懐石料理 徳 住之江本店

私どもの料亭部門にてお客様を招いて会食会。初夏の献立を日本酒と共に楽しむ趣向。

2013-06-04 06.37.50

先付けは剣イカを使った烏賊そうめん。見えにくいけど下に敷いているのが長芋を薄く包丁して昆布でしめたもの。裏にはもずくが隠れている。これを素麺出汁で頂く。涼しげな座付

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煮物椀は清汁仕立て。ふわふわのしん薯鵜と玉子豆腐、椎茸と鶴菜に新ジュンサイと青柚子。スタンダードな素材の取り合わせなんだが奇をてらわないところに価値があると個人的には思う。鰹出汁はかなり濃いめ。。少し暑苦しいかもしれない・・

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ここで私どもの店と蔵元にしか置いていない特別仕立て(蔵元氷温貯蔵熟成酒)の天野酒3種類の飲み比べ。量産出来ない事とええ値段なのでほぼ原価奉仕。少しだけ紹介すると

本醸造濾過生原酒「珠のつゆ」

アルコール分19度の濃厚な味わいを低温でじっくり熟成したもの。どんな料理にも合う感じ。真ん中は

大吟醸無濾過生原酒「笹のつゆ」

アルコール分19度で無濾過。一切のフィルターを通していない正真正銘の搾りたて生。香りと共に無濾過独特ののど越しが特徴。かなり余韻が残るのでこれを好む人が一番多い。左は

純米大吟醸無濾過生原酒「粋のつゆ」

純米大吟醸の生酒なので旨味が特に多い。人によっては甘すぎという人もいてるけど日本酒度は辛口なのでいくらでも飲める。。 濃い味の肴にぴったり。
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氷の上でキンキンに冷やされたお造りは旬の鱸の糸作りあしらいは防風、水前寺のり、莫大海、本ワサビ。日本酒と相性ぴったり。。

 

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少しピンぼけだが甘鯛の飯蒸しの上に上質の北海道産の雲丹を乗せたもの。針ワサビと共にいただく。相伴した女性がこれが本日のピカイチと言っておられた。

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そして酒肴盛りいろいろ。出来合い珍味は一切なし。グラスに入ったのはダツイモを薄葛で煮たもの。シャキシャキした歯触りと白い容姿が夏らしい。浮かんでいるのは枝豆。

その横はアスパラガスを活け鱧で巻いて生醤油で焼き上げたもの。。不味いわけがない。真ん中がゴボウの芯を抜いてすり身を詰めて蒸し上げたもの。その前がれんこんの田舎煮。その横が国産穴子をフワフワに炊き上げて同じ柔らかさに玉子の黄身を調味したものをあわせたもの。これは絶品の出来であった。その前が旬のイチジクの玉子味噌掛け。左が新生姜を甘く炊き上げた鼈甲生姜。

これだけで参加された方お酒がどばどば進む。。会話も弾みまくりなり。

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メインディッシュで黒毛和牛の冷しゃぶ。いい肉なんだけど脂がきついのと量が多いために少し辛い感あり。胡麻クリームのかかった夏野菜もいい仕事がしてあった。特にジャガイモを裏ごして火入れして寒天で固めたものはかなり美味しかった。

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〆は釜炊きご飯。魚沼産のコシヒカリ。炊きあがり感も抜群。吸い物は冬瓜に海老餡。。

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デザートは季節野菜にアングレードソースをかけたもの。特にどうってないが普通に美味しい。これで7000円。結構お得だと思うんだけどな・・・

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