2012年02月

チャイナ

昨年末に初めて訪問してからどういうわけか定期的に食べたくなる弊社近くの大衆中華料理店。ランチタイムはつねにいっぱい。。場所は加賀屋商店街の真ん中ぐらいを東に入った目につきにくい場所。。 毎回衝撃を受けるランチが最近楽しみ。

怖いもの見たさと言えばいいすぎであろうか。本日の一口トンカツともやし炒めのランチ650円を所望。

最初に出てくるスープはトウモロコシの味。。。個人的には好きな感じ。

そして満を持して出てきたのがこちら・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

まさに皿の上の芸術作品。。。右上はカリカリに揚がったとんかつ。。一口大にカットしているので一口トンカツ。ソースはデミソース。。。かなり完成度は高い。

もやし炒めの中にはスルメイカと海老がたっぷり。。鶏ガラスープの味が効いていてもやしもシャキシャキ。。見た目とは違って味加減は繊細。その横の卵焼きかオムレツかわかんない卵料理も個人的には大好き。

生野菜もしっかり入っていて栄養バランス抜群。。これが650円の下町価格。。お客さんがいつも絶えない地元の名店。。盛り付けの芸術性の高さにはいつも脱帽。。中華料理界のアバンギャルド。。。

*店の雑誌を手に取ると16年前の週刊プレーボーイだった。。妙に若い南野陽子のグラビアがとてもイケてた。。どうしてこの雑誌がここにあるのか知りたい・・・

住之江区中加賀屋2丁目2-20 TEL 06-6681-7679

 


カテゴリー 北加賀屋, 中華料理 |

蕎麦切り大城 2月

日曜日は月に一度長居公園での3時間走。仲間と一緒に結構本気で頑張る。34キロで終了してシャワーをして大城さんで昼食。トレーニングのおかげで長距離を走ってもバリバリ食せるようになってきた。

カウンターから見る前栽は梅が咲いて美しすぎる。。その後ろには椿。。。この日もお店は超満員。。人気のほどがうかがえる。お客筋も品の良さげな方ばかり。ウインドブレーカで入店し恐縮。。。

ビールをいただくとまさにほっとする瞬間。。このひとりランチがとても楽しい。この日一緒に走った65歳の男性も見た目は40代。。ランニングって凄いと再認識する。

ビールのあてにマダムお勧めの蕎麦の刺身700円を所望する。

東京や信州で食したことがあるが大阪では初めて。出てきた刺身は薄く延ばした蕎麦を短冊に切り、ゆでて〆たもの。甘皮のホシもわかる玄蕎麦で風味も豊かで歯ごたえもおもしろい。この店ならではの蕎麦のコシと口に含んだ時の粉の甘み、後口の良さがとてもいい。

薬味は塩・山葵・醤油。。。さすがよくわかってらっしゃる。。この刺身をいただくと普通の蕎麦が頼んなく感じてしまう。。。くらい旨い。。。日本酒を呼ぶ刺身である。。蕎麦がきよりも口当たりがよく、品があって蕎麦を食べてるぞと感じさせる逸品。。。。

元Apple社 のCEOのスティーブ・ジョブズが日本食好きで大好物が蕎麦の刺身といっていた。盛り蕎麦の上にマグロや鯛の刺身がのったものを食していたのを見たことがある。。これは合うわけがない。。。そんなことはどうでもいい話で。。。

そのあとは好物のすだちそば(温)とじゃこご飯のセット1000円。

じゃこご飯も胡麻や大葉で上手に和えられておりウズラ卵がええ仕事をしている。。ビールをおかわりしてペロッと食してしまう。。。

酢だち蕎麦は蕎麦だしの味醂のかすかな甘みと酢だちの酸味がええ感じでマリアージュ。。僕はこの店に来るといつもいただく。。シンプルなんだけど出汁が死ぬほど旨い。。。旨過ぎて困る。。どうすればこんなに旨い出汁がとれるんだろうと不思議に思う。

蕎麦は福井の高浜産とおっしゃってた。。

食後庭を拝見。。。

梅の花がほころんでいるのを見ると寒かった今年の冬の終わりを感じる。。

庭の端に「乃木希介大将」の石像。。。とてもよく出来ていていつも見いってしまう。。山口県出身の友人は将軍の生き方に共感し東京の乃木神社で結婚式をしたと言っていた。

この日もとてもいい時間を過ごすことが出来た。御馳走様でした。。。

大阪市阿倍野区西田辺町2-6-13

06-6691-0046


カテゴリー 鶴ヶ丘, 長居, 西田辺, 蕎麦 |

春帆楼 本店

夕食は友人たちと下関だけではなく山口県を代表する河豚料理の料亭春帆楼にて。10年前にも訪問したことがあるがあまりいい印象を持てなかった記憶がある。今はオリックスの資本が入り古びたお店だったのがかなりモダンになり他府県の百貨店などにも約10店舗出店されブライダル事業や外国のインバウンドもされていると聞く。。

このお店に隣接する日清講和記念館は1895年に開かれた下関条約を締結した場所であり会議で使用された調度品や伊藤博文公の遺墨などが展示されている。この記念館は見る価値がある。。

最初に出てきたのが前菜なんだけど。。鴨ロース(出来合い)。カニの砧巻き、河豚の煮こごり、酒盗。

吸い物は超ぬるい。。(涙) 椀種は冷凍食品のがんもどき。。これにはさすがに驚いた。。ちょっとこれはイケン!

こちらのお店は日本のふぐ公許第一号店で伊藤博文公や昭和天皇・皇后両陛下も訪れた名店とのこと。接客係の女性がかなり態度が悪いのもびっくり多分労働環境がとても悪いのであろう。。

この日は高台に立つこのお店の最上階(4階)にある昭和33年と38年に昭和天皇皇后両陛下がお泊りになった御座所「帝の間」を使わせていただく。眼下に広がる九州の山並みと、関門海峡の景色は絶景である。

この後どういうわけかマグロと鯛(養殖)のお造りが出てきて、てっさが登場。。バリバリの養殖なのにがっかり。たぶん高級なコースだと天然フグになるのであろう。しかしながらこの日も飲み放題付きの15000円コース。。この店ではこの価格は廉価版と言うことなのであろう。。

宿泊施設もありパンフレットを見れば「夕食ふくコース」が 47250円とのこと(1泊2食付)・・・

馬関和えという料理で河豚のぶつ切りと湯葉を和えたピリッと辛い料理。。これは結構美味しいと感じた。。
河豚の白子蒸しも日本酒にぴったり。。もう少し量が多ければと感じた。

てっちりは固形燃料で一人鍋。。ホイルに入ったてっちりはかなりもみない。。思わずうーんと唸ってしまう。。

どういうわけかそのあとこってりとした肉料理。。ステーキなんだけど冷めまくっている。。美味しいものを提供しようという想いが完全に欠落。。唐揚げも同様。。残念。。。

河豚皮のサラダは普通に美味しい。そのあとはぬるくなった雑炊。。もうあまり驚かない。。30人の団体なんだけどもう少し料理と接遇に愛情が欲しいと率直に思う。。

しかしながら歴史や伝統の深みは充分に堪能できた。どの客もロビーに入った時の、「天皇皇后両陛下御座所」という看板にまず圧倒されるそんな部分もこの店の価値であろう。

山口県下関市阿弥陀寺町4-2
TEL 083-223-7181

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*翌日は早朝から関門海峡のシーサイドをランニング。関門トンネルもわたり1時間くらい汗を流した後は唐戸市場の食堂で朝食。朝の6時からやっていて市場の2階にある「よし」というお店(変わってるー)でヒラサのお造り定食800円を所望。ヒラサってたぶんヒラマサのことで養殖魚の嫌な脂は感じなかった。

お造りを甘めの醤油に漬けてご飯をワシワシいただく。。こんなのがとっても美味しいと感じる。フグ刺し定食1100円など結構リーズナブル。

よし定食1500円は肉厚の大えびを自家製パン粉で揚げたえびフライ、ふくの唐揚げ、その日仕入れた魚が並ぶ刺盛と小鉢。横の客が食べていたが結構うまそうだった。

市場の雰囲気を感じながら価格もまあまあリーズナブル。。。

春帆楼 下関本店ふぐ / 下関駅幡生駅


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