2013年11月

梅木さんちの台所

南大阪を中心に冠婚葬祭業を展開するセルビスグループの飲食店。車で走っていたら目立つファザードだったので前からチェックしていた。店名の梅木さんは此方のグループの総料理長の名前と聞き及ぶ。

このお店の西100mに此方の会社の本社があるので時分どきは黒いスーツを来た社員さんらしき人がインカムをつけてお手伝い。聞けば今年の夏にオープンしたらしい。

昼は低価格の定食が中心で周辺のお店よりも2割り程度安い感じがする。夜は全国の銘柄豚・鶏と新鮮野菜の遠赤焼き(何かわかんないけどそう書いてあった)

2013-11-27 12.26.37

オレンジ色のファザードはとてもよく目立つ。間口は狭いけど2階席もあり奥行きがあってカウンター席、テーブル席、個室とかなり席数は多いようである2013-11-27 12.28.50

基本ヘルシー志向をコンセプトにしていて少しこじゃれたメニューを取り揃えている。個人的にはもう少しデフォルティックなものの方が場所の特性にあうような気がするのだがそれは会社の方針であろう。

カウンター席の向こうにはガラスで仕切られた厨房がありその中で調理師の方が3名で注文に対応。ランチ専用メニューはこんな感じ。

●まかないとん汁定食 680円(税込)

●日替おす丶め定食 650円(税込)

●とんかつ定食 750円(税込)

●からあげ定食 680円(税込)

●焼き魚定食 680円(税込)

●煮魚定食 700円(税込)

●こだわり 親子丼定食 700円(税込)

●こだわり かつ丼定食 800円(税込)

●ミンチカツ定食 780円(税込)

一番早く出てきそうなまかない豚汁定食を所望する。でもなかなか出て来ない。。たぶん和食の調理師なのであろう。。丁寧なんだけどかなり手が遅い。客は待ちまくってるのに早く提供しないといけないと言う空気が全く感じられない。。

高級料理を作っている悪癖なのか。いい反面教師となった。。

2013-11-27 12.41.43

どうして時間がかかるのかがわかんないが注文して25分経ってやっと出てきた豚汁定食はかなり手がかかっていることはよくわかる。ちょっとしたジュースというかリンゴ酢みたいなものも付いていて気が利いているんだけどこれを客が求めているかと考えれば少し疑問。しかしCPは決して悪くはない。器のセンスもよくこぎれいな印象。

時間がないので半分だけ食べて店を出る。次回はゆっくり時間のあるときに来るべしなり。

大阪府堺市堺区市之町東6丁2-5
tel.072-225-1535 fax.072-225-1536


カテゴリー 堺市, 和食 |

九十九

地元の友人と住之江にある表記の店を訪問。阪堺電車の我孫子道駅西に50メートル。ヘビロテのとん助の店の隣。古民家を改装されていて風情のあるファザード。

玄関にはたたきがあって靴を脱いで入店。かなり古民家。。幼少の頃この辺りに住んでいたので当時の友人の家を思い出す。。日本酒にかなりのこだわりがあり食事は日本酒に合う肴を取り揃えていらっしゃる。。

ご主人は大変お酒には詳しくおまかせでいろいろ出して頂くのもいいと思う。

個人的に大好きな奈良の千代酒造の篠峯を中心にフルラインアップで揃えられていて飲み比べるのお楽しいと思う。小さな杯での利き酒セットもある。

2013-11-26 19.19.59

どて焼きをまず所望する。。器にもこだわりがありとっても上品でセンスがいい。まさに大人の居酒屋である。

2013-11-26 19.30.35

櫛羅の中取り純米生酒を発見。酒米は山田錦なり。櫛羅は葛城にある地名。美味しいのは最初から承知している。たぶんこの店で最も旨味の強い熟成感を楽しめる酒。。

コスパも最高で口の中でいろんな旨味を感じることが出来る素晴しいお酒である。これだけ5合くらい飲みたいと思った。

2013-11-26 19.36.20

鯛の昆布締め。。ビジュアルもよくて何をいただいてもかなり美味しい。。お酒をたくさん楽しみたかったのでローポーションのものばかりを所望する。

2013-11-26 19.51.41

どぶろく発見。。千代酒造のものと他のものとを飲み比べをする。火を入れていないものはとろっとした口当たりと自然の甘味と酸味。。旨味も強くアミノ酸が身体に駆け巡る。。疲れがとれそうな酒である。。

女性はソーダーで割ってもいいかもしれない。。そのあと和歌山の黒牛の中取りの純米酒。。これもかなり旨い・

肴は地元の粉浜商店街の井川豆腐店の揚げを焼いた雪中虎なるものを所望(500円)なる物を頼む。葛飾北斎・・・田舎揚げの上に大根おろしと醤油。。かなりハイセンスである。

2013-11-26 19.59.06

クリームチーズに酒盗を乗せたものも酒が進みまくる逸品。。。こういうのが最近大好きになってきた。。

2013-11-26 20.42.18

固豆腐の味噌漬けとワタ持ちイカの丸干しも所望する。。この辺りでどんだけ飲んだのかわかんなくなる。。

お店を良かったら見てくださいと優しい奥様が言ってくれたので少し見学。昔ながらのおくどさんがきちんと保存されているのをみて、この店のご主人の趣味性の高さに驚く。

2013-11-26 21.37.30

モミを飛ばす機械や古い納戸など見所がいっぱい。。お酒だけじゃなくて空間にも酔ってしまう。。

2013-11-26 21.37.38

自転車かと思えばBMWのバイク。。かなりの骨董である。。エンジンはかかると言っておられた。。今度は一人で訪問しよう。。

大阪府大阪市 住之江区 安立4-3-3


カテゴリー 我孫子, 住之江, 居酒屋 |

阪口楼

私どもの会社の調理師社員と表記の店を訪問。店の前で待ち合わせをしたんだけどかなりわからないところに位置しているため茶臼山のラブホテル街をひたすら一人で歩き回った。

2013-11-25 20.14.26

ラブホテルを左右に見ながらお店に到着。なんとも立派な門構えの料亭である。聞けばこのお店は300年以上の歴史のある普茶料理の専門店で、中国から伝来した精進料理といったものらしい。もちろん長年にわたる日本の文化の中でちゃんとした和食になっている。私どもも大阪で仏事料理専門店を5店舗やっておりその担当調理師からこの店でお勉強したいと言うおねだりがあり本日の訪問に至る。

普茶料理は京都の万福寺の僧・隠元和尚が江戸時代に黄檗宗とともに伝えたといわれ生もの(動物性タンパク質)を一切省いて植物性食品を使った料理。「普茶」とは「普(あまね)く衆人に茶を施す」という意味で本来は大皿で取り分けていただく料理らしい。(能書きから借用)いわゆる長崎の卓袱のようなものかと思っていたが料理人の腕とセンスの良さで料亭仕立ての会席風の献立で供された。

2013-11-25 18.43.22

麻腐(マブ)はこの日はスタンダードな胡麻豆腐。しかしながら胡麻の香りと粘りが素晴しい。付け出し汁の塩梅も素晴しい。この店の出汁はかつおを一切使わずに昆布と椎茸とかんぴょうでとると聞いたことがある。このデフォルトの胡麻豆腐を頂いただけでこちらのお店の実力がよくわかる。

2013-11-25 18.43.35

特菜(トクサイ)は湯葉の長芋巻き。濃厚でトロっとした風味の湯葉の中にシャキシャキした食感の長芋がとってもいい感じ。付け合わせはブロッコリーの胡麻和え。

2013-11-25 18.54.11

「澄免」(スメ)は精進出汁仕立て。鰹節を使わないのにしっかりとコクのある味。塩加減も強くないしこれには驚いた。胡瓜のようなのはズッキーニ。美味しさの秘密は白ネギを炒めて甘味をしっかり出し柔らかいとこだけを食べやすいようにして入れている。コクがあって素晴しいお味。海苔を練り込んだ白玉団子も秀逸。

2013-11-25 19.11.32

窓からは天王寺公園が見えて借景も素晴しい。その横には川底池も見えて上品な池畔の佇まいを醸し出す。こちらのお店は明治十年で創業で南地大和家の分家として今日に至る。はんなりとした上方文化の色が料理や店の設えの細部に残る。器はすべて輪島塗で塗り替えをして90年は使っていると言っておられた。

2013-11-25 19.12.01

温菜は茄子の赤味噌田楽。茄子と油の相性がいい。濃厚な味噌がかなり美味しい。ぶぶあられと柚子の風味もよく計算されたあしらえとなっている。

2013-11-25 19.17.33

笋羹(シュンカン)は懐石でいう八寸。かなり手が込んでて素晴しい内容。香ばしさが他店とまったく異なる焼き茄子の胡麻クリーム、シャキシャキした食感と火入れがお見事の蓮根の有馬煮。百合根を裏ごして団子にして作った柿。かぼちゃを裏ごして味を入れて薄揚げで巻いた信太巻。菊菜と栗の白和え。梅の甘露煮は瓶詰めのような見た目であるがしっかりと赤紫蘇を使って柔らかくかつ甘味を抑えて含め煮にした佳作。

2013-11-25 19.21.34

柿の葉に包まれた寿司は赤蕪が口直しにとてもいい。しみじみ「美味しいねえ」と口に出る。

2013-11-25 19.33.10

「油磁」は揚げもの。手前は筒ゴボウをくりぬいて中に高野豆腐の炊いたものを詰めたもの。その横は火入れが見事な三度豆と長芋の湯葉巻、プチトマトにアボガドを詰めたファルシ仕立て、舞茸、里芋をミディアムに炊き上げて大葉で包んだものも驚くほど美味しかった。

2013-11-25 19.42.39

雲片は野菜の切れ端を炒め葛寄せにしたものらしい。この日は京別巻(ロールキャベツ)中身は玉ねぎや銀杏、生麩、椎茸。。しっかりとついた味が素晴しい。。何を食しても感激の連続。

2013-11-25 19.54.31

食事は白ご飯と合わせ味噌仕立てのみそ汁。具は薄揚げと巻麩。塩梅は完璧。

2013-11-25 20.00.58

最後の「甘味」はリンゴのゼリーに洋梨の刻んだものをあわせたもの。上にキウイと黒豆とミントとクコの実。動物性タンパク質を一切使っていないのに満腹で大満足。

2013-11-25 20.17.38

同伴者はこのコースの価格8000円くらいと思っていたようで実際は4500円。税サ別でコスパも素晴しい。天王寺公園の借景があってこの価格であれば再訪したいと思った。お酒を飲んで一人7000円あれば充分。ぐるなびクーポンで10人いくと一人サービスになるらしい。とってもいい勉強になりました。

帰り道に天守閣のあるラブホテルとハルカスを撮る。なかなかいいアングルと自画自賛。

2013-11-25 20.18.55

この天守閣のあるラブホテルの前には二宮金次郎先生の象がある。。この店の玄関を入るまでにラブホ街を通らないといけないのがネック・・・というかそれもギャップがあって面白いかもしれないね。。

大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-30
Tel:06-6771-3522


カテゴリー 四天王寺前夕陽ヶ丘, 天王寺/阿倍野, 和食 |
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