2016年08月

酒菜や いしもん西対(にしつい)

大阪第一ビルの地下にある鮮魚を主力とした表記の居酒屋さんを訪問。素材の良さとワンランク上の料理が低価格でいただけるということで連日超満席。「いしもん本店」、「いしもん対屋」に次ぐ「いしもん西対」という新店らしい。

場所は本店、対屋の北側の筋となり地下鉄四つ橋線西梅田駅を出た所。

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枝豆を出汁に付けたもの。青のり豆腐に旨出汁のゼリーを掛けたものも涼感があってとてもいい。牡蠣のオイル煮も塩梅がとても良く、いわゆる高級割烹の仕事である。イタヤ貝と松茸の炊きあわせも出汁のよさが秀逸。

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最近よく見る肉のウニ乗せだけど肉が上質であることと北海道産の雲丹が甘々でゼラチンの出汁の美味しさと相まってかなり感動する美味しさ。

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その他にも鱧とオクラの寒天寄せ、本マグロ赤身、西京焼、鱧天ぷらなど。。。どれも食材調理ともに手抜きなし。繁盛するのは自明の理。店が狭いのが玉にきず・・・

いしもん 西対魚介・海鮮料理 / 北新地駅西梅田駅梅田駅(阪神)

夜総合点★★★☆☆ 3.5


カテゴリー 梅田/JR大阪, 居酒屋 |

さのや 8月

先月に訪問して料理のコスパのよさに仰天した大正区の表記の立ち飲み店を再訪する。辺鄙な住宅街にあるんだけど夕方の5時半に店に入ると超満席(立ち飲みなので席はないが)しかし騒ぐ客がいないためにがさがさした感じはない。ビールをいただいて好きなものを好きなだけ所望する。

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まずはお造り盛りあわせ。マグロ、天然ハマチ、泉州のタコ、赤貝、剣先烏賊、さえずり(鯨の舌)、鯛の肝、名古屋河豚のタタキの8種盛り。これだけでお腹いっぱいになりそうな感じ。

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甘口の純米吟醸「Land of water」を所望。ジャケットがかなりクール。米の甘味がじんわりと後から感じる夏向けの軽快なお酒。

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ワタリガニ半分480円という劇的な安さ。味はイマイチだったけど安いからユルス。

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韓国料理等でよく使われるイシモチの新子を唐揚げにしたもの200円は初めて頂くが香ばしくてかなりいいお味。蛸と枝豆の煮物は180円、手羽塩焼きは180円、背開きにした海老の天ぷら280円、ベーグルパンは焼いてバターを乗せたものとベーコンチーズを乗せて7分間焼き上げたものの2種類。

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山形正宗の「夏の純米」は花火のジャケットが愛らしい。余韻の短いすっきりした味で手羽先にぴったり。このあとアカセン鉄板焼きアボガドキムチなどをいただいてお代は2800円なり。又来週行きます・・・

前回のさのやはこちら
大阪市大正区小林西2-15-35
090-9274-7663
16:00〜22:00 火休み、月不定休


カテゴリー 大正, 居酒屋 |

桜富士山

ずっと前に偶然、店の前を通り温めていた表記の店を一人で訪問。結果を言えばずっと前からの探し物を見つけたような喜びをこの店で見つけてしまい4日連続で訪問してしまっている。中毒なのかストーカーなのか変態なのかわからないけどそれだけの価値を私はこのインド料理店に感じてしまったことは事実。

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住吉大社の近くの奥まった路地裏の閑静な住宅街に位置する。最近よく見る古民家を改造したお店なんだけどエントランスが最高にかっこいい。店の外にはいろいろと注意書きが書かれている。格子戸を潜って石畳を渡って玄関までの草花がたくさんあるアプローチも素敵。

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玄関で靴を脱いで6畳の居間に入るんだけどそのすがらに店主のタマちゃんがしっかりと応対していただける。ちゃぶ台が3台置かれた店内はかなり清潔。掃除がこれ以上ないというくらい行き届いているのにビックリ。チリも埃も全くない。縁側から見える前栽も素敵。

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天井にはシャンデリアとネパールの旗が吊るされている。食事はカレーだけではなくスパイスを使ったお番菜もあるのが素敵。選べるお番菜がついた定食のようなセットもある。この日曜日はサッポロビールとお番菜で昼酒を頂いた。

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「店内におけるすべての写真お断り」ということなので今回は店主のブログの写真を許可を得て拝借する。訪問後に店主のブログ「カレー道」を拝見する。この店を始めるまでに東京の有名店で修行して何度もインドやネパールを何度も訪問し、実験店を2年間東京でされて凱旋帰阪。フレンチやイタリアンの世界でよくあるパターンだけどツンとしたところがないばかりか自然体なんだけどスパイスの効いた店主からのおもてなされ感が半端なくて一瞬で胸キュン状態となる。

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以下メニュー

■ カレー
:冷やしカレー 1100円
:ブラックぺッパルチキン 1000円
:どスパイシィ ラムキーマ 1100円.
:鰤マラバーリ 1000円
:サンバルスープカレー 900円
:クルチャ御膳1500円
(好きなカレー・チーズクルチャ・ミニライス・アチャール・ミニドリンク)
:桜富士ミールス 1500円
(チキンor魚カレー・サンバル・ラッサム・パパド・アチャール・ミニドリンク)
:桜富士セット 1500円
(お好きなカレー1ッ・お好きなおばんざい2ッ・パパド・アチャール・ミニドリンク)
■ おばんざい
:砂ずりのコンヒィ 400円
:ひよこ豆のサラダ 500円
:季節野菜のアチャール 400円
:マサラ水茄子 400円
:マサラ鰹たたき 500円
:マサラ煮玉子 200円

これ以外にもいろいろとある・・・

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4日間でいろいろなものを食べたけどすべてのメニューを制覇するにはあと5日くらいかかりそうな感じ。王道のブラックペッパルチキンを初めて食したときにその美味しさに声も出なかった。

ブラックペッパーだけではないパンチの効いた様々なスパイスが脳を刺激し、鶏や野菜の甘みや旨みが口一杯に広がる。オイリーさもなくて食後さらに空腹感が増すような魔法のカレーである。

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スパイスで笑顔を描かれたご飯もジャスミンライスと日本のお米をブレンドしたものでぱさつきもなくしっとりして食べやすい。。

その翌日食べたドライタイプのラムキーマも肉感がしっかりしてはまりまくる美味しさ。美味し過ぎて涙が出そうなくらいだった。普通の家の台所で黙々と料理を作る店主の後ろ姿はガネーシャが降臨したかのようなオーラがある。(ホントに夢を叶えてくれそう・・・)

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又その翌日にいただいた冷やしカレーもどんなものが出てくるかなと思っていたがスパイスのよく効いた魚貝系の透明のスープを冷やしたもので今まで食べたことのないものなんだけどかなり口に合う。辛いんだけどずっとひりひりが残る嫌な感じではないのがびっくり。

4日目がトマトでクリーミーな海老カレー。甘くて滑らかで魚介の味も効いていてこれも一気に平らげてしまう。チーズをナンで包んだクルチャも追加注文。ワインが欲しくなる・・・

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隣の客が食していたハマチのカレーも横目で見ておいしそうだった。・・・アルコールもホッピーやオリジナルの旭ポン酢サワー(思っていたよりも美味しいのにビックリ)や本気のレモンサワーなどこだわりのものばかり。

お番菜もスパイスの効いた煮卵は10個くらい食べたいと思ったし、砂ずりのコンフィは低温調理やガストロパックなんかくそくらえと思うような柔らかさと美味しさ。ひよこ豆のサラダを一つずつつまみながらビールを飲むとこの時間がいつまでも続くような錯覚に陥る。

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アッチャルもキャベツの浅漬けや茄子やズッキーニなどいろいろ。そのまま食せばお酒のあてにカレーに混ぜれば味に変化。。客に喜んでもらおうという想いがすべての料理から出まくっていて食べて美味しく見て楽しい。まさに「泣けるカレー」である。

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お店からの注文や禁止事項がいろいろと多いみたいだけどすべてのお客さんに美味しくカレーを食べてもらおうという配慮からくるものなので面倒と思ったりお店の趣旨が理解出来ない客は立ち入らない方が賢明。

食後にいただいたホットチャイはクローブが程よく効いてカレーの後にぴったり。こだわりの珈琲もひっくり返るくらいの美味しさで話を聞くと豆は新潟から取り寄せておられるようである。

このブログに掲載しようか私の秘密のお店にしようとかなり悩んだが店主のタマちゃんから許可をいただき写真もブログからお借りしていいということでここにアップする。当然、食べログには不掲載。こちらはカレー界のシンギュラリティーを起こす名店であり、来年ぐらいミシュラン3つ星獲らないかな・・・とか思いながら店を出る。

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カテゴリー 住吉大社, カレーライス |