2016年12月

KAlarz(カラーズ)

北新地の蜆楽通りの入り口、かに道楽の横にあるカジュアルフレンチ。使い勝手もよく本格的な内容の割りに値段もこなれているので気の張らない友人との食事に重宝する。この日は打ち合わせのあとで友人と3人で訪問。
店は1階のカウンター席と2階の個室に別れていて入口も別々。新地本通りからの入口は1階カウンター席のみで2階の個室には路地から入るようになっている。

コース料理もあるけどこの日はカウンタ−でアラカルトで好きなものをいただく。

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座付きにカボチャのポタージュスープ。エスプーマーで泡立てられたミルクと濃厚なカボチャのスープを混ぜていただく。素材の良さがよくわかるホッとする味。

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前菜盛り合わせは3人なので少しおまけしてくれた。鰯のマリネ、タコのカルパッチョ、鴨ロース煮、さつま芋ロースト、ポテトサラダ、枝豆のジェノベーゼ、牡蠣のコンフィ、ラタトゥーユ、きのこのマリネなど。。和のテイストも入っていてお箸でいただけるのは嬉しい。ホステス連れの70才くらいの高齢の客も多く、そういう方には食べやすくて嬉しい内容だと思う。団体客は来ないし女性客も多いので概して客層は良い。

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シーズナブルメニューのせこ蟹とアボガドのサラダ1500円は普通に美味しい。しかしながらセコ蟹の外子はパサパサするのであまり好きではない。。

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海老のカダイフを使った揚げ物1800円は思ったより原材料の質が良くて、聞くと活の赤足海老を使用との事。味噌も足の付け根部分も美味しくいただいた。付け合わせの沖縄産のとうもろこしがビックリするくらい美味しかった。

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ワインは「お任せで樽味の効いたしっかりしたもので安くて美味しいもの」とお願いしたらシャルドネのトリュフィエールをすすめていただいた。モンラッシェの15000円くらいのもの。百貨店では8000円くらいでたまに買っていただく好きなタイプ。安くて美味しいワインは本来あり得ないけど価格とのバランスを考えたときにこれはドンピシャの逸品。

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フォアグラのリゾット1400円(写真は3等分に分けたもの)には刻んだトリュフが入る。トリュフエールワインとの相性は言わずもがな。米の火入れやソースの塩分濃度などは完璧。

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黒毛和牛のポワレ3500円は赤身肉だけど味はイマイチで残念。そんな日もある・・・

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〆に名物のウニのパスタ1900円(写真は3等分)をいただいて終了。この他にも看板メニューの蟹クリームコロッケや活ローブスターのローストなどが人気商品。少しだけ高級なフレンチ居酒屋って感じかな。この日はビールとワインをいただいて一人1万円でした。帰りに近くの立ち呑み酎ハイ屋に立ち寄るのはすでに習慣となっている。

過去のカラーズはこちら

大阪市北区曽根崎新地1−6−7
06-6345-5669


カテゴリー 梅田/JR大阪, フレンチ |

s201

最近よく訪問する昭和町にある飲茶専門店。昼はランチで夜はディナーとバー利用も出来る。少し前にテレビで紹介されたと言っていた。昼間は1500円と2000円のコースがあって女性客でいつも満席。

場所は昭和町交差点近くのミスタードーナッツが入る築50年のリノベーションレトロビルの2階。

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オーナーもシェフも福臨門で修行をされたと言っていた。福臨門の名物点心の海鮮スープ餃子がビックリするくらいの価格でいただける。

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この日はバータイムに訪問してワインやハイボールと一緒に飲茶をいただく。私がこちらのお店で一番大好きな「ハチノスの煮込み」はシンガポールの添好運(TIM HO WAN)でいただいたものとほぼ同じ。柔らかく煮込まれた部厚いハチノスをスパイスの入った上湯で煮込んだものだけど食感も後口も良くてとてもいただきやすい味付け。あまりにも大好き過ぎてこの日はお代わりをしてしまう。

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海老餃子はプリプリで歯ごたえの良いニラ餃子も秀逸。ワイングラスもピカピカ。ワインもいろいろなものを取り揃えていて何度訪問しても飽きない。

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肉まんはホテルでいただくような外国仕様。甘味のある餡がワインとドンピシャ。

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サービスでバラ肉の燻製を出していただいた。実験中との事らしい。ウイスキーの樽を使って塩漬けのバラ肉を温燻。オーク樽特有のカビ臭さも残っていてかなりマニアックな仕上がり。この他にも小籠包、海老とほたて餃子、海老とニラ餃子、大根餅、餅米揚げ餃子、海老団子など本格点心がメニューに並ぶ。どれもがワンランク上の美味しさで何を食しても間違いない。

年明けに又来るね〜と言って店を出る。。

大阪市阿倍野区阪南町1丁目50 昭南ビル2F
飲茶:11時半〜14時半
飲茶&BAR:18時〜23時半
定休日:水曜日


カテゴリー 昭和町, 中華料理 |

二葉園

昭和町駅徒歩30秒の洋服の青山の横にある老舗中華料理店。私が高校生の頃にはすでに営業していたので40年くらいは営業していると思う。5年くらい前に改装した外観はヌーベルシノワ調だけどメニューは古典的なものが多い。お店は家族経営で昔いた職人さんの息子さんが今はフライパンを振ってお母さんがホール担当。

料理はすべてあっさりした優しい味付けが有名で女性客比率がとても多い。隣に王将があるのでなおさらかも知れない。昼時はいろいろな定食もあり大根の丼などヘルシーなものもメニューに並ぶ。この日はいつもいただく麻婆豆腐定食720円を所望する。

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こちらの麻糢豆腐はとても特徴的で一言で言えば「全く辛くない」
美味しいか不味いかと言えば「かなり美味しい」

麻婆豆腐は挽肉と赤唐辛子・花椒・豆板醤、トウチなどを炒めてから鶏がらスープを入れてしばらく豆腐を煮る料理だけど本場の成都もそうだけど思いっきり油を使うのが特徴。
黒い粉状に粉砕された中華山椒の痺れ感と唐辛子の辛みを尊ぶ世の中だけど私ははっきり言って日本人の口には合わないと思う。有名店も沢山訪問したけど豆腐の柔らかさと辛さと油っこさと独特の熱さがそれぞれの食材の相性を感じる事が出来ずどうしても昔から口に合わない。

此方の店はスパイスを想いっきり控えてその代わりに鶏のスープ感をしっかり感じる事が出来るオリジナリティーあるもので当然のことながらご飯との相性もバッチリ。しっかり煮込んでいるので豆腐の水分も抜けて鶏のエキスが豆腐に染み込んでとても滑らかな状態となる。油っこさはみじんも感じる事はなく女性や子供も食べやすい料理となっている。文章で説明はなかなか出来ないけど食べれば判る。

麻婆豆腐で有名な福龍園、中国菜オイル、中国厨房しゃんらん、香山などの本場の味を謳う店のものとは全く別物で食後感もとても良い、私の好みの麻婆豆腐でした。ちなみにエビチリも同様の事由でお薦めです。

大阪市阿倍野区阪南町1-47-3
06-6624-2143
11:15-21:30
火曜休み

二葉園中華料理 / 昭和町駅文の里駅松虫駅

昼総合点★★★☆☆ 3.0


カテゴリー 昭和町, 中華料理 |