脂身が無茶甘いブランド豚のミンチと合わせて焼き上げる。当初ジューシで柔らかな食感を出すためにいろいろな調味料(コーヒーゼリー、乾燥麩、プルーンエキス、その他インターネットやプロの意見を聞きまくった)を隠し味に入れたが結局は素材が一番と結論付けて本当にいい材料をシンプルに手を抜かずに作ることに決定する。思うようなハンバーグができるまで毎日焼きまっくって数カ月かかった。試食しすぎて鼻からハンバーグが出そうな時もあった。。。 ハンバーグ湯葉餡.JPG KOBEハンバーグにかかるソースは5種類そろえている。好みでいろいろ選んでもらって食べ比べてもらったら楽しいと考えどれを選んでもらっても美味しいと言ってもらえるソース5種類を完成させた。その中でも一押しは「湯葉餡ソース」で鰹のしっかり効いた和食の真髄のこくうま出汁に湯葉の味がしみだしてなんとも素晴らしいマリアージュを醸し出す。こんなハンバーグはぜったいないと思う。絶対に喜んでお客様に食べてもらえると確信している。これぞまさにハンバーグ革命や~んというつもりで考えた。 ハンバーグ各種ソース.JPG その他を紹介すると。赤みそをベースにデミグラスソースとと酢を混ぜた「赤味噌デミグラスソース」。これは当社洋食担当の元スイスホテルシェフ中村が完成させた。個人的にはこれがとても大好き。見た目よりさっぱりしている。魚料理にも合いそうな感じである。あと「照り焼きソース」も定番としているが普通にある照り焼きソースよりも普通以上に美味しく作っている。あっさりしながらコクがあり生姜の香りがしっかりと立っている。もちろん添加物は一切使用せずこのソースだけでご飯2杯は食べれると思う。「和のラタテューユソース」も野菜の素材感がいきていてほっこりする感じ。醤油と味噌で和の風味を出しています。(これここだけの秘密)最後はさっぱりとした葱塩ソース。素材の味が引き立ってほかの肉料理でも絶対うまいぞーって感じ。これ以外も季節によって「旬の野菜満タンソース」とか「梅肉のソース」なども近いうちに登場させる予定。お客様には年中楽しんでいただけるよう考えている。 ハンバーグ神戸産の葱を使った塩ソース.JPG あとグラタンも大好評でベースには豆乳を使用し比較的あっさりと仕上げている。特に神戸地区限定のぼっかけグラタンはご当地ならではのメニュー甘さと辛さのバランスを追求し、但馬牛のスジを使って丁寧に炊き上げたぼっかけはご飯にかけてもバリうま総菜となっている。 但馬牛のぼっかけグラタン.JPG ついでにキッシュもぼっかけかけてしまえということで試作したところ見た目も麗しく、ぼっかけと唐辛子とキッシュの甘さが絶妙にええ感じでレギュラー入りを果たした。 但馬牛のぼっかけ入りキッシュ.JPG その他にも「特大海老の和のチリソース」や「万願寺唐辛子の入ったポテトサラダ」「カレー肉じゃが」とか和のエッセンスを感じる洋食をどんどん展開していきます。出来るだけ地元神戸の野菜を使って惣菜で地産地消をやっていきたいと考えている。神戸に来られた時はぜひお立ち寄りください。 オープニングHP開設しています。http://nori-deli.jp/


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うれう 1周年

ヘビーユーザとなっている玉出にあるうどん店が1周年を迎えた。 剛毅な店主が周年サービス品として大エビのてんぷらとちくわの天ぷらの乗ったぶっかけを500円で提供していた。 ureu1shunen.JPG その上に帰りには店の名前の入ったタオルをいただく。 ureutaoru.JPG 見るからに上質な肌触りの良いタオルにびっくり。。この店主の考え方が粗品にも表れている。 去年の6月にオープンされ当初全く何屋か分からん店かまえと異常に出てくるのが遅いうどん店(お客が来てから麺を伸ばしてゆがいて冷やして盛りつけてをいちいちするのが理由)だったがそれにたがわずうどんの旨さを私に教えてくれた、ここ数年の中で自分的ナンバーワンの店である。 エッジが効いたうどんでニューと伸びてしかも硬すぎず小麦の味がしっかりしていて上あごと下あごにしかりとうどんを感じさせてくれる。細やかなゆがきの計算や取り合わせで若干ゆがく時間やさらし方を変 えているのもわかる。きな粉うどんが実は私の一番のヒットでこの感覚には目が覚めた。。 調度品も高級ではないが上質なものをそろえているどんぶりや湯飲みは作家の方に特注。お茶は京都の名店「一保園」のほうじ茶を冷やして供してくれる。この店のほうじ茶を冷やして出すのは京都の高級和食店しかない。もちろん旨いに決まっている。。 小さな前栽も季節感があり手入れをしっかりされているのがよくわかる。 うどんのうまさはもとより頭が下がるのは店主の探究心で今までに「アボガドぶっかけうどん」「ひやかけ」(これは最近よくある)「じゃじゃめん」「きな粉うどん」「つけ麺」「冷やしカレーつけ麺」など今までのうどん店の常識を覆すものばかり。しかもかなり旨い。。。 ホントにうまかったなあと思ったときは仕事の疲れも吹っ飛ぶ・・・ 店員も親切。。。てきぱきさに欠ける時もあるがそれはそれでお愛嬌。。 最近店主疲れているのもわかるが私のようなファンのために頑張ってもらいたい。 出来るものなら忙しいときお手伝いしたいくらい大好きなお店。 皆様の応援よろしくお願いいたします。


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