松ちゃん 7月

夏になると焼肉が食べたくなる。身体が求めるのか運動をするとなおさらである。本年50の齢を超えても脂ぎった肉を身体が欲するのが不思議。この日は夕方から長居公園で100キロマラソンチャンピオンの友人からフォームの改造の指導を頂く。西田辺で風呂に入って表記のヘビーユースする店を2人で訪問。

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ビールで乾杯をしてまずは定番のタン刺し。黒毛和牛のタンの真っ白けの根元部分は最近は希少部位でほぼ儲けのない商品と推察される。入荷のない場合も多い。超薄切りの肉は舌の上でこしょうと塩と肉の脂が舌の上で渾然一体となり溶けまくる。

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のどちんこ950円はしっかりと包丁が入って焼くとチリチリと丸まって脂がにじみ出る。肉の味もしっかりして深い滋味を感じる。いつものようにすべての焼肉を塩焼きで食す。鉄板の上でオリーブオイルにニンニクを入れて作るガーリックオイルをたっぷり漬けると肉の味が更に引き立つ。レモン果汁で食すと酸っぱくて肉の味がわからなくなるのでまさに目からうろこの食し方。一度この食べ方(オリーブオイル)で頂くと最近はこの店ではレモンをつけて食べる気がしない。

このあとはハラミさがりのすじ800円。一般的にハラミは普通の「ハラミ」と横隔膜横の内臓肉の「サガリ」に分かれていてそのサガリ部分の真ん中にある筋部分。つまりかなりの希少部位。小さく包丁で目を入れて香ばしく焼き上げる。肉の味が深くて噛みごたえもあってかなり美味しい。当然これもガーリックオイルで食す。フランスパンがあれば更に美味しいのに・・・

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このあとは王道のハラミを所望。これもニンニクオイルで食すと旨味炸裂。羽曳野市役所の「ウチモト氏」から差し入れいただいたボルドーの赤ワインと合わせる。かなりいいマリアージュを感じる。このへんで火が通って柔らかくなったニンニクをつまむと摂取エナジー最高潮。

突き出しのキャベツも軽く焼いてニンニクオイルで食す。肉のエキスもオイルに溶けてるのでキャベツもバカ旨。。バケットの用意と店主自家製の唐辛子を次回入れてもらう約束をする。

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せっかくなのでホルモンもお願いしますというとアカセンをすすめていただく。当然これも塩とオリーブオイルで食す。臭みもなくてオイルとの相乗効果でアカセンを超えるアカセンとなる。コンフィ状態で旨味が凝縮。

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ここでいつものようにお母さん手作りのナムルを所望。どこでもあるものなんだけどどこにもない味。次のタレ焼きの肉にすすむまでの口直し。ここでお酒もレモン酎ハイに変更してメインの肉に備える。

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この日のサーロインは鹿児島産。必食のサーロインロースの薄切り1300円は一枚一枚手切りをされる。さしの入り方も強烈でどんな風に焼いてもうまいであろうことがわかる。

ガーリックたっぷり入った赤くて辛いタレで揉み込んだ肉をおもむろに熱した鉄板で焼く。ここからはすべて店主がやってくれる。火を通しすぎないように、焼きムラのないように、手早く美味しくなるように焼く。。。肉の色が変わってきたらレモン汁を思いっきり絞りまくる。最近この店に来る客はほぼこれを注文する。白い御飯がどんどん進みまくる最強兵器。最近のこちらのお店を代表する売れ筋看板商品。たぶん原価割れだと思う・・・

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ここですかさず御飯をを注文して「ウチモトビビンバ」を作ってザブザブ食べる。羽曳野市役所勤務のウチモト氏の名前を冠したこのビビンバはモンドセレクション金賞を獲れるくらいの素晴しい史上最高のビビンバである。でもメニューには載っていない裏メニューなので小さな声で注文してね。

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最後は冷麺をハーフサイズで食す。サッパリしてとても美味しい。小さな店なので予約は必須。ガーリックオイルで食すのは最近クセになる。最初から最後までまさにコース料理のようなバランスの良さ。お腹いっぱいなんだけどとても気持ちいい食後感。

大阪市住吉区長居1-12-4
電話:06-6692-6171
営業時間:17:00~23:00
定休日:火・第1・3月曜日


カテゴリー 長居, 焼肉 |