アメリカ西海岸外食繁盛店視察 ③

パサデナの「ジャンバジュース・イノベーション・バー」を訪問。

14457527_1339907962687748_8485193559409672880_n

1990年に第一号店をオープン。現在ナチュラルでヘルシーなスムージを主力商品としてに全米で885店舗。コンセプトは「健康と幸せを世界の人々に広めること」商品にはトランス脂肪酸、高果糖コーンシロップ、人工保存料・香料は使用されていない。主力商品のスムージーは数種類あって注文するとそのつど材料をミキサーにかけてその場で作っていただける。

メニューは
・Immunity
・Energy
・Fiber
・Soy Protein
・Daily Vitamin
・Calcium
・Green Caffeine

その他に日本でも最近販売されているコールドプレスジュースもよく売れているようである。ビバリーヒルズの店舗ではブリトニースピアーズがスペシャルジュース12$を求めてよく訪問することで大ブレイク。

2016-09-27-10-26-28

こちらのジュースやスムージーは日本と違って機能性を重視。以前からある普通のスムージーにサプリ、小麦若葉、黒糖を加えて機能性と食事性を高める。いろいろなフルーツと野菜の組み合わせで飲み応えのあるものとなっている。

2016-09-27-10-10-45

ビジュアルも美くしい。店内はグリーンをベースにしたカッコいい空間。

14572831_1095665277156075_7740629696259803993_n

Wheatgrassのショットもある。注文のたびにはさみで必要分刈り取られる。
2016-09-27-10-17-23

出来立ての青汁は美味いとはいえないが身体に沁み渡る苦さ。。。

14520530_1339908092687735_3626858711701534684_n

此方の店はラボという位置づけの実験店。ジュースやスムージの他にもキヌアボウルも販売。写真はメキシカンなサウスウェストボウル6.99$ 思いのほか美味しかった。

2016-09-27-10-36-08

数年前の渡米からベンチマークをしている「ブレイズピザ」

今回はパサデナの創業店を訪問。2012年スタートで現在150店舗。この5年間で急成長。
1店舗あたりの平均売り上げは2億5000万。最大の特徴はサブウェイと同様のBYO(ビルドユアオウン)。自分で商品の内容をカスタムできること。生地の種類やソースを選んで制限なくトッピングも乗せ放題で定額と言うこと。いくら乗せても直径約30センチのピザが7.95ドル+税というのはかなり安いと思う。生地やトッピングの食材はすべて手作りされる。どこのお店も常に大行列。

注文方法
①最初にイートインかテイクアウトかを聞かれる(here or to go?と聞かれるだけ)
イートインと言うとBuild Your Own(具材・乗せ放題)か定番メニューかを尋ねられる。

②Build Your Ownと返答すると名前を聞かれる。「マイケル」とか適当なアメリカンネームで答える。

③好きなピザソースを選ぶ
・classic red sauce (トマトソース)
・spicy red sauce (スパイシーソース)
・white cream sauce (ホワイトクリームソース)
・garlic pesto sauce(ガーリックペストソース(緑色のソース)

④好みのチーズを選ぶ(モッツアレラ・ゴルゴンゾーラ・フェタ等・何種類でもOK)

⑤「ミート」を選ぶ(ペパロニ・サラミ・ソーセージ・ハム等・何種類でもOK)最後に玉ねぎやピーマン、マッシュルームなどの野菜やオリーブ、香草を選んで終了。

⑥ドリンクの要不要を聞かれてから会計。

2016-09-27-10-50-48

会計のあいだに高温のガスオーブンでピザが焼き上がるという仕組み。クリスピーなピッツァの食感は軽くて一定の上質感も感じられる。フードコート等でよく見かけるアメリカンピザとは一線を画す。イートインの客のほとんどが楽しそうに食事をしているのが印象的。焼き上がりもとても美しい。価格以上の価値はかなりある思う。

2016-09-27-10-51-35

このようなレストラン仕様の商品が低価格でカジュアルに食することが出来るということに意味がある。自分で選んだ好きな具材の乗ったピザが低価格で5分以内に提供出来るというだけですごい収益を上げるビジネスとなることを学ぶ。。

2016-10-02-17-25-58

現在ロサンゼルスで最も人気のある寿司店の「シュガーフィッシュ」を訪問。現在LAのビバリーヒルズを旗艦に、ブレントウッド、サンタモニカ、マリナデルレイ、スタジオシティ、カラバサスやダウンタウンなどに10店舗ほど展開。手巻き寿司専門の「kazunori sushi」も2店舗展開されている。

2012年に閉店した「Sushi Nozawa」はシェフのおまかせメニューしかない行列ができる伝説の店として有名で、アメリカ的な寿司ではなく世界中から厳選した新鮮な食材にこだわった本格的なトラディショナルな寿司店として大人気の店だったらしい。

そのレジェンド寿司店の伝説は
・予約は一切取らない
*スティーブンスピルバーグからの予約も「そいつのこと知らない」といって断る。ジョントラボルタも入店を断られたらしい。

・カリフォルニアロールとかを注文する気に入らない客には「get out!」と言って帰らせる(周りの客はそれを見て楽しむ)
*彼は自分が修行した日本の「師匠」達をリスペクトしているため、自分の寿司は「師匠達の教えのもの」と言う考えがあり、日本にないカリフォルニアロールのような寿司を提供することは「師匠に申し訳ない」と言う気持ちになるかららしい。

・メニューは「Trust me」
*自分が選んだメニューが一番美味しいという寿司原理主義者ともいえる考えを客に押し付ける。

・2012年のsushi NOZAWAの閉店日には、LA中のマスコミと長年のお客さんで大賑わい
*テレビ局のヘリコプターまで出動されたらしい。

こちらのシュガーフィッシュは、そんな「Sushi Nozawa」の寿司哲学を受け継いだ店で店主のご子息が作り上げたおしゃれな寿司店。メニューはアメリカ的なフュージョン寿司は一切なく、ネタそのものの良さを味わえる日本的なメニューばかり。

店の雰囲気はモダンで、センス良くまとめられ、スタッフの教育も行き届いている。

メニューは
【THE NOZAWA  SPECIAL TRUST ME】37$ 3種類あるコースの中で、一番たくさんのお寿司が食べられるボリュームたっぷりのコース。前菜のほかに、寿司12貫と手巻き寿司2本のセット。

【TRUST ME/トラスト・ミー】27$ 前菜のほかに、寿司8貫と手巻き寿司2本のセット。
どちらのコーもの内容はほとんど同じ。

【TRUST ME light】19$

前菜はオーガニックの枝豆(冷凍品)と薄めのポン酢に漬け込まれたマグロの刺身が登場。ネタはTuna Sushi(マグロ)、Albacore Sushi(カジキマグロ) 、Salmon Sushi(サーモン)、Nozawa Shrimp Sushi(海老)です。海老にぎりは「ノザワスタイル」でハーフボイルの海老を甘酢で軽く締めた食感も柔かな仕上がり。シャリはかなり温かい。
トロの手巻きやロブスターの手巻きもアラカルトで所望する。海苔がとても上質で香りがとてもいい。

2016-10-02-17-26-11

会計は税金とチップが16%自動計算。。気軽に美味しい寿司を食べるのにぴったり。いいお店です。 (続く・・・)


カテゴリー 海外, 未分類 |