西安その4

西安に行ったことのある友人がお薦めの「羊肉泡饃(パオモウ)」という料理を食しに行く。回族の料理なのでそこらへんの道ばたでも食べることは出来るがこの日は少し高級な店を通訳者にセレクトしてもらう。1階は庶民向けで使用した2階は個室で豪華な感じとなっている。

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いつものように青島ビールと前菜をいただく。酢蓮根のようなものやナツメを甘く炊いたものなど味に特徴のあるものばかりで食べ飽きない。

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主菜は川魚を揚げて甘いケチャップのようなソースをかけたものや胡麻を衣にした牛カツ。塩分不足のおすましのようなスープや固い焼うどんのようなものなど普段食べる中華料理と全く異なる回族の料理だけど食べ進むうちに慣れてくるのが楽しい。

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最後に登場したのが名物の「羊肉泡饃(パオモウ)」

西安人の主食である饃とよばれるパンというかピザ生地のような小麦粉のかたまりを手で小さくちぎってお椀に入れる。2階の個室の客はお店の方がちぎってくれる。そこに羊肉のスープを入れて春雨と柔らかく炊き込んだ羊肉のチャーシュがトッピングされる。濃厚でコクのあるスープが泡馍に染み込んですいとん状態となる。これをスプーンですくっていただく。泡馍がどんどん水分を吸収するので食べても食べても量が減らない。付け合わせのニンニクの漬け物や辛味噌を入れると風味が変わって楽しい。

古くなったパンを食べるための羊文化圏の方々(ウイグル)の料理と説明を受ける。味はイマイチであるがシルクロードに想いを馳せることが出来る食事でした。


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